カメラ初心者が最速で上達できる方法!一眼レフ&ミラーレス

「ミラーレスを買って3年も経つのに、なかなか上達しなーい」

今回はデジタル一眼レフカメラ or ミラーレスカメラを使って、最速で上達する方法、写真がうまくなるコツを記事にしてみたいと思います。

これまで撮影テクニックの本などたくさん読まれた方は、一度技術的なことは忘れて、好きなお気に入りの写真を探してみてください。

写真雑誌、写真集からでもインターネットからでも構いません。

カメラ初心者がきれいな写真を撮るコツ

絵が上手くなるための勉強の一つとして 「模写」 がありますよね。あれと似たような方法になります。下記方法を実践することでカメラ初心者の方は、間違いなく上達しますので、試してみてくださいね。

まず複数の好きな写真、撮影してみたい写真を探してみてください。

好きな写真を探す際は、できるだけ
下記3つの条件が当てはまるものを探しましょう

1.目印となる被写体があり、季節がわかるもの
2.あなたが写真の季節に訪れることができる場所
3.撮影情報のわかるもの

お気に入りの写真を探すポイントは、目印となる被写体、季節がわかるものを探してみてください。

まず場所と季節がわかれば撮影に行くことができますからね。

渡月橋

EF16-35mm F4L Ⅱ USM 1/30秒 F11 ISO200 京都・嵐山 朝日 2月撮影

それでは、上の写真が3つの条件に当てはまるか見ていきましょう。

1.目印となる被写体があり、季節がわかるもの

まず撮影された場所が「京都・嵐山」と記載されています。奥に橋が見えますが、嵐山で有名な橋は「渡月橋」ですよね。季節も「2月撮影」とありますので、雪降るタイミングで渡月橋付近を訪れていることがわかります。
ある程度、推測することができますので「撮影してみたい写真」として1番はクリアしています。
2.あなたが写真の季節に訪れることができる場所

撮影地は「京都・嵐山」。冬の雪降るタイミングに京都・嵐山に行くことができる方はクリアしています。
3.撮影情報がわかるもの

写真下のキャプションに「 EF16-35mm F4L Ⅱ USM 1/30秒 F11 ISO200 」と撮影情報がわかるようになっていますので、3番もクリアです。

まず1つ目の条件ですが、
お気に入りの写真と同じような写真を撮影するためには、場所の特定が必要です。今回の画像には「渡月橋」という分かりやすい目印がありますので、場所の特定は比較的容易かと思います。

撮影場所は目印となる「渡月橋」の位置確認をしながら、Googleマップで場所や方角の確認をしておくのもオススメです。

2つ目は何度も訪れることができる場所であること。
同じ季節、場所で撮影しているにもかかわらず、何かが違う・・・と感じることも多いはずです。いろいろと試行錯誤しながら反復して撮影地に赴くことが大事なポイントになります。

3つ目は撮影情報。
写真雑誌などは、撮影情報が記載されています。カメラ機材、撮影日、時間、ISO、絞り、シャッタースピード、露出補正、ホワイトバランスなどの類です。

写真雑誌などの撮影情報に時間が明記されていることは少ないですが、撮影日や「朝日」か「夕日」の記載があれば、おおよその時間帯は想像することができます。

上の写真は条件がすべて揃っていますので、まずは同じ場所、同じ構図で撮影をしてみてください。

今回の写真で注視すべきポイントは?

1.レンズ「 EF16-35mm F4L Ⅱ USM 」
2.シャッタースピード「1/30秒」

の2つです。

まず1番の「レンズ」からみていきましょう。

一般的に標準ズームレンズ(EF28-70mmなど)をお持ちの方は多いと思いますが、今回使われているレンズは「16-35mm」の広角Lレンズです。

16mmで撮影されている写真だった場合、どうがんばっても「28-70mm」では撮影できません。後ろに下がればよいかもしれませんが、まず撮影ポジションが変わってしまいますよね。

「同じ場所、同じ構図で写真を撮る」という目的からはずれてしまいますので、できるだけ避けてください。

使用しているレンズの違いが「カギ」

「いい写真を撮る」「きれいな写真を撮る」には、どのようなレンズを使っているのかを知ることも大切なことです。

今回使用されているキヤノンの「Lレンズ」は、安くても15万円前後のものばかりです。メーカーがなぜリーズナブルなレンズと高価なレンズを販売しているのかを考えてみると、自然と答えが見えてきます。

