近鉄奈良駅から興福寺を通って徒歩で東大寺に向かいました。
再建工事中の興福寺中金堂。来月の平成30年10月に落慶予定となっています。
奈良公園では、先日の台風で折れてしまったと思われる木々たちの姿がありました。すごい威力…
東大寺入り口に到着。南大門が見えます。
東大寺の境内案内図。本坊は南大門を通り抜けた直ぐ右手にあります。
重厚な南大門。厳かな雰囲気が漂います。
なかには金剛力士像(仁王像)が安置されています。吽行(うんぎょう)像と、
阿行(あぎょう)像。迫力満点!
南大門をくぐると「茶の美」展の看板が見えて来ました。
入り口看板。開催期間が1週間というのは案外短いですよね。
朝イチで入ったおかげでとても空いていました。
本坊大広間からの景色。若草山が近くに見えます。
眩しい緑のなか、少しだけ色づいた葉がチラホラと見えて…風情がありました。秋の紅葉もキレイそうです。
「茶の美」展を鑑賞したあとは、お昼ご飯のために猿沢池近くまで徒歩で戻りました。細い道を抜け、
やってきたのは「ならやま茶館」。近鉄奈良駅からは徒歩8分程。町屋らしい素敵な外観です。
地元の旬の有機野菜を化学調味料に頼らず調理された、身体に優しい薬膳料理が食べられます。
甘さ控えめなデザートも美味でした(^^)
東大寺大仏殿昭和大修理慶祝として奉納された茶道具を展示した「茶の美」展へ行ってきました。
昭和大修理は昭和48年から7年の歳月を費やして昭和55年に落成し、その際様々な慶讃行事が開催されて、盛大に行われたそうです。
そして当時、工芸の世界からは文化勲章受章者や人間国宝など当時の一流作家から茶道具の奉納があったとのことで、
今回の「茶の美」展において、約37年ぶりにそれら茶道具の名品、約80点が東大寺本坊大広間で公開されました。
開催日:2018年9月5日~9月11日
場所:東大寺本坊大広間
東大寺の本坊には初めて行きましたが、本坊は大仏殿に向かって南大門を通り抜けた直ぐ右手にありました。
大広間では、室内の撮影は不可だったため写真はありませんが、
茶碗・蓋置・茶釜・建水・釜・香合・香炉など様々な茶道具がガラスケースなどに入ることなくそのまま整然と並べられていました。
低い位置で展示されていましたので、畳の上で座りながらゆっくりじっくり見ることが出来ました。
静寂とした雰囲気の中、少し開いた障子の間からは庭の緑が見え、それらをバックに趣ある茶道具の数々を鑑賞するのはとても心落ち着くひとときでした。
茶道具の陶器は、備前焼・萩焼・唐津焼・信楽焼…などさまざまな産地のものが展示されていて、見比べる楽しさもありました。随所に各産地の説明もあってとても参考になりました。
茶道具に興味のある方は勿論、焼き物に興味のある方にも楽しめる内容だったと思います。
その後ランチに寄った、ならまちにある「ならやま茶館」は身体にやさしい薬膳料理が食べられるお店です。
場所がわかりにくいのがネックかもしれませんが、隠れ家的なお店でおススメです。
どれも美味しかったなぁ~(^^)
特に茶粥の優しい味わいが身体に染み入りました~