毎年4月になると境内至るところにシャクナゲの花が咲く室生寺。
室生寺は奈良県宇治市にある真言宗室生寺派大本山の寺院で、女人禁制だった高野山に対し、女性の参詣が許されていたことから「女人高野」とも呼ばれていました。
もくじ
室生寺 仁王門
![参拝受付のあと、すぐ見えてくる仁王門。昭和40年に再建されたもの。門の回りもシャクナゲが咲いています](https://kyoto-nara.jp/upload/course/95/pic1.jpg)
参拝受付のあと、すぐ見えてくる仁王門。
昭和40年に再建されたもの。門の周りもシャクナゲが咲いています 。拝観受付を済ませ、仁王門をくぐると鎧坂と呼ばれる石階段が見えてきます。
室生寺の御朱印は、本堂、奥の院にていただくことができます。
![](https://kyoto-nara.jp/wp-content/uploads/2020/02/pic2-1-683x1024.jpg)
楼門をくぐると編笠かぶりの虚無僧が尺八を吹いていました。春と秋に聞くことができるそうです。
室生寺 鎧坂
![鎧坂と金堂。鎧坂の両側にはシャクナゲが咲いています!](https://kyoto-nara.jp/upload/course/95/pic3.jpg)
鎧坂と金堂。鎧坂の両側にはシャクナゲが咲いています。
室生寺 金堂(国宝)
![金堂(国宝)とシャクナゲ。](https://kyoto-nara.jp/upload/course/95/pic4.jpg)
金堂(国宝)とシャクナゲ。
国宝の金堂に向けて階段を登っていくと、階段の両脇にはシャクナゲの花が満開となり見事でした。
国宝の五重塔までの参道は、花に包まれた美しい景色が続きます。
室生寺 本堂(国宝)
![本堂(国宝)。本堂周辺の新緑とシャクナゲがきれいでした。](https://kyoto-nara.jp/upload/course/95/pic5.jpg)
本堂(国宝)。
本堂周辺の新緑とシャクナゲがきれいでした。
室生寺 五重塔(国宝)
![五重塔(国宝)。この日は天気に恵まれ、境内は力強い光が射していました。](https://kyoto-nara.jp/upload/course/95/pic6.jpg)
五重塔(国宝)。
この日は天気に恵まれ、境内は力強い光が射していました。
![](https://kyoto-nara.jp/wp-content/uploads/2020/02/pic7-4-683x1024.jpg)
五重塔の横に並ぶお地蔵さん。
![茎がマムシような模様をしているマムシグサ。](https://kyoto-nara.jp/upload/course/95/pic8.jpg)
茎がマムシような模様をしているマムシグサ。
![](https://kyoto-nara.jp/wp-content/uploads/2020/02/pic9-4-683x1024.jpg)
奥の院に向かいます。登りの階段が続きます。
![階段に文字が彫られていました。なんと書いてあるのでしょうね。](https://kyoto-nara.jp/upload/course/95/pic10.jpg)
![階段の登りきると奥の院があります。写真左手の御影堂(大師堂)は最古級の堂。](https://kyoto-nara.jp/upload/course/95/pic11.jpg)
奥の院までの階段に文字が彫られていました。
階段の登りきると奥の院があります。
写真左手の御影堂(大師堂)は最古級の堂。
![御影堂の奥にある七重石塔。](https://kyoto-nara.jp/upload/course/95/pic12.jpg)
御影堂の奥にある七重石塔。
室生龍穴神社
![室生寺から徒歩15分位の所に位置する龍神を祀る『室生龍穴神社』。](https://kyoto-nara.jp/upload/course/95/pic13.jpg)
室生寺から徒歩15分位の所に位置する龍神を祀る『室生龍穴神社』。
![](https://kyoto-nara.jp/wp-content/uploads/2020/02/pic14-1-683x1024.jpg)
2本の杉の木の根本が一体化した「連理の杉(夫婦杉)」。
![室生龍穴神社の「拝殿」。室生寺の般若堂を移築したものと言われています。](https://kyoto-nara.jp/upload/course/95/pic15.jpg)
室生龍穴神社の「拝殿」。室生寺の般若堂を移築したものと言われています。
![1万本のシャクナゲが咲き誇る「しゃくなげの丘」。文字はペットボトルで作られているんですよ。](https://kyoto-nara.jp/upload/course/95/pic16.jpg)
室生寺の拝観後、車で移動していると「一万本の花が咲く 弁財天石楠花の丘」という看板が目に留まります。室生寺から8km程度なので訪れてみました。
写真上は、1万本のシャクナゲが咲き誇る「しゃくなげの丘」。文字はペットボトルで作られているんですよ。
現地に到着すると咲いていたのは、な・な・なんと数える程度のシャクナゲ・・・。
お祭りの準備をしているスタッフさんに聞いてみると、室生寺よりも標高が高いので、開花も1週間から10日あとに満開になるとのことでした。
金比羅神社
![](https://kyoto-nara.jp/wp-content/uploads/2020/02/pic17-683x1024.jpg)
金比羅神社。
まだシャクナゲの花は咲いていませんでした。
