京都市右京区嵯峨にある大覚寺。
大覚寺の開基は嵯峨天皇で、皇室ゆかりのお寺となっています。お寺の境内は時代劇の映画やテレビなどの撮影にもよく使われているそうですよ。
車で行かれる方は、大覚寺の門前にある駐車場に停めると便利です。
ちなみに大沢池の駐車場は、普段は無料ですが、桜のシーズンのみ有料(200円)となります。また大覚寺の拝観料500円を納めた場合は大沢池も入場することができますので、お忘れなく♪
大覚寺の道を挟んだ門前にある駐車場。バスの発着もあり便利です。
大沢池から歩いてみました。
大沢池の入口。
池は1周約1kmで、歩いて20~30分くらいです。
池の周囲に桜の木が植樹され、どこを歩いていても桜が楽しめるようになっています。
桜は満開でした。きれいですね。
ライトが設置されていますので、夜桜も楽しめるようですね。
五大堂の広縁です。見晴らしが良さそうです。後で行ってみましょう。
稲荷大神社。
心経宝塔と呼ばれる多宝塔。昭和42年に嵯峨帝心経写経1150年を記念して建てられました。
大沢池の風景として重要な要素にもなっている多宝塔は、昭和42年に建てられたもので木造風鉄筋コンクリート製とのこと。
のんびりと池のほとりを歩きます。
大沢池にある石仏群。大きいもので高さ120cmほどあります。
早い時間は人も少なくゆっくり過ごすことができます。
桜と新緑に囲まれ、雰囲気の良い道でした。
大きな池ですね。1周20~30分ほどで歩けます。
桜の間から多宝塔が見えます。
大沢池は日本最古の庭池だそうです。中国の洞庭湖を模していることから「庭湖」とも呼ばれています。
池に沿って桜が植えられています。山々の稜線も美しく、癒されます。
桜も満開で、ちょうどいい時に訪れることができました。
出口付近は、細い道になります。
大沢池のあとは大覚寺へ。
大覚寺は門跡寺院なので、塀には五本の線が入っています。これは一番高い格式を示すものとなります。
大覚寺門跡。
玄関を上がったところにある豪華な駕籠(かご)。
造りひとつひとつが丁寧で、気持ちの良い空間です。
細かなところにも菊の模様が入っています。
嵯峨天皇が造営した離宮をお寺にしたものということもあり、大覚寺の建物は素晴らしく、品のある装飾も美しく楽しめます。
門跡寺院ということもあると思いますが、 手入れが行き届いていて風格が漂います。
反りの美しい屋根ですね。少しずつ角度を変えて曲線に造られています。
お庭は真っ白な白砂敷きです。
五大堂の広縁(幅の広い縁側)からの眺望は素晴らしいです!
法隆寺の夢殿を模して再建した勅封心経殿。
手すりひとつにも手間暇かけて造られています。
先ほども少し触れましたが、大沢池は日本最古の庭池で、国の文化財として名勝に指定されています。毎年、中秋の名月の頃に、大沢池に舟を浮かべる「観月の夕べ」が開催されています。
国宝に、後宇多天皇が大覚寺の興隆を願って書いた遺言の自筆草稿「後宇多天皇宸翰御手印遺告(ごうだてんのう しんかん おていん ゆいごう)」と後宇多天皇が書いた「 後宇多天皇宸翰弘法大師伝 (ごうだてんのう しんかん こうぼうだいしでん)」があります。
【訪問地】 大覚寺 京都府京都市右京区嵯峨大沢町4
【拝観料】 大人500円、小中高生300円
【拝観時間】9:00~16:30
【駐車場】 有料駐車場あり(乗用車1000円/回)
【アクセス】 車ナビに「大覚寺」または「 075-871-0071 」とご入力ください。