今回は、「哲学の道」がある京都市左京区を訪れてみました。
いま弊社が運営している「 京都奈良.jp 」サイトをどのような形にしていくかをゆっくり考えてもみたくなり、周辺を散策しながら思考を巡らせてみました。
哲学の道
桜の季節はたいへんな賑わいを見せる「 哲学の道 」。
7月のこの時期は、人も少なく不思議と時間がゆっくり感じられ、風に揺れる野草や木の葉、水のせせらぎに心癒されます。
緑に覆われた小径も趣きがあり美しいものですね。。。
この水路は琵琶湖から引かれたもの。
水道水、水力発電、下水、工業用水等に使われています。
若王子橋から銀閣寺橋まで約1.5kmある「哲学の道」は、約50年前に砂利道の散策路として整備され、いま京都で最も人気のある散歩道として多くの人が訪れます。
周辺には、大豊神社、霊鑑寺、安楽寺、法然院、浄土寺、銀閣寺など名所旧跡、魅力的なカフェもたくさんあります。
上の写真は安楽寺の石階段。
時折り届く光が樹木の間(ま)から古木や苔を照らし、美しい光景となりました。
■安楽寺
【住所】京都市左京区鹿ケ谷御所ノ段町21番地
【電話】 075-771-5360
【拝観時間】9:30~16:30
※年間スケジュールあり。詳細はHPをご覧ください。
法然院 森のセンター
敷石に届いた木漏れ日が素敵ですね。
お土産屋さんですかね?
緑と調和した建物に樹木の枝葉から差し込んだ光に魅せられて、自転車をとめ覗いてみることにしました。
ここは自然の魅力や生きものの不思議さを伝えるために建設された「 法然院 森のセンター 」。安楽寺から北(銀閣寺方面)に向かって進んでいると見つけることができます。
建物内のギャラリーでは、森で見つけた宝物の数々、周辺で撮影された動物写真などがたくさん展示されていました。
運が良ければ、オオタカや二ホンリス、うり坊(イノシシの子)、キツネ、ニホンザル、ヤマネ等も観察することができるみたいですよ。
↑ この緑の箱は、フクロウのペリットから出てきたネズミの骨。
※ペリット・・・鳥の口から吐き出された消化されなかったもの。
エサを食べてから6~10時間ほどで作られるペリット。フクロウの他にもワシタカ類や飛ぶ宝石とも言われるカワセミ、ツバメ、スズメ、カラスなどもペリットを吐き出します。
ちなみにワニやヘビ等は骨や毛、内臓も丸のみして消化します。
緑箱の骨は、センターに集まった子供たちがペレットを分解して、骨がどの部位なのかを学びながら分類してくれたものです。
↑ これは子どもたちと押し葉で作った落ち葉のステンドグラス。
アイデアひとつでこのような素敵なものが作れるというのも勉強になりますね。
自然とのふれあいは、IT社会でますます重要になっていきそうです。
お子さま連れの方にもオススメの施設。ぜひお立ち寄りください。
■法然院 森のセンター
【住所】京都市左京区鹿ケ谷法然院町72-2
【電話】 075-752-4582
【営業時間】10:00~17:00(入館無料)
銀閣寺
所変わって哲学の道の北端に位置する 銀閣寺 にやって参りました。
展望所からの眺望は素晴らしいですね。。中央左下に見えるのが 銀閣寺 (国宝)。
足利家ゆかりの寺院として有名ですが、これは義政が文明14年に開いた山荘で「応仁の乱」が終わると、ここに籠(こも)って芸術活動に邁進していたそうです。
足利義政は政治家としての評価は低かったものの、優れた芸術家を援助し、和風文化を築いた一流の芸術家だったと言われています。
すべての建物の完成を見ることなく義政は亡くなってしまいますが、のちに菩提を弔うために義政の法号・慈照院(じしょういん)にちなんで慈照寺(=銀閣寺)という寺に改められました。
↑ 書画や茶の湯に親しんだ義政公のお茶に使用されていた井戸(湧き水)が今も残ります。
↑ 中央に見える建物が日本最古の書院造と言われている国宝・東求堂(とうぐどう)。特別史跡・名勝に指定されている錦鏡池(きんきょうち)を中心とした池泉回遊式庭園も素敵でした。
※池泉回遊式庭園・・・江戸時代に発達した日本庭園の一様式で、飛び石や燈籠、樹々、滝などが設けられ、池を中心にして鑑賞する庭園。
今年の秋は、銀閣寺に決まり!(予定です・・・笑)
■銀閣寺
【住所】京都市左京区銀閣寺町2
【電話】075-771-5725
【拝観時間】3月~11月 8:30~17:00、12月~2月 9:00~16:30
「トルコ至宝展 チューリップの宮殿 トプカプの美」
「 哲学の道 」散策の後は、京都国立近代美術館に開催されている「トルコ至宝展 チューリップの宮殿 トプカプの美」に行ってきました。
広大な領域を支配し、数百年にわたり栄華を極めたていたオスマン帝国の宝物は、息を飲む素晴らしいものばかり。国内外関係者の皆さまに感謝、感謝です。
鉄をベースに金、ルビー、トルコ石をふんだんに使った宝飾兜や、象牙や金、ルビーをちりばめた刀剣など製作者が息を止めて作ったであろう細やかさが感じられ実に見事でした。上品で繊細なデザインは格式と威厳が漂う素晴らしいものばかり。一見の価値ありです。
「トルコ至宝展 チューリップの宮殿 トプカプの美」は、7月28日(日)まで。
ぜひお見逃しなく!!!
■京都国立近代美術館
【住所】京都市左京区岡崎円勝寺町26-1
【電話】075-761-9617
あやの小路 がま口の専門店
駐車場に戻る途中、「がま口の専門店」を発見。
ここは 京都市動物園や岡崎公園、平安神宮から歩いてスグの「 AYANOKOJI 岡崎本店 」。
「がま口」にこだわったお店なんてなんだか楽しそうですね。
せっかくなので覗いてみることにしました。
「がま口」と言えば、お財布だけを想像していましたが、いまは違うのですね。
↑ こんなカッコいい3WAYメッセンジャーバックまで売ってました・・・。c(>ω<)ゞ
これらはすべて職人さんの手づくり。
デザインも洗練されていて素敵ですね。
大量生産する時代に Made in Japan というのも嬉しい響き。。。
京都らしさに溢れたがま口商品の数々。外国人はもちろん県外の友人、家族のお土産にもたいへん喜ばれそうですね。
「 がま口専門店・AYANOKOJI 」は平安神宮、ロームシアター京都、京都国立近代美術館、京都市動物園からも徒歩圏内。ぜひお立ち寄りください。おすすめです!
■がま口専門店 AYANOKOJI
【住所】京都市左京区岡崎南御所町40-15
【電話】075-751-0545