東大寺・二月堂の修二会(お水取り)が開催されているとのことで、訪れてみました。
日程は下記の通りです。
3/1~3/11、13日 19:00~ 約20分
3/12 19:30~ 約45分
3/14 18:30~ 約10分
この修二会(お水取り、お松明)は、752年から現在まで1269回を数え、戦乱の世でも途絶えることなく続けられてきた「不退の行法」だそうです。
近鉄奈良駅から東向商店街を抜けて興福寺を通って向かいました。
新型コロナウイルスの影響で商店街の閑散は耳にしていたものの、想像以上に観光客、人が少ない状況でした。
暮れゆく空に南円堂の八角堂の屋根が浮かび上がります。屋根上の宝形(ほうぎょう)も美しいですね。
2018年に落慶した中金堂。
写真中央には人が通る道があるのですが、手前の礎石は中門と回廊跡になります。どれぐらい先かは分かりませんが、将来はこの中門と回廊の再建も検討されているようです。たのしみですね。
興福寺・五重塔(国宝)。
東大寺二月堂の修二会(お水取り)に向かう途中も、人影少なく。。。
ISO8000、シャッター1/40秒、F値5.6、露出補正 -1
3月12日は19:30~の開始で、東大寺二月堂には18:45くらいに到着しました。
12日の夜はお松明が11本と他の日と比べても1本多く、竹の長さも重さもひと回り大きい籠松明が使われます。そのため訪れる人も多く、例年であれば、2万人~3万人の人出となります。
今年はコロナウイルスの影響もあり人は少なめ。19時を過ぎると混み合ってきましたが、それでも隣の方と肩がぶつかることもなく、ゆとりある状態で見学することができました。
ISO12800、シャッター1/250秒、F値4、露出補正 -0.7
ISO4000、シャッター1/13秒、F値4、露出補正 0
お松明に火が灯り、登郎(廊下)を登っていきます。屋根に火が燃え移らないのか心配になるほどの火の勢いでした。過去には建物に火が燃え移ったこともあるそうです。
修二会(お水取り、お松明)は天災や疾病を取り除き、自ら犯した罪や過ちを悔い改めながら、鎮護国家、天下泰安、五穀豊穣、万民快楽など、人々の幸福を願う行事。人々はお松明を眺めながら祈りを捧げます。
ISO3200、シャッター1/25秒、F値4、露出補正 0
お松明を持った僧が二月堂に到着すると、火の玉は左から右に移動を始めます。
ISO12800、シャッター1/60秒、F値4、露出補正 -0.3
松明が回ると火の粉が舞い、歓声があがります。前列で見学されている方はかなりの迫力かと思います。
このお松明の火の粉を浴びて、燃え殻を持ち帰るとその年は健康になるという言い伝えがあり、毎年早い時間から場所取りの参拝客でにぎわいます。
ISO3200、シャッター1/10秒、F値4、露出補正 0
周辺の電灯は消され真っ暗な境内にお松明が灯されます。
ISO6400、シャッター1/25秒、F値4、露出補正 0
今年は暖冬でそれほど寒くはありませんでしたが、場所撮り等で待ち時間が長い場合は、しっかり防寒対策をしていった方が良さそうです。
二月堂で修二会(お水取り)が始まる前には、気分のすぐれないときの対応、カメラのフラッシュなど一通りの説明がありました。三脚、一脚、脚立の使用は禁止です。
カメラのフラッシュに関しては、カメラ内蔵のフラッシュでは光は届かないので、フラッシュを使っても前の人の頭がしっかり写るくらいです。しっかりOFFにして撮影しましょう。
フラッシュOFFの設定方法がわからないまま使っていることも考えられますが、カメラ説明書をしっかり確認してからお出かけしましょう。
【訪問地】 東大寺 二月堂 修二会(お水取り、お松明)
【拝観料】 無料
【時間】
3/1~3/11、13日 19:00~ 約20分
3/12 19:30~ 約45分
3/14 18:30~ 約10分
【駐車場】 最寄に民間の有料駐車場あり
【アクセス】 近鉄奈良駅、またはJR奈良駅より市内循環バス利用、大仏殿・春日大社前下車、南大門を経由して二月堂まで徒歩約10分
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