年に一度の鹿の角きりへ

一年に一度の鹿の角きりが行われました。
発情期を迎えた雄鹿の鹿によって町民が危害を受けたり、鹿がお互いに突き合って死傷する事を防ぐために江戸時代初期から始まりました。
当時は興福寺が鹿の管理をしており、奈良町奉行の要請を受けて始めました。

その後歩いて奈良公園内にある鹿苑へ。

3日で50頭ほどの雄鹿の角を切ります。
勢子たちが「赤旗」を持ち、角きり場に立派な角鹿を追い込み、「十字」を持った勢子が鹿の角に縄をかけます。
全速力で逃げ回る鹿と鹿の角に縄をかける勢子との攻防戦です。
鹿は怯えているようにも見えてかわいそうですが、鹿の角は切っても痛くはないそうです。
鹿が飛びかかって勢子さんが跳ね飛ばされることもありました。
脚力があるので鹿が正面に来ると危ないそうです。

競技場スタイルで観客が700人入るそうです。

競技場スタイルで観客が700人入るそうです。

鹿の角に縄をかけて捕まえます。

鹿の角に縄をかけて捕まえます。

神官役が角を切り離します。

神官役が角を切り離します。

一度に3頭づつ放たれます。まだ角を切っていない鹿が寄らないように赤い幕を張ります。

一度に3頭づつ放たれます。まだ角を切っていない鹿が寄らないように赤い幕を張ります。

角を切られたくないのか全速力で逃げ回ります。

角を切られたくないのか全速力で逃げ回ります。

角を切ったあと放す時に怪我をしないように注意を払います。ぴょんと跳ねて退場していきました。

それにしても割と簡単に縄をかけることができるので驚きました。
30分ごとに入れ替え制なのですが30分で3頭ずつちゃんと捕まえて切ることができるのですごいですね。

角を切ったあと放す時に怪我をしないように注意を払います。ぴょんと跳ねて退場していきました。

角を切られた雄鹿。心なしか元気がないような。。。

角を切られた雄鹿。心なしか元気がないような。。。

明治・昭和の戦乱期の一時期中断を除き現在まで継承されている古都奈良ならではの勇壮な伝統行事です。

鹿縁は春日大社の参道にあります。

鹿縁は春日大社の参道にあります。

鹿の角切りに行く前にランチをさくらバーガーで取りました。
さくらバーガーは近鉄奈良駅からすぐのところにあります。
看板にある家紋にはさくらから燻製の煙が昇るようすが描かれています。
煙はSAKURAのSを表しています。
本来はアメリカンバーガーのお店ですが、和風な家紋で奈良に店舗がある事をイメージしてほしいという願いが込められているそうです。

おしゃれな店内でさくら燻製ベーコンがとても美味しいです。
自家製のケチャップもトマトの味が濃厚で美味でした。
外国人観光客もとても多く人気のお店です。

奈良駅からすぐのさくらバーガー とてもおしゃれなお店です。

さくら燻製のベーコンがとても美味しいです。

奈良駅からすぐのさくらバーガー とてもおしゃれなお店です。
家紋はさくらの木、鹿は奈良の鹿をイメージしているそうです。

家紋はさくらの木、鹿は奈良の鹿をイメージしているそうです。

さくら燻製のベーコンがとても美味しいです。
ジンジャーエールには濃口と甘口がありました。両方とてもおいしかったです。

ジンジャーエールには濃口と甘口がありました。両方とてもおいしかったです。

鹿苑 角きり場
〒630-8212
奈良市春日野町160番地
(春日大社境内)
TEL:0742-22-2388

さくらバーガーSAKURA BURGER
〒630-8241
奈良市東向北町6
TEL:0742-31-3813
営業時間
11:00-16:00(15:30LO)
17:00-21:00(20:30LO)
定休日:水木

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