浄瑠璃寺の三重塔と紅葉 とても綺麗で素敵でした。
浄瑠璃寺の紅葉が見頃を迎えています。
当尾は古来から奈良に近く興福寺の別所として平安時代後期から鎌倉時代にかけて多数の石仏や寺院が造られ仏教文化が花開いた地域です。
今では浄瑠璃寺、岩船寺、そして石仏だけが残っています。
参道は上品な小道です。参道入口には味のあるお食事処や焼き物などのお店があります。
本堂 池に映して見ることで極楽浄土の世界を見るように設計されています。
境内に入ったらまず三重塔の薬師如来像に手を合わせてから本堂へ。
境内に入ったらまず左側(東)の三重塔にお参りします。
三重塔には薬師如来が安置されています。
薬師如来は東方浄瑠璃世界に住み、現世の苦しみを取り除く仏です。
そして本堂へ。
本堂には9体の阿弥陀如来が安置されています。
これは三重塔のある東側を「此岸」(現世)を、本堂のある西側を「彼岸」を表しています。
また本堂は池に写すことで極楽浄土の世界を見るように設計されています。
三重塔の紅葉
境内には猫ちゃんが何匹かいてとても人懐こくて可愛がられていました。こんな可愛い写真が!
紅葉がとても素晴らしいお寺です。
周辺は自然が多くのんびり綺麗なところです。
境内の紅葉がとても素晴らしいです。
この日は朝に行ったのですが、南に高い樹々に囲まれており、三重塔に陽が当たるのは午後から夕方になるのではないかと思います。
三重塔と紅葉に陽が当たるのを待ったのですがさすがに夕方までは大変なのでまた来年は夕方に来たいと思います。
約2.6kmで岩船寺へ。紅葉は特になかったですが三重塔が綺麗でした。
次は岩船寺へ。
車ですとすぐですがハイキングされている方もいらっしゃいました。
岩船寺にも室町時代の三重塔があります。
境内は森の中にあり、とても緑が美しいです。
門から正面に三重塔が見えてとても印象的です。
アジサイ寺とも呼ばれるそうで、今度は紫陽花の時期に来たいと思います。
地理的にも奈良に近く、文化的にも南都の影響を受けており、江戸時代までは浄瑠璃寺と岩船寺とも興福寺の末寺でした。
本堂は昭和63年に再建されていますが、平安時代の阿弥陀如来座像が安置されています。
境内には石仏が多く見られます。
当尾は石仏の町として知られ、「塔の尾根」と呼ばれていたのが「当尾」となったと言われています。
浄瑠璃寺から岩船寺までの散歩コースの道中には野菜売りも多く、四季折々の美しい山村風景を楽しむことができます。
三重塔。
浄瑠璃寺と同様にこじんまりしたお寺です。
浄瑠璃寺
【住所】京都府木津川市加茂町西小札場40
【TEL】0774-76-2390
【拝観時間】9:00-17:00
(12月から2月は10:00-16:00)
【本堂拝観料】400円
境内は見学自由
【駐車場】300円
岩船寺
【住所】京都府木津川市加茂町岩船上ノ門43
【TEL】0744-76-3390
【拝観時間】8:30-17:00
【拝観料】400円
【アクセス】J R加茂駅から徒歩1時間30分
またはコミュニティバス当尾線「岩船寺」下車すぐ
JR・近鉄奈良駅から「急行バス浄瑠璃寺駅」下車徒歩40分
またはコミュニティバス当尾線乗換「岩船寺」下車すぐ