将軍塚青龍殿に行ってきました。
上写真中央左側に見える青龍殿は、
昭和22年に北野天満宮から京都府に移管され、平安道場として警察の柔道剣道の道場として利用されていましたが、建物の傷みも多く修繕に多額の費用がかかることから閉鎖されました。解体処分となった建造物がココ東山山頂将軍塚に移築再建されたものとなります。
私も初めて訪れたのですが、最寄りの東山山頂公園の展望台からも将軍塚青龍殿が望めるのかなぁ・・・と早朝に付近を散策してみました。
が、それは無理のようでした。(苦笑)
東山山頂公園
東山山頂公園から見る朝日。まだ将軍塚青龍殿には入ることができません。
東山山頂公園からの眺め
東山山頂公園には、見晴らし台がいくつかあります。ここからは京都タワーや二条城が確認できます。
朝日を浴びた竹の葉が黄金色に輝いていました。
将軍塚青龍殿
将軍塚青龍殿の門。早速入ってみましょう!
将軍塚のあるこの地は、桓武天皇(かんむてんのう)が都を定めるにあたり、和気清麻呂(わけのきよまろ)に伴われて訪れた場所だそうです。
当時、奈良から京都の長岡に都を移しましたが、様々な事故が続き、天皇は都の地に相応しい場所を探しておられました。和気清麻呂の勧めもあって天皇は平安遷都に着手しました。
それから桓武天皇は、都の鎮護のために、土で作った将軍の像を塚に埋めるよう命じられました。これが、この地を「将軍塚」と呼ぶ由来だそうです。
鎮護(ちんご)には、災いや戦乱をしずめて、国の平安をまもる意味がありますので、戦乱の種となる特定の将軍像を造らず、土で像を造り埋めたのですかね。または将軍と折り合いが悪かったのか。。。
青龍殿
青龍殿。
奈良大仏殿のおよそ横幅半分の木造大建築物です。
京都の新名所にもなっている大舞台。
京都市内が一望できます!
青龍殿の扉の一部。
青龍殿 大舞台からの眺め
大舞台からの眺め。
南禅寺や金戒光明寺などの建造物を観ることが出来ます。
中央奥に見えるのが将軍塚。昔の偉人達が訪れ、日本の将来に思いを馳せたことが偲ばれる由緒ある場所。
東屋の周辺の紅葉も見事です。
大隈重信が松を手植したことから記念に作られた碑。
回遊式庭園に枯山水庭園を取り入れたお庭です。
やはり紅葉は青空に映えますね。。。
将軍塚青龍殿の眺望は素晴らしく、京都市内が一望できる大パノラマが楽しめます。周辺には「清水寺」「二寧坂」「霊山歴史館」「南禅寺」「永観堂」などもございますので、ぜひお訪ねください!
将軍塚青龍殿の拝観料、拝観時間、駐車場、アクセス、地図
【訪問地】 将軍塚青龍殿
【所在地】京都市山科区厨子奥花鳥町28
【電話】075-771-0390
【拝観料】大人500円、中高生400円、小学生250円
【拝観時間】9時~17時
【駐車場】 駐車場あり
【アクセス】
・京都駅よりタクシー 約20分 青蓮院よりタクシー 約10分
・普通自動車は、青龍殿福徳門内に駐車可
・大型バスは青龍殿福徳門内にて下車後、市営無料駐車場に駐車