「学校の授業で学べない歴史本」というものは、著者の視点が大きく反映されるため内容が偏ってしまうとも言われますが、興味深いので、ついつい買ってしまいます。
「天武天皇 隠された正体」もそのひとつ。
今まで学んできた歴史の中に「えっ!?」と思わせるストーリーが隠れていたり、新たな視点で歴史を見直してくれていて、大変楽しく読み進めます。もちろんそれらが正しいのかどうかは、専門の方にお任せするとして。。。
私たちが学んできたものが正しいのかどうか、また誰がどのように決めてきたのか。。。
大体において、その道の第一人者であり、権威のある方ですよね。そうなるともし仮に一部誤認識が見つかったとしても覆すこと、修正をするには、たいへんな時間がかかることも事実です。
例えば、ガリレオが唱えた地動説。
当時は宇宙の中心は地球と考えられ、「天動説」が信じられていましたよね。天動説を支持するメンバーも優秀な科学者でしたが、新しい説を受け入れることなく、長い間、天動説が常識となっていました。
また歴史や科学に限らず、分かっていても対外的に言えないこと、言いにくいことはあります。
企業の場合は、告発などによって露呈することもありますね。
たとえば30年前の日航123便の事故も以前からいろいろな視点から考察した話・ウワサが流れています。。。
日航123便の墜落事故に関しては、1年位前の「大竹まこと ゴールデンラジオ」で森永卓郎氏が語っていますので、情報として知っておきたい方は、Youtubeにアップされたラジオ番組でご確認ください。
■Youtube 日航123便の墜落事故と米軍救援ヘリの謎に関する事実
ラジオの中では、2017年7月に出版された青山透子さんの書かれた「日航123便墜落の新事実 目撃証言から真相に迫る」も紹介されています。
青山さんは東京大学大学院博士課程修了後、日本航空国際線客室添乗員をしていました。友人でもあった添乗員スタッフが亡くなり、事故の本当のことを知りたくて時間をかけて独自調査をしてきました。
「何か表に出せない理由があり事実を隠しているのでは・・・」
と驚かされる内容も書かれています。本の中に出てくる人名は、すべて実名で紹介され、メディアが報じない、報じていない事実も地道な調査でわかっています。
青山透子さんの著書は、Amazonで購入できます。テレビ、新聞では知ることのできない情報や事実があることも知ってもらえればと思います。ぜひご一読ください。
話がそれてしまいましたが、
国という単位で、何か対外的に言えないこととなれば、真実を墓場まで持っていくしかないですよね。これは1000年前も現在も変わらないように思います。。。
今回紹介している本「天武天皇 隠された正体 (ワニ文庫)」は、著者の豊かな想像力と研究によって導き出されたもので、著書にある「日本書記が闇に葬ったとされるストーリー」も否定はできないですし、興味深いですね。こういった様々な可能性を授業で語って聞かせてくれる教師がいてくれたら、歴史または勉強嫌いな子供も少しは興味を持って学べるような気がしました。
そう言えば、現在の教育システムも長いこと変わっていないですね。
科目を問わず、理解しきれていない子供がいたとしても、期間内に定められた内容を終えることが目的になってしまっているように感じます。
「当たり前だよ」とか「普通じゃん」「常識でしょ」などという言葉を多用してしまいがちですが、見渡してみると”常識”のズレ、”普通”でないことに気づかされます。
ぜひ新しい視点に立った思考に触れて、想像を膨らませてみてください!
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