奈良県高市郡明日香村岡にある寺院・岡寺は、天武天皇の皇子・草壁皇子の住んだ岡宮にて養育されていた義淵(ぎえん)僧正が創建したと伝わります。
紅葉はちょうど染まり始めた頃だったようで、葉もきれいに残り見頃を迎えていて、特に朝日に照らされた三重塔横のモミジが美しく輝いていました。
■岡寺の紅葉 見ごろ時期 例年の見頃 11月中旬~12月上旬 |
岡寺・三重塔と紅葉。
仁王門。
落ち葉の拡がる階段を上ると本堂が見えてきます。
御影石(みかげいし)の基壇に建つ三重塔。
お墓などには御影石が多く使われています。加工がしにくいのですが、硬く風雨にも強く、特に屋外の場合は耐久性の面からも使用されることが多いです。
三重塔周辺の樹々は赤く色づいていました。
三重塔奥にある展望所からは飛鳥の地を見渡すことができ、素晴らしい眺めです。
本堂に安置された本尊・如意輪観音像は日本最大最古の塑像(そぞう)観音像となります。
※塑像・・・紙粘土または粘土を素材とした日本の歴史的な仏像彫刻。
散策道が設けられています。色づいたモミジを愛でながらゆっくりと歩いてみるのもいいですね。
可愛らしいお祈りをする石仏。 探してみてくださいね。
ココからも遠方に聳える山々を望むことができますので、ぜひ立ち止まってみてください。
奥に進むと、奥之院石窟があります。腰をかがめながら暗い石窟を進んでいくと石仏が安置されています。
日本最大級の塑像が安置されている本堂。
本堂前にある龍蓋池。 付近の農地を龍が荒らしたことから、岡寺を創建した義淵(ぎえん)僧正が龍を閉じ込めたと伝えられています。
願いをかなえてくれるという「龍玉願い玉」。
足元の器には牡丹の花が活けられていました。
岡寺から車で5分ほどにある「キトラ古墳壁画体験館四神の館」。
体験コーナーもあるので、お子さま連れでも楽しめます。ちなみにコレはバードコール。
この日は広場で子供が楽しめるイベントも開催されてました。
飛鳥駅の近くにある「コッコロ カフェ」。店内の雰囲気も大変いいお店です。
遅めのランチ。スタッフも少なめで、時間にゆとりのある人向けのカフェかな。場所も雰囲気も良いのですが。
見どころが沢山ある明日香村の散策には自転車や小型の電気自動車をレンタルすると便利です。レンタル関連、食事処が充実している近鉄吉野線「飛鳥駅」を拠点にするといいかも。
2人乗りの電気自動車は3時間3240円(2018年11月現在)から可能。以前に確認したときは、レンタルをすると明日香村エリアの駐車場無料、施設割引などを受けられたのですが、いまはどうなのでしょう???サイトを見ても特に明記されていないようなので、要確認ですね。。。
お子さま連れの場合、お寺巡りだけでは楽しんでもらえないと思いますので、イベントも多い「キトラ古墳壁画体験館四神の館」もコースに取り入れておくといいかもしれません。
この日は広場で、トランポリンや的当て、竹馬、輪投げなどが楽しめるイベントが開催されてました。館内では、体験コーナーがあり、勾玉(まがたま)づくり、バードコール、ウッドバーニング、光る泥団子作りなど100円~500円程度で楽しむことができますのでオススメです。
明日香村は空も大きく都会で働く、就学する人たちにもいい気分転換になる観光地かと思います。日本の歴史の始まりの地でもある明日香にぜひお越しください!
【訪問地】 岡寺 高市郡明日香村岡806
【拝観料】 一般400円、高校生300円、中学生200円、小学生以下無料
【拝観時間】8:00 ~17:00(12月~2月 8:00~16:30)
【駐車場】 駐車場有(無料駐車場は対向車が来た場合、すれ違うことができない細い道があるため民営の駐車場がおすすめです)
【アクセス】近鉄 橿原神宮前駅の東口より奈良交通バス「岡寺前」下車、徒歩5~10分。またはタクシー。