冬山の服装

冬山の服装

冬山には何を着ていけばいいのだろう???
撮影中はじっとしていることも多いので、防寒はたいへん重要ですよね。

 

私も最初は失敗の繰り返しで、以前に冬山登山の休憩中に汗が冷えてしまい体温が下がったことがありました。

氷水に浸したタオルを背中にペタッとされた感じで、宇宙に飛んでいけそうなエネルギーを感じました。(笑)

 

冬山ではやはり速乾性・保温性の高いインナーがオススメです。




 

今回紹介する冬山の服装は、寒さを忘れ撮影に集中できる優れもの。
はじめての冬山撮影に行かれる方は、ぜひ参考にしてみてください。細かな機能は、またの機会に説明致しますね。

 

インナー

↑ 左上写真が冬山の服装すべてです。
※ズボン(パンツ、ボトム)は写っていませんが、お持ちのもので良いと思います。ちなみに私はポケットの多いカーゴ系のズボンを履いています。

まずインナーですが、(写真上の右)上半身は丸首のアンダーウエアとジッパー付きのアンダーウエアを重ね着しています。

 

モンベル インナー

↑ 左写真が丸首、右がジッパー付き。どちらも薄くて軽い、保温性、速乾性の高いアンダーウエアです。

 

某有名衣類メーカーのインナーと、スポーツメーカー系のウエアを使用したことがありますが、mont-bell (モンベル)のアンダーウエアは汗をかいた後の速乾性に優れ、乾くまでのスピードが他を圧倒しています。

 

他のアウトドア系のブランドでも良いものは沢山あると思いますが、mont-bell (モンベル)は日本のメーカーで、過酷なアイガー北壁の登頂にも成功した辰野 勇さんが創業した会社。

登山者の思いが反映された素晴らしいアイテムが多いのが特徴です。

 

 

辰野さんは、過去の冬山登山で粗悪な手袋で凍傷にもなったことがあり、高機能で安全性の高い装備の必要性を痛感して、1975年にmont-bell(モンベル)を創業。品質もよく価格もリーズナブルなものが多いので、ぜひ一度お店に足を運んでみてください。

 

話を戻しましょう。
普段使いでは、衣類メーカー、スポーツメーカー系のアンダーウエアもまったく問題ないのですが、雪山にも使用できる・・・と判断してしまったのがよくなかったです。。。アンダーウエアも用途に合わせて使い分けることが大切です。。。( ̄_ ̄ i)

 

丸首のウェアの上にジッパー付きのアンダーウエアを重ね着しているのは、体温調節のためです。登りは汗をかきやすいので、こまめにジャケット(ゴアテックス)やフリース、アンダーウエアのジッパーを上げ下げして体温調節を図っています。ズボン(パンツ、ボトム)の下にも同じように保温性、速乾性の高いアンダーウエアを身に着けています。ちなみにアンダーウエアの上下は、すべてmont-bellの「ZEO-LINE(中厚手)」。

 

「ZEO-LINE」は、薄手、中厚手、厚手の3種類が用意されていますが、中厚手2枚を重ね着(上半身)しています。街の散策などには1枚でも十分暖かいので、応用がきく中厚手がおすすめです。

 

靴下、フェイスマスク、帽子、ネックウォーマー

靴下は厳冬期登山用の靴下を着用。靴下はこれで十分暖かいのですが、雪の上で長く立ち止まって撮影をしているとつま先が若干冷えてくる感覚がありますので、冷え性の方は薄手の靴下を重ねるなどの対策をした方が良いかもしれません。

 

フェイスマスクとネックウォーマーは風の強い日に着用しています。フェイスマスクは手のひらサイズに折りたためますので、普段はリュックの中にしまっています。

 

風の強い日は、冷気がジャケットの中に入ってこないようにすることが肝心。ネックウォーマーやタオルを首に巻くなどして、ジャケットのジッパーを締めて暖かい空気が逃げないようにします。

 

 

帽子は常に着用していますが、天気の良い日は取ることもあります。

実は晴れの日に帽子を紛失したことがあるのですが、下山時はリュックに入れておいたフェイスマスクが役に立ちました。

 

フリース

インナーの上に着ているモンベルのフリース「クリマエア」。

 

これは暖かいです。。。綿シャツ1枚にフリース(クリマエア)を着ていると、暖房の効いた建物内では暑いくらいです。

 

雪山でも天気の良い日は、アンダーウエア(ZEO-LINE 2枚)とフリース(クリマエア)だけで登ることもあります。袖口に親指を通す穴が開いていて、ちょっとした作業にも手の甲が暖かく助かります。モコモコしたジャンパーを着る時も袖が中に入っていかないので便利ですね。

 

ゴアテックスジャケット

ジャケットとパンツ(ズボン)ですが、どちらもゴアテックス(GORE-TEX)です。防水性と透湿性に優れた素材になっています。ゴアテックスは1981年にNASAの宇宙服にも採用されている高品質な素材です

 

雨や風を通さず、汗や水蒸気を外に逃がしてくれますので、ジャケットの下に保温性の高い衣類を着用していれば、厳冬期でも鬼に金棒アイテムです。

 

ゴアテックスを身につけていても、冷たい風がジャケット内に入ってきては意味がありませんので、状況に合わせて袖口や腰、首回りにある調節用の紐を閉め忘れないようにしましょう。

 

上下共に15年以上前に購入したゴアテックスを使用していましたが、上着のジャケットは数年前に軽くて性能の高いものに買い替えました。(左上写真)

 

ゴアテックスのパンツ(ズボン)は、いまも利用しています。カメラのボディ、レンズと同じで10年もすると技術が進み、機能は良くなっていますが、これはもう少し使えそうなので、がんばってもらいます。

 

上記インナー、ジャケット類を着用していれば、1200m前後の低山、-5℃~-12℃位であれば、問題なく過ごすことができています。体温や気温の感じ方には個人差がありますので、予備の衣類を持参するなどして調整してみてください。