早いもので桜も終盤となって参りました。
今回ご紹介するのは、京都市右京区北井戸町にある 常照皇寺 (じょうしょうこうじ)。
国の天然記念物にも指定されている「 九重桜 」が見頃を迎えていました。
上のしだれ桜は「 常照皇寺 」手前の敷地に咲く桜。
こちらも見事に満開でした。
特に紹介されていない桜なのですが、足を止めて見入ってしまいました。
この辺りはシカも出るようですね。。。
知らずに芝生の上に腰をおろし撮影をしていたらフンだらけ。
私のオシリも・・・・・でした。
近くにいたグループの男性が
「こりゃ、ツバキの種だ!」
と冗談を言ってました。
私のオシリの下にあったものはツバキの種です。(笑)
山門から石段を上がってくると勅額門が見えてきます。
標高400mになりますので、暖かい日も羽織るものが1枚あるとよいかもしれません。
右奥に見える門が勅使門。
門扉の精巧な透かし彫り細工は、東山魁夷さんも「門」と題して描かれています。ぜひお見逃しなく。
青空に映える桜。
右手に見える木が国指定天然記念物の「 九重桜 」で、奥の桜が「 左近の桜 」です。現在「九重桜」は3代目。2代目の樹は大雪によって折れてしまったのですが、いまでも一部の枝から花を咲かせています。
アクセスが少々不便なこともあり、人も少なめで
ゆっくりできるのもいいですね。
方丈内の引き戸には昔ながらの波ガラスが使われていました。
「昭和レトロガラス」とも呼ばれています。現在のガラスと違って、1枚1枚手づくりのため、ゆらいでいるように見えるのが特徴です。
雰囲気があっていいですね。
建物と玉砂利の敷かれた散策道との間に水が引かれ、無数の花びらが彩りを添え美しい光景でした。
方丈の建物奥にある怡雲庵(開山堂)。
うす暗い空間は厳粛な雰囲気が漂い、ひんやりとした冷たいタイルに身が引き締まります。(方丈から渡り廊下でつながっているので、靴を履かずに歩きます)
中に入ると昭和天皇を始めとする歴代天皇等のお位牌や本尊、十六羅漢像などが安置されています。(三脚・一脚は使用禁止ですが、仏像などの写真撮影もOKです)
常照皇寺 方丈と桜。
吊るされた燈籠、回廊に設けられた擬宝珠(ぎぼし)の装飾が木製で雰囲気のあるお寺さんです。左手に咲く桜は「御車返しの桜」。
秋の紅葉の季節も雰囲気があって良さそうですね。
また訪れてみたいと思います。
【撮影日】 2019年4月13日(土)
【訪問地】 常照皇寺 右京区京北井戸町丸山
【拝観料】 400~500円(志納制)
【拝観時間】 9:00~16:00
【駐車場】 無料駐車場あり
【アクセス】京都駅・四条大宮からJRバス・高雄京北線 栂ノ尾・周山行き
最寄りバス停・・・山国御陵前(徒歩約7分)
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