天龍寺の紅葉が見頃との情報で行って参りました。
渡月橋付近にて撮影をした後に、天龍寺に向かいました。早朝拝観の時間に合わせて7時20分頃に到着。
渡月橋と嵐山
天龍寺 早朝拝観
ん?!
拝観者がいつもと違う方向(庫裏)に案内されている。。。なんでだろう?
受付に行くとお坊さんから案内があり、
「今日はNHKの取材が入っていて、庭園には7時55分以降に入ることができます。畳のある部屋から庭園や取材風景が見れますので、こちらへどうぞ!」
天龍寺の紅葉が見頃とのことで、早朝拝観に来ましたが、取材日に当たってしまうとは・・・トホホですね。
とは言え、おかげで実況中継をする男性が発声の練習をする声も聴こえてきたりと、現場の空気を味わうことができました。
どれくらい放送する番組なのかわかりませんが、ほんとうに多くのスタッフが働いているんですよね。目の前にいる人数だけでも20人はいたと思います。
少し上から眺める曹源池庭園(そうげんちていえん)もきれいでした。
写真奥に見える山は嵐山です。こういった庭園外の自然物などの風景を背景に取り込む技法を借景庭園(しゃっけいていえん)と言います。
雲のない青空に恵まれると庭園の池に映る紅葉と青空が反射し、さらに美しい庭園となります。今日は天気予報も晴れとなっていましたので期待していたのですが・・・ガスがかかり次回のお楽しみとなりました。(苦笑)
天龍寺 曹源池庭園
曹源池庭園前での撮影は、8時過ぎに。少しガスがかかっていますが、やはりきれいですね。
天龍寺境内の散策道も綺麗に染まっていました。
リンドウの花。太陽の光が届いたら今にも開きそうな感じ。
早朝はゆっくりと散策できます!
天龍寺境内の小路から望める景色です。
素晴らしいですね!
清凉寺
天龍寺から北方向に歩いて15分の所にある清凉寺(せいりょうじ)。通称・嵯峨釈迦堂と言います。
清凉寺・仁王門前を走る人力車。
朝からかなりの数の人力車が走っていました。
多宝塔前の紅葉は赤く染まり、見頃です!
境内では、樹木に藁(わら)を巻く作業「こも巻き」が行われていました。これはパッと見は、防寒対策のように見えますが、実は害虫駆除対策。
冬になるとマツカレハという害虫が木から降りて地上の枯葉などで越冬します。この特性を利用し、木の途中にワラを巻いて、この中で越冬させます。
春になってからワラと一緒にマツカレハを焼却してしまいます。ただ様々な研究から、マツカレハの天敵となるクモやヤニサシガメも駆除してしまうことから、最近では「こも巻き」を減少または中止する所も増えているそうです。
清凉寺 本堂
清凉寺・本堂。
本堂東側から仁王門(中央左の奥です)を望む。左側にあるお庭もぜひお立ち寄りください。
この季節の京都は大変な混雑になるので、何をするにも午前中がいいかもしれないですね。
嵐山一帯は、一度に紅葉が見頃を迎えることはありませんので、毎年どのお寺を拝観したいかを決めて紅葉情報を確認し訪れることをオススメします。
遠方の方は、宿の関係もありなかなか難しいと思いますので、紅葉の状況に合わせて周られると楽しめます。
【訪問地】 天龍寺と清凉寺
☆天龍寺
京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町68
075-881-1235
☆清凉寺
京都市右京区嵯峨釈迦堂藤ノ木町46
075-861-0343
【拝観料】天龍寺 大人500円、小中学生300円
【拝観時間】9:00~17:00
【駐車場】 有料駐車場あり(先着順 1000円/台)
【アクセス】
☆京福電鉄嵐山線 「嵐山」駅下車前
☆JR嵯峨野線 「嵯峨嵐山」駅下車徒歩13分
☆阪急電車 「嵐山」駅下車徒歩15分