リコー GR と GR Ⅳ は、中古で買うならどちらが買いか? レビュー

高級コンパクトデジカメの中でも評判がいいリコーの「 GR 」シリーズ。

使ってみるとその良さというものが実感できるのですが、今回はイメージセンサーがAPS-Cになった5代目「 GR 」と4代目「 GR Ⅳ 」を「中古で買うならどちらが買いか」を検証してみたいと思います。

※「 GR 」シリーズを所有している人であれば型番で新旧がわかると思いますが、そうでない人にはわかりにくいですよね。今回比較する「 GR 」と「 GR Ⅳ 」ですが、「 GR 」が新機種となります。

まずは写真の出来上がりを比較してみましょう。

「 GR 」と「 GR Ⅳ 」の写真比較

1)「 GR 」と「 GR Ⅳ 」で晴天時に撮影した遠景写真

絞り優先モード(Av)、絞りF8、ISO200、画像設定 ビビッド、三脚未使用

若干「 GR Ⅳ 」の方が空や緑の濃淡が感じられますが、
晴天時はどちらも青空や緑がきれいに撮れていますね。

↓↓↓ 拡大写真

拡大をしてみると、電線や電車の輪郭は「 GR 」で撮影した方が滑(なめ)らか。

さすが5代目「GR」です。

2)「 GR 」と「 GR Ⅳ 」で曇天時に撮影した遠景写真

写真左 【露出補正】なし   写真右 【露出補正】+0.7ステップ
絞り優先モード(Av)、絞りF8、ISO200、画像設定 ビビッド、三脚未使用

左側(GR、GR Ⅳ)の写真は露出補正をせず、シャッターボタンを押しただけのものです。

どちらも曇り空の影響を受けてアンダー気味(暗め)となりましたので、両機ともに「+0.7ステップ」露出補正をしたものが右側の写真です。

GR で露出補正したものは、全体的に明るくなりましたが、フィルム時代から写真を楽しまれている方は少しオーバー気味と感じるかもしれませんね。

GR Ⅳ は若干青みが強い印象ですが、露出補正後も雲の形が残っているのがわかります。

どちらかの写真を選ばなければいけないとなれば、露出補正をした「 GR 」の写真が、明るく今風で良いと思いますね。

↓ ↓ ↓ 別のカットで、手前に花が植えられた花壇の写真を撮り比べてみました。

「 GR 」と「 GR Ⅳ 」で同条件にて撮影しています。

GRで撮影した写真は、空に浮かぶ雲が失われていますが、花や田んぼが明るく色鮮やかに撮れています。

撮影後に写真加工ソフトである程度調整ができるものですが、できるだけ手間暇かけずにキレイに撮れることが重要ですので、花や田んぼがキレイに撮れている「 GR 」の方が〇。

曇天時に撮影した田んぼの遠景風景では「 GR 」も「 GR Ⅳ 」も似たような結果になっているので、正直なところ、露出補正なしでこれだけの差が出たのには驚かされました。

測光位置も注意して撮影したつもりでしたが、もしかするとカメラ内部のセンサー類に誤差が生じているのかもしれませんので、この結果は参考程度にしてください。m(__)m

というのも

「 GR 」の電子水準器にズレが発生していて、初期設定に戻すと明らかに水平ズレが確認できる個体なのです。。。; ̄ロ ̄)!!

※水準器のズレは、本ページ下部に記載しました。

手ブレ補正

次に手ブレ補正非搭載の「 GR 」と手ブレ補正を搭載している「 GR Ⅳ 」の比較をしてみたいと思います。

【撮影条件】
シャッター優先モード
シャッタースピード 1/20秒
ISO1600

看板に書かれている3行目「・・・赤い血が流れ出し、・・・」の「赤」の漢字を比べてみると、「 GR 」で撮影した左側の写真でしっかり読める状態になっています。

変わって、手ブレ補正機能が搭載された「 GR Ⅳ 」の「赤」の漢字を見てみると、ツブれてしまっていることがわかります。

「あれ?」

という感じですよね。。。再検証が必要ですかね???

