冬の絶景ポイント。「明神平」「高見山」「三峰山」の美しい樹氷の森♪

今回は関西に移住をして初めて樹氷を見たときの感動をみなさんにも味わっていただきたく

一度は訪れたい♪ 樹氷(霧氷)が見れる奈良の絶景スポット

を紹介いたします。

樹氷(じゅひょう)」と言うと北海道や東北地方というイメージですよね。特に「スノーモンスター」で知られる蔵王や八甲田が有名です。

実は、ここ奈良でも「エビのしっぽ」と呼ばれる樹氷(霧氷)が楽しめるのです♪

奈良の樹氷三山明神平、高見山、三峰山)の標高は1200m前後の山となり、冬山ですので、アイゼン、登山靴等それなりの装備は必要となります。冬山登山が初めての方は、お近くのモンベル(mont-bell)、好日山荘、石井スポーツ、A&F COUNTRYなどのアウトドアショップで相談をしてみるといいですね。

初回からいきなり単独での冬山登山はおすすめできませんので、できればショップの開催する冬山登山に参加するのが安心・安全です。

冬山の服装はこちらの記事を参考にしてみてくださいね。

ちなみに「奈良の樹氷三山」というのは、勝手に名付けたものとなりますので、ご注意ください。(笑)

比較的のぼりやすい三峰山

三峰山(みうねやま)
標高】1235m
【駐車場】無料駐車場あり
【登山時間】約2時間~3時間
【トイレ】駐車場付近の「みつえ青少年旅行村」、登尾ルートの途中にトイレあり
【近くの温泉】 
1.姫石の湯(TEL 0745-95-2641)
2.曽爾高原温泉「お亀の湯」TEL 0745-98-2615
3.たかすみ温泉 TEL 0746-44-0777
【住所】 奈良県宇陀郡御杖村神未

日本三百名山の一つ

奈良の樹氷三山「明神平(みょうじんだいら)」「高見山(たかみやま)」「三峰山(みうねやま)」の中で登りやすい山は、御杖村の「三峰山」です。

明神平、高見山と比較して傾斜が緩やかなので、初めての方にもおすすめです。山頂の休憩スペースが広く、ランチタイムも場所に困ることはありません。

天候にもよりますが、上写真のように樹氷は溶け落ちてしまいます。
お昼前に到着できると素晴らしい景色に出会える可能性が高まりますので、早い時間に登り始めるとGOOD♪

三峰山の山頂付近。

樹氷と快晴はベストマッチですね。

こういった美しい樹の下でランチと考えてしまいそうですが、気温と相談しながら場所決めをした方がいいかもです。

お昼ごろは、気温も上昇し、溶けた氷がバラバラと落ちてくることがあります。気にならないと言えば気にならないのですが、溶け始めはかなりの量が降ってきますので、ご注意を!

↑ 天気の良い日は、関西のマッターホルン「高見山」を望むことができます。

冬山に登る1週間前、数日前、前日は、必ず山の天気を確認するようにしましょう。山の天気がわかるリンクを下記に記しましたので、参考にしてみてください。天気の悪い日(雪の降る日)、風の強い日は避けるのが無難です。

登山中に天候が悪化することもありますので、目の保護のためにもゴーグルをリュックに入れておくと安心です。

三峰山の駐車場、ルート詳細はこちら

スキー・スノボゴーグル メガネ対応 UV400 曇り止め ダブルレンズ 登山

↓↓↓ 奈良の樹氷三山「明神平」「高見山」「三峰山」の天気はこちらをご覧ください。
明神平の山の天気はこちら
高見山の山の天気はこちら
三峰山の山の天気はこちら

ソリ遊びができる明神平

明神平(みょうじんだいら)
【標高】1323m

【駐車場】無料駐車場あり
【登山時間】約2時間半~3時間半
【トイレトイレはないので、途中コンビニや道の駅で必ず寄ってくること。
【近くの温泉】駐車場から少し走ると「やはた温泉」あり。 TEL 0746-43-0333
【住所】奈良県吉野郡東吉野村大又

朝の時間帯は、優しい光が山腹を照らします。

いつまでも眺めていたい美しさですが、山頂をめざしましょう!

「明神平」は川を横切る渡渉(としょう)が3か所あります。ロープが張られているので安心ですが、安全のため一人ずつ渡ります。

たまに2人、3人が連なって渡っているパーティーも見かけますが、一人がつまずいてロープがどちらかに振れた場合、他のメンバーも倒れてしまう可能性がありますので、注意が必要です。

右手に見えるのは「明神滝」。

もうすぐで山頂です。

氷の彫刻も楽しめます♪

山頂の”あしび山荘”より。

明神平はソリ遊びができますので、オシリを乗せるだけの簡易ソリを持参する人も多いですよ。大人から子供まで楽しめますのでオススメです!

シニアの方も大きな声で笑いながら滑っていますよ。

絶景です!

”あしび山荘”は、天王寺高校が所有する山荘で、中に入ることはできないのですが、ベンチに腰かけることができます。

アイゼンを装着していると木が痛んでしまいますので、ベンチを使わせていただくという意識で必ずアイゼンを取って利用しましょう。

快晴の日に訪れることができたらラッキーですよ!

少し傾斜がキツめなので、初めての方は時間にゆとりを持って挑戦してみてください。

明神平の駐車場、登山ルート詳細はこちら

奈良のマッターホルン・高見山

高見山
【標高】1248m

【駐車場】無料駐車場あり 
【登山時間】約2時間半~3時間半
【トイレ】無料駐車場にあり
【温泉】駐車場に「たかすみ温泉」あり TEL 0746-42-0441
【住所】奈良県吉野郡東吉野村と三重県松阪市との境界にある山

高見山の樹氷トンネル。

パウダースノーで、雪はサラサラ、フカフカ。

樹氷のカケラの混ざった足元は「ズサッズサッ」と心地よい雪踏む音が聴こえてきます。

気温の低い日は、樹皮が薄っすらと白くなり美しい景色が拡がります。

高見山の山頂にある山小屋。

風の強い日は、途切れることなく「ゴーゴー」と鳴り響き、空気が冷やされマイナス10~15℃にもなります。

悪天候ほど山小屋に入った瞬間のあの安堵感、幸福感はたまりませんよね。(笑)

↑ これが「エビのしっぽ」。

どちらから風が吹いてきているか分かりますか?

実は右側からなのです。

「エビのしっぽ」は、風上方向に成長するものなので、上の写真では右側から風が吹いていることになります。風によって飛ばされてきた微小な水滴(霧)が木や岩などにぶつかり瞬間的に凍りついた姿です。

すごいですよね。

「エビのしっぽ」は気温マイナス5℃以下の環境で弱い風のときほど発達します。少し陽が出て気温が上昇してくると「エビのしっぽ」は、音を立てて落ちてきますのでヘルメットの準備を!(笑)

奈良には、他にも樹氷の楽しめる山はあるのですが、

明神平」「三峰山」「高見山」の三山がかなりの確率で樹氷を楽しむことができますので、興味を持たれた方はぜひ訪れてみてくださいね♪

高見山の駐車場、ルート詳細はこちら