往駒大社の火祭り

往駒大社は火の神として知られ、歴代天皇の大嘗祭に用いられる火きり木を献上しています。
毎年10月に行われる火祭りは神社の氏子区域が北地区と南地区に分かれ、競争するというダイナミックで男らしいお祭りです。

往駒大社境内を御輿が全速力で駆けていきます。

往駒大社境内を御輿が全速力で駆けていきます。

火祭りは奈良県無形民俗文化財に指定されています。

御輿渡御では御輿が境内を駆け抜けます。
その次は御供上げです。
南地区と北地区に分かれ季節の果物などお供物を手渡しで早く御供えした方が勝ちです。
奉幣では氏子の発展を祈願し、お祓いをします。
そのあとは神楽の奉納があり、弁随舞(べんずりまい)があります。
弁随舞は「よいしょ」「よいしょ」「よいしょ」と声をかけながら体をひねります。
千年の伝統を誇る舞です。

他にも松明にススキを早く刺す事を競ったり、常に南北地域で速さを競います。
民衆が応援して古来からお祭りを楽しんでいたのでしょうね。

火祭りは奈良県無形民俗文化財に指定されています。

御輿は4基あり、全て並ぶと壮麗です。

御輿は4基あり、全て並ぶと壮麗です。

奉幣

奉幣

神楽奉納 緊張した面持ちの中学生が舞います。清々しい神楽でした。

神楽奉納 緊張した面持ちの中学生が舞います。清々しい神楽でした。

クライマックスの火取り。あっという間に走り抜けて行きました。。。

クライマックスの火取り。あっという間に走り抜けて行きました。。。

消火した後の松明。

消火した後の松明。

クライマックスの火取りは若者二人が燃えさかる松明を持って階段を駆け下りる速さを競います。
松明は高座の中で火をつけるのですが、燃えさかる松明で建物が燃えてしまわないかドキドキしました。

あまりに一瞬で走り抜けていったので写真を撮るのが大変でした。
往駒大社の火取りは地元の人で大変賑わっていました。
伝統ある地域のお祭りを支える担い手もたくさんいて嬉しかったです。
久しぶりに行きましたがとても楽しかったです。

往駒大社の最も古い記述は1550年前の「総国風土記」です。歴史があります。

往駒大社の最も古い記述は1550年前の「総国風土記」です。歴史があります。

いつもは広々とした境内ですが、火祭りの日は多くの人でにぎわいます。

いつもは広々とした境内ですが、火祭りの日は多くの人でにぎわっていました。

古くから火の神として崇められてきました。天皇の大嘗祭にも関係しています。

古くから火の神として崇められてきました。天皇の大嘗祭にも関係しています。

往駒大社
【住所】〒630-0200奈良県生駒市壱分町1527-1
【TEL】0743-77-8001
【拝観】自由
【駐車場】無料
【アクセス】近鉄生駒線「一分駅」から徒歩5分

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