朝、目覚めると外は霧に包まれていました。
急遽予定を変更して田園風景が拡がる場所に車を走らせました。
樹々、草花、岩、山々が霧に包まれ、想像を超える幻想的な美しい世界が拡がっていました。
霧は絵を限りなくシンプルにしてくれます。
いつもは通り過ぎてしまう景色を一変させ、実に印象的な風景を創りだしてくれました。
「ブ~ン」
スズメバチが何匹も飛んでいました。どこからか樹液の匂いも漂ってきています。
辺りを見回して樹々に近づいてみると、やはりありました、ありました。
樹液は傷ついた樹皮を守るために出ているのですが、チョウやカナブン、スズメバチが蜜を吸っていました。とくにカナブンが多く確認できました。
カブトムシやクワガタも見つけられたらと思い、しばし昆虫探しを楽しみましたが、残念ながら見つけることができませんでした。まだ6時前でしたが、すでに土の中にもぐってしまいましたかね。。。
歩いていると電信柱を這うカタツムリを発見。
競争しているかのように2匹のカタツムリが地面に向かっていました。誤って柱の上に行ってしまったのかな?
1分間に80cm前後しか進むことのできないカタツムリにとっては、道を間違えるのは大変なことなんですよね。
神様が宿る島・・・に見えますね。
足元には生まれたばかりのたくさんのカエルが飛び回り・・・(逃げ回りの方が正しいかな)、歩くのが難しいほどでした。
お米を作る農家さんやここで暮らす生きものを優しく見守ってくれているのかもしれませんね。
太陽が山から顔を覗かせました。
アンパンマンの顔に似てます。子どもたちも喜びそう。(笑)
霧が少しずつ晴れていくと、荘厳な山の姿が現れ始めました。
美しい風景に出会えた日は、うれしいものです。