春を告げる修二会

東大寺二月堂で行われるお水取りに行ってきました。
修二会(しゅにえ)は752年に始まり、今年で1269回を迎えました。
混雑しているということで行ったことがなかったので、今回が初めてです。
神秘的で迫力があり感動しました。

2時間前には到着しました。
今年はコロナウイルスの影響で観光客が減っているということだったので空いているのではないかと思って訪れました。
確かにとても空いてました。

二月堂からの眺め。
いつもは立ち入ることのできない芝生にも入ることができます。
テレビや新聞でしか見たことがなかったので楽しみです。
三脚は禁止なのですが、駐車場だと使用できます。
かなり遠いのですが、望遠レンズがいっぱい並んでました。

東大寺の大仏は修二会が始まった752年に完成しています。
聖武天皇の子が1歳に満たないまま夭折したことから親王の菩提を祀るために建立されたのが始まりです。

舞台の中からも見ることができるみたいでした。
例年は早い時間から場所取りをしないといけないみたいです。
どちらか迷いましたが、初めてなので火の粉が降り注ぐのを見たいと思って芝生から見ることにしました。

東大寺の関係者さんたちも集合していました。

周辺もとても静かで本当に今日行われるのかな?って思うほどでした。
この辺りはいつでも本当に美しいところです。

この日に使われる松明が準備されていました。
背後の梅の花もとても綺麗でした。
フラッシュは禁止です。
始まると周囲の照明がすべて消えるので真っ暗です。
小さいフラッシュでは全く映りません!という放送が流れて面白かったです。
フラッシュの光は練行衆たちの目に入ると足元が危なくなるので要注意です。

使用済みの松明でしょうか。
竹の部分には墨で字が描かれています。

いよいよ始まりです。19時から20分間の間に10本の松明が登っていきます。
登廊は練行衆が常上するためにあるんですね。
そもそも二月堂は修二会のためだけに建てられた建物です。

あまりに火の勢いがすごくて燃えるかと思いました。
二月堂は二月に修二会が行われることからそう呼ばれています。
二月堂は1180年(平安時代)の三好・松永の兵乱にも焼け残ったのですが、1667年(江戸時代)のお水取りの最中に失火で焼失したそうです。
今の建物はその2年後に再建されたものです。

降り注ぐ火の粉がとても綺麗で夢中でシャッターを切りました。
毎日10本の松明が灯されます。
1本ずつ上がってきて通り過ぎます。
12日には45分間でさらに大きい籠松明が10本一度に並ぶとあって混雑するようです。

お水取りの作法や習俗は中世の雰囲気を色濃く残しています。
修二会は3月1日から14日まで行われます。
二月堂の本尊十一面観音に練行衆と呼ばれる11名の行者が自らの行いを懺悔しその功徳により五穀豊穣や万民豊楽、天下太平などを祈る法要行事です。

一日6度の行法(南無阿弥陀仏などを繰り返し唱えるもの)が終わった後に松明が先頭してもう一度二月堂に戻ってくるというものです。
松明はその後二月堂正面の舞台を廻り観衆に向かって火の粉を撒き散らします。

消防士さんも待機しています。
松明が塊のまま降ってくることもあるので消防士さんが払います。

お松明は「行」ですので天候にかかわらず雨でも行われます。
松明の重さは40kg、長さ7mの松明が回廊を走ります。
12日の籠松明では重さ70kg、長さ8mというさらに大きな松明が灯されます。

夕方には鹿たちも帰りじたくです。

火の粉でダウンコートなどは穴が開く、と聞いていたのですが大丈夫でした。
しかし煤がたくさんついてました。
火の粉を浴びて今年は健康に過ごせるといいな。

東大寺
【住所】〒630-8587 奈良市雑司町406-1
【TEL】0742-22-5511
【拝観料】大仏殿・法華堂・戒壇堂各600円
【拝観時間】大仏殿・法華堂・戒壇堂
4-10月 7:30-17:30
11-3月 8:00-17:00
二月堂 24時間拝観自由
【アクセス】徒歩:近鉄奈良駅から約20分
バス:近鉄・JR奈良駅から市内循環バス「東大寺大仏殿・春日大社前」下車徒歩5分
近鉄奈良駅からぐるっとバス(大宮通ルート・奈良公園ルート)「大仏殿前」下車すぐ

修二会
【日程】3月1日(日)から14日(土)
【お松明】3月1日から11日、13日 19時から
【籠松明】3月12日19時30分から
14日は18時30分から
【お水取り】3月13日午前1時から

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