円成寺の紅葉が見ごろとのことで、訪れてみました。
まだ円成寺庭園入口付近のモミジは青葉でしたが、池の周辺は見事に染まっていました。
円成寺の庭園入口の紅葉はまだ青葉でした。
庭園周辺には色とりどりの紅葉がきれいでした。
楼門周辺と池に映る紅葉も見事です。
仏教の浄土思想の影響を大きく受けた浄土式庭園は、極楽浄土の世界を再現しようとしたため金堂や仏堂をはじめとした寺院建築物の前に園池が広がる形となっています。
極楽とは、天界とは異なり、生前に多くの善業を積み上げた善人だけが招待される理想郷だそうです。
一日中ここちよい仏の声が響き渡り、川や池、樹木が音楽を奏で、七色の華に包まれるような世界。
まさにこの季節の円成寺は極楽浄土と言えるかもしれませんね。
本堂には、極楽浄土の教主でもある阿弥陀如来像が安置されています。ぜひ堂内にも足を運んでみてください。
お食事処で軽食もあり、ゆっくりできます。
松茸も売っていました。この辺で採れるのですかね???
まだまだ青葉もありましたので、これからですね。
重要文化財の楼門
基本的に人も少ないのですが、時々バスツアーの団体客も訪れます。
階段を登って本堂に向かいます。
拝観受付。
周辺もきれに紅葉しています。
多宝塔。
護摩堂横の3体の石仏。左から地蔵坐像、阿弥陀如来坐像、地蔵立像です。
多宝塔の中に仏師・運慶の作品「大日如来像(国宝)」が安置されています。
オペラグラスのようなものをガラス面に押し当ててみると反射もなく、良く見えます。
本堂(阿弥陀堂)。
堂内には本尊阿弥陀如来像、その四方に四天王立像が安置されています。
楼門(重要文化財)からみえる紅葉もきれいです。
鐘楼手前の紅葉がきれいでした。
国宝の鎮守社の春日堂(左)と白山堂(右)。
全国で最も古い春日造の社殿。屋根の反り、彩色に特徴があります。
重要文化財の宇賀神本殿は、奈良県内最古級の社殿。書道の神として信仰されています。
鐘楼。
梵鐘は近年に寄進をうけたものだそうです。
円成寺の駐車場。車10台停められます。
円成寺近郊も紅葉のきれいな所がないか探してみました。まずは「夜支布山口神社」。
この神社は一年交代で集落の長老の家に神様の分霊をむかえる「回り明神」という行事が残っているそうです。
ひと気のない神社を訪れると、小学生の頃に遊び場として利用していた神社を思い出します。
この社殿は延享四年(1747)に、春日大社の第四殿を賜ったもので、重要文化財に指定されています。
趣きある石燈籠がありました。
「夜支布山口神社」から2km位にある南明寺。
拝観には事前予約が必要で、入れませんでした。本堂には薬師如来像など多くの仏像を安置しています。
山口神社の趣きある石燈籠が印象的でした。
民家に囲まれた南明寺は、拝観には予約が必要で中には入れませんでしたが、仏像がたくさん安置されているそうなので、いつの日か予約をして訪れてみようと思います。
【訪問地】円成寺
【所在地】奈良市忍辱山町1273
【電話】0742-93-0353
【拝観時間】9:00~17:00まで
【拝観料】大人500円、中高生400円、小学生100円
【駐車場】無料駐車場あり
【アクセス】車ナビに「円成寺」または「0742-93-0353」とご入力ください
バスの場合 JR・近鉄奈良駅から柳生、邑地中村、石打行きバス「忍辱山(にんにくせん)」下車すぐ