春になると辺りに梅の甘い香りが漂う月ヶ瀬梅林(月ヶ瀬梅渓)。
1922年に奈良公園と金沢兼六園とともに日本政府が最初に指定した史跡名勝の第1号となる場所で、月ヶ瀬梅林には約1万3千本ものウメが栽培されている名所となっております。
関西では有名な梅林で、梅まつり(2月下旬~3月末 ※要確認)の開催される時期は、高台からの素晴らしい景色を求めて毎年多くの人が訪れています。
月ヶ瀬 五月川(名張川)
月ヶ瀬梅林の資料館のすぐ横にある月ヶ瀬橋からの景色です。
まだ日が昇る前、名張川(五月川)周辺に霧が発生すると幻想的な風景が拡がります。
月ヶ瀬梅の資料館
2011年に完成した「月ヶ瀬梅の資料館」では、梅のお土産コーナー、月ヶ瀬観光の拠点としてウメに関する情報や地図なども入手できます。著名人が残した名品も展示されていますので、ぜひお立ち寄りください。
■月ヶ瀬梅の資料館 【住所】奈良市月ヶ瀬長引21−8 【電話】0743-92-0300 |
「名勝 月ヶ瀬梅林」と明記された石碑。
月ヶ瀬梅林(月ヶ瀬梅渓)のハイキングコースの入口になっています。
一番の見どころ「一目八景」までおおよそ20分くらいです。
絶景ポイント「一目八景」
↓↓↓ それでは「一目八景」からの景色をおたのしみください♪
「梅まつり」の期間中、運が良ければ霧が発生します。
息を飲む美しさに感動しますよ。
霧が晴れてくると、川沿いに咲く梅の花が姿を現します。
月ヶ瀬梅林の撮影ポイント。
月ヶ瀬梅林は、海抜200m~300mの高原で、「梅まつり」の開催されている時期(2月末~3月末)の朝は、まだ肌寒いのでジャケットは必須です。
陽が高くなってくるとジャケット類は不用となりますので、朝の撮影が終了したら車に戻って着替えると良いかもしれません。
たまに紅白のおめでたい梅の花もありますので、探してみると楽しいです♪
梅に関連したお土産屋さんもあちこちに出店しています。味見もできるので、ぜひお土産に購入してみてくださいね。
満開の梅と名張川(五月川)の絶景を眺めながらランチが楽しめる青空レストラン。もちろん店内で食べられるお店もあります。
青い空の下でビールでも飲みながら ” きつねうどん ” や ” おでん定食 ” を食べるのもいいですね~。
※お酒を飲みたい方は、どなたか運転してくれる人を連れていきましょう。
月ヶ瀬梅林 真福寺と周辺
月ヶ瀬梅林の山頂にある高野山真言宗のお寺「真福寺」。
月ヶ瀬一帯の梅の花が、これだけの広がりを見せたのには理由があります。
それは、
後醍醐天皇が2回目となる倒幕計画が再び幕府に漏れてしまい、後醍醐天皇が笠置山(奈良に近い山)に逃げ込みました。
その際、女官の姫若が月ヶ瀬に逃れ村人に助けられたことから、その感謝の意として梅の樹を真福寺に植え、育て広めたものが現在まで発展したとのことです。
天皇の立場にありながら、右に左に動いていたことを考えると、本当にたいへんな時代だったことが感じられますね。
月ヶ瀬梅林にある東屋。
ランチのときは梅の花の下で楽しまれている方も多く、空いている東屋がけっこうありますので、ご希望の方は諦めずに探してみてくださいね。
蛭子大黒社(Google map参照)の隣にある特産直売所。「桜まつり」と「梅まつり」のときだけオープンしているお店です。
お持ち帰り用とその場で食べていける草もちが販売されています。
炭火を使ってカリカリに焼いてくれるのですが、お餅とたっぷり入ったあんこが絶妙の旨さです。
おすすめですよ!
ぜひ「梅まつり」の帰りにでも寄ってみてください。
↑ お店は出てこないので、「蛭子大黒社」にてマークいたしました。
月ヶ瀬の梅で作った梅干し。
お餅を食べていると、お客さんが次から次と訪れては購入されてました。 おそらく地元の方かと思います。
お漬物も美味しいのでしょうね。
次回、いくつか購入してみます♪
【訪問地】月ヶ瀬梅林(月ヶ瀬梅渓)
【所在地】奈良県奈良市尾山桃香野
【開花状況のお問合わせ】0743-92-0300(月ヶ瀬観光協会)
【営業時間】
【入場料】無料
【駐車場】周辺に民間有料駐車場あり
【アクセス】JR奈良駅・近鉄奈良駅より奈良交通 観梅バス利用