数年前に駐車場も新しくなり、観光バスも駐車できるようになった般若寺。コスモス寺としても知られ、年2回のコスモス開花時期には毎年多くの方が訪れます。
正確な創建時期などはわかっていないのですが、般若寺の境内から奈良時代の古瓦が出土しており、奈良時代からこの地に寺院があったと伝わります。
■般若寺のコスモス見ごろ時期 ・5月下旬~7月上旬 ・9月下旬~10月下旬 |
【訪問地】般若寺 奈良市般若寺町221 【拝観料】500円 【拝観時間】9:00~17:00(秋桜の季節は8:30~) 【駐車場】 駐車場あり(秋桜の時期は500円/2h) 【アクセス】近鉄奈良駅よりバス。「青山住宅行(2番乗り場」または「州見台八丁目行(21番乗り場)」から「般若寺バス停下車」 |
般若寺 アクセスマップ
雲ひとつない青空の下、境内は無数のコスモスに彩られていました。
右手に見える塔は鎌倉時代の「十三重石宝塔(じゅうさんじゅうせきほうとう)」。高さは14.2m、日本を代表する石塔で、昭和39年の大修理の時に塔内に多数の納入宝物が発見されました。その時の宝物は、11月11日まで公開されている「般若寺 白鳳秘仏 特別公開」にて一部観ることができます。
コスモスの花が供えられた三界万霊碑(さんがいばんれいひ)。
生きとし生けるものが平等の成仏ができるよう願って造られた供養塔。戦国時代の合戦で物故者および般若野に葬られたおびただしい数の亡者を弔ったものと伝わる石碑です。
観音石仏の合わせた手にモンシロチョウが留まりました。
願いが叶いそうですね。。。
本堂裏にて「秘宝・秘仏特別開帳」が公開されています。
境内から見つかったとされる奈良時代の「古瓦」や、平安時代の「胎内仏三尊」、十三重石宝塔の中から発見された秘仏「阿弥陀如来(重要文化財)」などを見学することができます。
門をくぐり、右手にある「銅鑼(どら)」を打つと扉が開きます。(^∇^)
国宝に指定されている日本最古の楼門(ろうもん)。
この楼門は鎌倉時代に建立されたもので、災害や戦乱からも奇跡的に逃れた当時の建築物として大変貴重な門となっています。
今日は天気も良いこともあり、ツーリングを楽しむ人も多かったです。
般若寺の隣にある「植村牧場」。せっかくなので搾りたての牛乳で作ったソフトクリームを食べてきました。
外に置かれたベンチに腰かけてソフトクリームを食べていると、小学校低学年の団体さんが施設見学のため来店しました。
ニコニコ笑顔で愛想のいい施設スタッフに先生と小学生が牛舎に導かれていました。
小学生は正直ですね。。。
フンの匂いは仕方がないのですが、
「くさい、くさい」
と鼻をつまんで歩く姿が印象的でした。(^∇^)
ちなみに敷地内にあるレストラン「いちづ」の店名の名づけ親は奈良県出身の映画監督・河瀬直美さんで、店頭に置かれた木製の看板の題字はNHK大河ドラマ「龍馬伝」の題字で有名な書家の紫舟さんが書かれたそうです。
お立ち寄りの際は、ぜひ確認してみてください。
【訪問地】般若寺 奈良市般若寺町221
【拝観料】500円
【拝観時間】9:00~17:00(秋桜の季節は8:30~)
【駐車場】 駐車場あり(秋桜の時期は500円/2h)
【アクセス】近鉄奈良駅よりバス。「青山住宅行(2番乗り場」または「州見台八丁目行(21番乗り場)」から「般若寺バス停下車」
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