般若寺では水仙が見頃を迎えています。
コスモスで有名な般若寺ですが、冬は淡い黄色が可憐な水仙が見頃です。
般若寺には西国三十三所観音石仏や小さい石像がとても多く、楚々とした水仙の花がとても似合います。
関西三十三所観音石仏は江戸時代に山城国北稲八間の寺島氏が病気平癒のお礼に奉納したものです。
般若寺には小さい仏像や石像がたくさんあります。可憐な水仙が似合います。
コスモスの時期もいいですが水仙もとても爽やかで綺麗です。
西国三十三所観音石仏 江戸時代に病気平癒のお礼に奉納されたものです。
水仙の葉は緑が鮮やかでとても綺麗です。
小道と水仙もいい雰囲気です。
十三重石宝塔と本堂 両方とも鎌倉時代のものです。塔は14.2mあり日本を代表する石塔です。
笠塔婆支え金具 唐草模様がとても美しくお寺の雰囲気に妙にマッチしています。
穏やかな顔の石佛がたくさん
水仙の花言葉は「うぬぼれ」「自己愛」。
ナルシストの語源でもあるナルキッソスは美少年でその美貌で多くの人から愛されますが、冷たい態度をとって森のニンフ(森や谷に宿る精霊)のエーコーを悲しませていました。
そしてニンフは恋の悲しみや屈辱からやせ衰え、ついには肉体をなくして声だけになってしましました。
ナルシストの語源にもなったナルキッソス。水仙はギリシャ神話に由来します。
それを見た復讐の女神ネメシスは怒り、その呪いによってナルキッソスは水面に映る自分の姿に恋をしてしまします。
しかしその恋は実ることなく、その恋の苦しみで彼は憔悴して死んでしまいました。そしてナルキッソスの体は水辺でうつむきがちに咲く水仙に変わりました。
だから水仙は水辺であたかも自分の姿を覗き込むようにうつむきがちに咲くと言われています。
春を告げる花は蝋梅にしても水仙にしても黄色が多いですね。
エッフェル塔にも使われた錬鉄製でお花との相性がとても良くていい雰囲気です。
本堂
春を告げるように早春に咲く水仙の花はとても嬉しい気持ちなりますね。大きな駐車場ができていて広い道路からすぐ入ることができます。
近くには上村牧場があり、ソフトクリームなどを食べることもできます。
般若寺
【住所】〒630-8102奈良県奈良市般若寺町221
【TEL】0742-22-6287
【拝観料】500円
【駐車場】無料