各地に大きな爪痕を残した台風から2週間。
奈良市の東方に位置する春日山原始林の遊歩道を歩いてみました。
泰然としている春日山原生林。 木をなぎ倒すほどの力を持った大型の台風は、大きな爪痕を残していきました。
風によって捻じ曲げられた樹木。
痛々しいですね。叫びが聞こえてきそうです・・・。
2週間前は生きていたであろう木々の葉は枯れ、動くことが許されない過酷な世界に息をのみます。
渦巻き状の強風が発生したのか、 押してもピクリとも動かない大木が横たわります。
毒キノコにも見えるタマゴタケ。土部分には白い卵の殻のようなものがあります。
食すると美味しいそうですが、似たキノコに毒を持つ ” タマゴタケモドキ” や ” ベニテングタケ ” がありますので、迷ったときは食べない方が良いそうです。
歩いていると記憶に残る「気になる木」があるものですが、上写真の木もその一つ。倒れずに神々しい光が射していました。
山の斜面には倒れかけている木々が残っています。
遊歩道をふさいでいた木々の伐採作業などは終えていましたが、安全のためまだ行かない方が良いかもしれませんね。
【撮影日】 2018年9月19日(水)
【訪問地】 春日山原始林
【所在地】 奈良県奈良市
【拝観料】 無料
【駐車場】 近隣民間駐車場あり
【アクセス】奈良交通バスで「春日大社表参道」下車、徒歩。
または近鉄奈良駅、JR奈良駅より徒歩。
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