手ブレ機能のない「 GR 」の方が良い結果が出てしまいました。

ここで「 GR Ⅳ 」を持ち上げたいと考えていたのですが、想定したものと異なるデータになってしまいました。(^▽^;)

次回はもう少し手ブレの発生しやすいシャッタースピードで挑戦してみようと思います。

マクロ撮影

マクロ撮影は以前に取り上げたことがありますので、一部流用させていただきますね。

「 GR 」と「 GR DIGITAL Ⅳ 」のマクロ撮影の詳細はこちら

↑ 左が「 GR 」、右が「 GR DIGITAL Ⅳ 」。手持ちでできるだけ最短撮影距離まで近づいてみました。

「 GR DIGITAL Ⅳ 」の最短撮影距離は 1cm 、「 GR 」の最短撮影距離は 10cm。

「 GR DIGITAL Ⅳ 」の方がピエロの置き物に近づいて撮影できていますね。「 GR 」のセンサーが大きくなったことで、1cmだった最短撮影距離が10cmに・・・。これは痛いですね。

「 GR DIGITAL Ⅳ 」を保有していた方が「 GR 」でマクロ撮影をしてみると、

「 シャッターが押せない」

と感じた方も多かったのでは・・・。

以前にも書きましたが、接写時にシャッターが気持ちよく押せるのは「 GR DIGITAL Ⅳ 」です。写真を大きく引き伸ばす予定の無い方、SNSなどに昆虫や花、商品のアップ写真を投稿される方は「 GR DIGITAL Ⅳ 」がオススメです。

カメラの大きさやセンサーサイズなどはこちらの記事をご覧ください。

水準器は個体差あり?

↓↓↓ 下の写真は同じ机の上に置いた「 GR (左)」と「 GR DIGITAL Ⅳ (右)」。

赤枠内を見ていただくとお分かりの通り、「 GR (左)」の水準器がズレていますよね。風景を撮影中、おかしいことに気づき、キャリブレーションの調整をしました。

※キャリブレーション・・・機器が正しい値になるよう調整すること。

GRシリーズの「キャリブレーション」調整は、アオリ方向のみとなりますので、水平がズレているときはサービスセンターに持ち込みとなります。

皆さんの個体はいかがですかね。

水準器のズレなどは発生していませんか?

もし発生していた、発生しているということであれば、教えていただきたいです。ぜひお問合わせフォームよりお知らせください。

リコー GR と GR Ⅳ の画角は同じなの?

どちらも35mm換算で28mm相当のレンズとなっていますが、上の写真を比較していただければわかる通り「 GR Ⅳ 」の方がワイドに撮れています。

センサーサイズの違いがあるとは言え、これは少し驚きでした。

公表値でどちらも35mm換算28mm相当となっており、撮影範囲も同じと考えていましたので、気づいたときは何度も確認をしてしまいました。

ちなみに「 GR Ⅳ 」で撮影した写真の上に赤枠で囲った部分が「 GR 」の撮影領域となります。広角レンズ好きの私としましては、この差は大きいですね。。。

リコー GR と GR Ⅳ はどちらが買いか?

1.マクロ(接写)機能が優れている
2.画角が広い(撮影範囲が広い)
3.コンパクト(小さい)

何を重視するかで変わってくると思いますし、基本的に新型をオススメしたいところではありますが、上の3点から個人的には「 GR Ⅳ 」をオススメ致します。

この他にもバッテリーが切れてしまった場合に、単4電池2本で撮影が継続できることも魅力です。単4電池ならコンビニで手に入りますからね。

「 GR 」は、センサーが大きくなったことでカメラ内部のスペースに問題があったのか、あるいはバッテリーの消耗も激しくなりますから、単4電池での撮影を無くしたのかもしれませんね。

話を戻したいと思います。

「ズームが付いていないから」

「高い」

「カメラと言えば、キヤノンかニコン」

様々な理由で購入を見合わせていた方も多いと思いますが、

最近では、20,000~25,000円前後で中古の「 GR Ⅳ 」が入手できますので、単焦点コンデジの購入を見送っていた方も手軽にGRデビューが可能となっています。

写真の世界が拡がります。

ぜひこの機会に「 GR Ⅳ 」をお試しください。

■リコー GR
【画素数】1620万画素(有効画素)
【撮影素子】APS-C
【焦点距離】28mm
【撮影枚数】290枚
【最短撮影距離】標準30cm、マクロ10cm
【連写】4コマ/秒
【USB充電】可能
【幅×高さ×奥行】117×61×34.7
【重量】215g(本体)

■リコー GR Ⅳ
【画素数】1000万画素(有効画素)
【撮影素子】1/1.7型
【焦点距離】28mm
【撮影枚数】390枚
【最短撮影距離】標準30cm、マクロ1cm
【連写】1.54コマ/秒
【USB充電】無し
【幅×高さ×奥行】108×59.8×32.5
【重量】190g(本体)

↓↓↓ 今回使用したGR機種はこちらです

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