![まだ蕾です。標高が高いので、室生寺よりも1週間ほど開花は遅いとのこと。](https://kyoto-nara.jp/upload/course/95/pic18.jpg)
まだ蕾です。標高が高いので、室生寺よりも1週間ほど開花は遅いとのこと。
岡寺 仁王門とヤマブキの花
![岡寺仁王門とヤマブキの花。](https://kyoto-nara.jp/upload/course/95/pic19.jpg)
岡寺仁王門とヤマブキの花。
岡寺の牡丹も満開と聞き、訪れてみました。仁王門前は黄色いヤマブキの花、手水舍(ちょうずや・てみずしゃ等)と池には牡丹の花が浮かび、陽の光に輝いていました。
岡寺の御朱印は本堂内の納経所にていただけます。
岡寺 ボタン(牡丹)の花
![手水舍に浮かぶ華。不思議とお水がきれいに見えました。](https://kyoto-nara.jp/upload/course/95/pic20.jpg)
手水舍に浮かぶ華。不思議とお水がきれいに見えました。
岡寺は明日香村の東にある岡山の中腹に位置していますが、創建当時は岡寺の西に位置する現在の治田神社(はるたじんじゃ)の場所にあったと推定されています。
![本堂手前にある階段の牡丹は枯れ始めていましたが、本堂横は満開でした!](https://kyoto-nara.jp/upload/course/95/pic22.jpg)
本堂手前にある階段の牡丹は枯れ始めていましたが、本堂横は満開でした。
![昭和61年に再建された岡寺の三重塔。](https://kyoto-nara.jp/upload/course/95/pic23.jpg)
昭和61年に再建された岡寺の三重塔。
![三重塔のある高台からの眺望。](https://kyoto-nara.jp/upload/course/95/pic24.jpg)
三重塔のある高台からの眺望。
![境内の散策路とシャクナゲ。](https://kyoto-nara.jp/upload/course/95/pic25.jpg)
境内の散策路とシャクナゲ。
![本堂を上から見下ろせる場所があります。手前に咲くのは、シャクナゲとシャガの花。](https://kyoto-nara.jp/upload/course/95/pic26.jpg)
本堂を上から見下ろせる場所があります。
手前に咲くのは、シャクナゲとシャガの花。
![奥の院「弥勒の窟」。石窟堂の奥には、弥勒菩薩座像が安置されています。中には腰をかがめて入ります。](https://kyoto-nara.jp/upload/course/95/pic27.jpg)
奥の院「弥勒の窟」。石窟堂の奥には、弥勒菩薩座像が安置されています。中には腰をかがめて入ります。
![道の傍らにある仏足石。](https://kyoto-nara.jp/upload/course/95/pic28.jpg)
道の傍らにある仏足石。
岡寺 賓頭盧尊者
![お釈迦様の弟子「賓頭盧尊者(びんずるそんじゃ)」。大のお酒好きで色を赤くしています。](https://kyoto-nara.jp/upload/course/95/pic29.jpg)
お釈迦様の弟子「賓頭盧尊者(びんずるそんじゃ)」。大のお酒好きで色を赤くしています。
岡寺の本堂横にあるお釈迦様の弟子・賓頭盧尊者(びんずるそんじゃ)。身体の悪いところを撫でると治していただけると説明書きがありました。腸が弱いのですが、腸をなでようにも足を組んでいて場所的にどうかと、人目もあるので撫でるのを止めておきました。(苦笑)
![民間駐車場からの景色。岡寺の駐車場は無料となっていますので、空いている時は、利用しましょう!](https://kyoto-nara.jp/upload/course/95/pic30.jpg)
民間駐車場からの景色。
岡寺の駐車場は無料となっていますので、空いている時は利用しましょう。
岡寺は、以前は三脚使用が出来ていたようですが、マナーの悪化から使用を禁止にしました。撮影に邪魔な草木を折ったり、人が通る場所でも平気で三脚を立てて動かないなど、いろいろとトラブルがあったようです。
三脚を立てて構図を決めた後は、動かしたくないものですが、回りに目を配り、他の参拝者の迷惑にならないよう注意をしていきましょう。
ちなみに岡寺の駐車場は無料で、民間駐車場は500円です。民間の方が道路に面していて、わかりやすいのですが、空いているときは岡寺の駐車場を利用すると節約できますよ!
室生寺の拝観時間、駐車場、アクセス
【訪問地】室生寺
【所在地】宇陀市室生78
【電話】0745-93-2003
【公式URL】 http://www.murouji.or.jp/
【拝観時間】8:30~17:00(4/1~11/30)、9:00~16:00(12/1~3/31)
【拝観料】大人600円、子ども400円
【駐車場】最寄に民間駐車場あり
【アクセス】車ナビに「室生寺」または「0745-93-2003」とご入力ください。
近鉄室生口大野駅から室生寺前行きバス終点下車徒歩5分
【訪問地】岡寺
【所在地】高市郡明日香村岡806
【電話】0744-54-2007
【拝観料】 一般400円、高校生300円、中学生200円、小学生以下無料
【拝観時間】8:00 ~17:00(12月~2月 8:00~16:30)
【駐車場】 駐車場有(無料駐車場は対向車が来た場合、すれ違うことができない細い道があるため民営の駐車場がおすすめです)
【アクセス】車ナビに「岡寺」または「0744-54-2007」とご入力ください。
近鉄 橿原神宮前駅の東口より奈良交通バス「岡寺前」下車、徒歩5~10分。またはタクシー。