それだけの価値、写真の出来上がりに差があるからこその価格設定です。これから写真を長く楽しんでいくのであれば、各メーカーの”顔”となる高品質のレンズを購入することで、満足度が10倍、20倍にもなって帰ってくるはずです。

写したくない沢山の情報まで入ってくる「16-35mm」の超広角レンズを使いこなせれば、かなり上達していると言えるかもしれません。

標準ズームレンズにもう1本お考えの方は、ぜひ広角レンズもご検討ください。個人的には望遠レンズよりも超広角レンズがおすすめです。

※使用されているレンズのF値は「F4」となっていますが、新しいモデルが販売されていますので参考にしてください。

一眼レフ初心者が上達する方法

EF24-70mm F2.8L Ⅱ USM 1/13秒 F16 ISO320 京都・木津川 1月撮影

それでは次に夕焼けの写真です。
上の写真が3つの条件に当てはまるか見ていきましょう。

1.目印となる被写体があり、季節がわかるもの

写真のキャプションに「京都・木津川」とありますので、頑張れば場所の特定ができるかもしれません。が、周辺に目印が少なく少し難しいような気がします。

季節に関しては「1月撮影」とありますので、冬に撮影されたものということが分かります。
2.あなたが写真の季節に訪れることができる場所

「京都・木津川」と記されていますので、京都付近にお住まいの方であれば、訪れることができます。
3.撮影情報がわかるもの

写真のキャプションに「 EF24-70mm F2.8L Ⅱ USM 1/13秒 F16 ISO320 」と明記されていますので、撮影情報は十分ですね。

木津川の夕焼けの写真ですが、場所の特定に時間がかかってしまいそうです。その他の条件は問題ありませんが、うまくなるための参考写真としては、おすすめできません。

目印となるものが写真に写っているものを探すようにしましょう。

嵐山

EF24-70mm F2.8L Ⅱ USM 1/30秒 F11 ISO200 1月撮影 朝日

それでは次に朝日の写真です。
3つの条件に当てはまるか見ていきましょう。

残念ながら上の写真には場所を特定できる目印がなく訪れることができませんので、参考写真としてはおすすめできないものとなります。

できるだけ目印が明確なものを探して、参考にしてみてください。

あとは実際に一眼レフを持って訪れてみることです。できる限り同じ場所、同じ画角で撮影をしてみましょう。ネットで見つけたものはスマホで確認できるよう「お気に入り」に登録しておくと良いかもしれません。

F値を任意の数値に変更する方法

デジタル一眼レフカメラのモードダイヤル

上写真のようにプログラムオート(モードダイヤル「P」)になっている所を「Av」モードにして撮影します。

「P」モードで撮影していた人にとっては、わかりにくいと思いますので、詳しくはこちら「絞り優先(Av)モードで撮影してみよう!」をご覧ください。

慣れてくると撮影情報を見ながら

「手持ち撮影では厳しいから三脚を持っていこう」

「新しいレンズ買わなきゃダメだ(苦笑)」

などいろいろと発見できるようになります。

今回の写真をみて撮影をしていると

「ただの人マネじゃん」

と思う方も中にはいるかもしれませんが、オリジナリティ、個性を重視したいのであれば、まずいい写真をたくさん観て、模倣すること、マネをすることが一番の近道です。

スポーツもまずは基礎から学び、悩み、そして個人の個性が出てくるものです。

まずは何度も真似をしながら撮影回数を増やしてみてください。技術も身につき自然と上達していきます。

そして上手くなっているのが実感できるようになったら、写真コンテストに応募してみるのもオススメです。

自分の撮影条件と異なるところを一つ一つ見つけて改善していくことが上達のポイントです。

2枚目の「木津川と夕焼け」写真と3枚目の「朝日と散歩道」の写真は、キヤノンの EF24-70mm F2.8L Ⅱ USM で撮影しました。

いままできれいな写真が残せなかった方、
ぜひレンズにも注目してみてくださいね。

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