紅葉の穴場スポット 金蔵寺

西京区大原野の小塩山(おしおやま)の中腹にある紅葉穴場スポットで知られる金蔵寺(こんぞうじ)。

金蔵寺まで車で行くことはできますが、
すれ違うことのできない狭い道があります。

国費で作った道を「国道」と言いますが、
ここは「酷道」と言われているほどです。(苦笑)

京都府木津川市にある「海住山寺」もかなりの急坂で大変ですが、金蔵寺に向かう途中に対向車が来てしまったら、おそらくアゴがはずれるほど目の前が真っ暗になります。

運転に自信のない方はご注意ください。

この赤い門扉が目印。右手奥に見える階段が金蔵寺入口です。

この赤い門扉が目印。
右手奥に見える階段が金蔵寺入口です。

仁王門。金蔵寺は訪れる人も少ないためか、無人の受付となっています。

山門・仁王門。
金蔵寺は訪れる人も少ないため、無人の受付となっています。
志納金300円をお賽銭箱に入れます。

仁王門をくぐり、石階段を登ります。秋に素晴らしい紅葉が見れる石段です。

参道石段。
仁王門をくぐり、石階段を登ります。

秋になると素晴らしい彩りとなり、石段がモミジで染まります。

苔に覆われた石垣が時間の流れを感じさせてくれます。
秋は銀杏(いちょう)の葉で埋め尽くされます。

石階段をのぼり左手に寺務所があります。

石階段をのぼり左手にある寺務所。

石階段をのぼり右手に護摩堂があります。今は緑色に輝くモミジ。紅葉の季節も良さそうですね。

石階段をのぼると右手に護摩堂があります。
今は緑色に輝くモミジ。紅葉の季節も良さそうですね。

竹で作られたシンプルな手水場(ちょうずば)。

竹で作られたシンプルな手水舎(ちょうずしゃ)。

金蔵寺本堂。

金蔵寺本堂。

金蔵寺は、奈良時代に創建されたものですが、
応仁の乱により焼失してしまいました。

現在のお寺は徳川綱吉(江戸時代)の母・桂昌院によって再興されたものです。家督争いによる十数年に亘る戦乱で、京都はほぼ全域で壊滅的な被害を受けて荒廃。

世界遺産にもなっている「 天龍寺 」や「 仁和寺 」はじめ町などを焼き尽くしました。 車での訪問も困難な山奥の金蔵寺まで焼けてしまったという大乱に驚かされますね。

石段を登ると左手に弘法さん。

石段を登ると左手に弘法さん。

静かな境内で、ゆっくりできます。
補修が必要と思われる箇所もありましたが、雰囲気のある本堂でした。

さすがに観光バスでリーチすることはできないので、
拝観者も少ないです。

静かな境内で、ゆっくりできますよ。

美しい本堂です!

護摩堂、本堂など品を感じる美しさです。
雰囲気のある本堂でした。

モミジが多く、秋のシーズンが楽しみですね。

モミジが多く、秋の紅葉シーズンに再訪してみたくなるお寺さんです。

毎年4/23の10時、
金蔵寺のご住職がお堂に来られ「愛宕権現堂」の
防火勝軍地蔵愛宕大権現像が御開帳されます。
※時間は10時

私もまだ見たことがないのですが、
右手に剣、左手には幟(のぼり)を持つ
白馬にまたがった勝軍地蔵が安置されているそうです。

また紅葉の時期は、
お寺の伽藍のひとつでもある庫裏(くり)が開けられ、
寺宝を観ることができるとのこと。(事前に電話でご確認ください)

金蔵寺周辺には、
紅葉と眺望がすばらしい「善峯寺」や「光明寺
がありますので、ぜひお立ち寄りください。

【訪問地】金蔵寺 
【所在地】京都府京都市西京区大原野石作町1639
【電話】075-331-0023
【拝観時間】8:00~17:00
【拝観料】志納料 300円
【駐車場】無料駐車場あり
【アクセス】車ナビに「金蔵寺」とご入力ください。
市バス「南春日町」、または阪急バス「南春日町」下車、徒歩60分

関連記事

  1. 京都府立植物園の薔薇

  2. 木津町上水道 木津南配水池

    【京都 珍スポット】木津川市にあるバベルの塔 / 木津南配水池

  3. 醍醐寺

    醍醐寺 / 京都 世界遺産 口当たりまろやかな醍醐水が人気

  4. 海と星の見える丘公園とハッチョウトンボ

  5. 【東寺】密教と出会い、体得した空海

  6. 国立国会図書館 京都

    【京都 珍スポット】日本に2か所しかない国立国会図書館 中央館

  7. 京都府立植物園 / アジサイがきれいに咲いています

  8. CASSINI カッシーニ パン屋 京都市左京区

    カッシーニ CASSINI 人気のパン屋 京都市左京区

  9. 二尊院 紅葉

  10. 伏見稲荷駅

    伏見稲荷駅 の周辺環境 / 京阪電気鉄道 伏見稲荷駅

  11. JR 祝園駅 & 近鉄 新祝園駅

    JR 祝園駅 & 近鉄 新祝園駅 周辺環境 / 祝園駅と新祝園駅

  12. 精華町の田園風景

コメント

  • コメント (0)

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。