元興寺では萩と彼岸花が見頃を迎えています。
例年萩と彼岸花がとても美しいので今年も楽しみに来ました。
また元興寺の周辺のならまちの素敵な雑貨屋さんも覗いてきました。
元興寺の本堂極楽坊と禅室の周辺を取り囲むようにして身長よりも高い萩の木々が生い茂っています。
萩は秋の七草のひとつで7月から9月に花を咲かせますが、元興寺の萩の見頃は9月の中旬からです。
萩は毎年根元から新しい芽が出てくるので萩の季節以外の時にはスッキリ切り落とされています。
ですのでこんなに生茂るとは想像できないほどです。
元興寺は日本最初の本格的な伽藍である法興寺(飛鳥寺)が平城遷都に伴って新築移転されたものです。
飛鳥寺時代に使用されていた瓦がちょうどしたの写真のあたりに使用されています。
素朴でいて洗練された色使いですよね。
極楽坊と禅室は国宝です。
東門は重要文化財です。
この辺りは萩と大きな木に囲まれてトトロの世界のようです。
風に揺れる萩はとても可憐です。
見頃はこれからですのでまだまだ楽しめますよ。
元興寺周辺は古い街並みが残っています。
町屋を改修したカフェや雑貨屋さんも多くとて人気のエリアです。
元興寺は1998年に「古都奈良の文化財」として世界遺産に登録されました。
それをきっかけに周辺の街並みはそのバッファーゾーン(文化の核に挟まれた地域として保存する)として新たな奈良の名所になっています。
ちょうど元興寺の前にもとても可愛らしいお店がありました。
建物の右側は器や生活雑貨などを扱うショップでこの日は器の個展が開催されていました。
素朴で温かみのある器がいっぱいでした。
ひとつのお部屋をガラス戸で仕切って2つのお店として使用していてとても可愛いです。
向かって左側は古書店で自作の絵本をはじめCDや本がいろいろあってとてもいい雰囲気でした。
元興寺は元は興福寺に接していたそうで、とても規模の大きいお寺だったようですがその後度重なる罹災などにより規模が縮小され、お寺を忍ものは土地の中に埋められて、そうしてならまちとして発展してきました。
ならまちは元は元興寺の境内だったということですね。
ちょうどいい季節になってきました。
元興寺の萩と彼岸花を見た後はならまちの雑貨屋さんを巡ってみてはいかがでしょう。
真言律宗 元興寺
【住所】〒630-8392奈良市中院町11
【TEL】0742-23-1377
【拝観時間】9:00-17:00
【拝観料】500円
【駐車場】東門駐車場 乗用車10台 無料
【アクセス】近鉄奈良駅
徒歩:15分
バス:福智院町下車 徒歩5分
JR奈良駅
徒歩:20分
バス:田中町下車 徒歩5分
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