奈良県桜井市にある談山神社に行ってきました。
桜と紅葉で知られる神社ですが、この季節のアジサイもおすすめです。
談山神社のアジサイは毎年6月中旬から7月中旬にかけて見頃となります。
また談山神社は大和七福八宝めぐり(三輪明神、長谷寺、信貴山朝護孫子寺、當麻寺中之坊、安倍文殊院、おふさ観音、談山神社、久米寺)の一つとなっています。
談山神社に近い無料駐車場の「多武峯 第1駐車場」。
多武峯見瀬線155号(県道)にいくつか駐車場が用意されています。
「談山神社 第5駐車場」が最も近いのですが、小さめの駐車場で空いていないこともあるので「 多武峯 第1駐車場」に駐車しておくのが無難です。
「多武峯 第1駐車場」の目の前には「談山神社徒歩入口」と大きな案内版が出ていますので、迷うことはありません。
談山神社前のお土産屋さんです。
お食事もできますよ~。
正面入口の階段を登ると左手に曲がる道があります。
紫陽花がきれいでした。
時期により正面入口が閉門していることがありますので、そのときは西入山入口から入ります。
蹴鞠(けまり)の庭からみた十三重塔。
蹴鞠(けまり)の庭では、6名~8名が1グループとなり、鞠(まり)を地面に落とさないよう、互いのメンバー同士で相手が蹴りやすいよう蹴り渡すことが求められます。
今で言うとサッカーのリフティングをイメージするとわかりやすいですかね。
勝ち負けも時間の制限もなく、10~15分程度で休みたくなったら休むというルールです。
蹴鞠(けまり)は今から1400年以上前に中国から伝わったとされ、中大兄皇子と藤原鎌足が飛鳥の法興寺(現・飛鳥寺)で楽しんだのが最初とされています。
4月と11月に「けまり祭」が開催されていますので、ご興味のある方はぜひお問合わせください。
4月29日 午前11時~ 「春のけまり祭」 11月3日 午前11時~ 「けまり祭」 |
談山神社の権殿西側にある比叡神社(ひえじんじゃ)。
「ひえい」ではなく「ひえ」と読むそうです。
すぐ傍らには、藤原鎌足公の墓所や本殿裏山にある大化の改新の談合場所に続く山道もあります。この日は時間もありませんでしたので、次回は歩いてみたいと思います。
藤原鎌足公のの供養のために立てた十三重塔(重要文化財)。
現在の塔は、1532年に再建されたものですが、木造十三重塔としては世界唯一となる貴重なものとなります。
本殿手前の紫陽花もきれいに咲いていました。
楼門。
拝殿の外にある廊下。
拝殿内から見る景色は屏風絵のような美しさがあります。
拝殿から見た楼門。非常に美しい建物です。
牛王像(こおうぞう)。
像内には、牛の眼玉が信仰的に納められているとの伝えがあるそうです。
拝殿下を通って、東殿に向かいます。
むすびの岩座(いわくら)。岩を撫でて心に思うことを祈願すると良いそうです。
東殿。
えんむすびの神として信仰されています。
東殿横の道を奥に進みます。
奥に三天稲荷神社があります。古来、商売繁盛、学業成就の霊験として知られているそうです。
時間も閉門間近なのですが、ちょっと寄ってみることにしました。
東殿から300mほど歩くと、三天稲荷神社が見えてきました。
「 三天稲荷神社 」は、明治初期まで三重塔の背後にあったものでした。(池があるところです)
それでは、なぜ「三天稲荷神社」は境内の一番遠いところに追いやられてしまったのでしょうか。。。
考えられているのは、明治期は廃仏毀釈が行われており、宇賀魂命、菅原道真、市杵島姫命を祀る三天社は「一番遠く」にされたのでは・・・と言われています。
後醍醐天皇からご寄進された石燈籠。
花崗岩製の六角型で高さが267.5cmあります。もとは妙楽寺のどこかにあったものと考えられています。
品のある美しい装飾の石燈籠ですね。
【訪問地】談山神社
【所在地】 奈良県桜井市多武峰319
【電話】0774-49-0001
【拝観時間】8:30~16:30(最終受付)
【拝観料】大人600円、小学生300円、小学生未満無料
【駐車場】無料駐車場あり
【アクセス】車ナビに「0774-49-0001」とご入力ください。
近鉄大阪線・JR桜井線 桜井駅下車。桜井駅南口より談山神社行きバス、タクシー等。