今回は24時間も温かさが持続する「ハクキンカイロ」の使い方をご紹介いたします。
冬になるとポケットティッシュに代わりポケットカイロが配布されますよね。ただ使い捨てカイロは軽くて便利な反面、封を開けたら一回きり。
使い捨てカイロの温かさの持続時間はおおよそ10時間。少し長持ちさせたいのであれば、空気中の酸素に触れさせないようハンカチなどに包んでおけば長持ちします。
使い捨てカイロはチャック付の袋に入れることで発熱を一時ストップさせることも可能ですが、ハクキンカイロのパワーもスゴイことがわかりました。
カイロの王様 ハクキンカイロ
冬山に使えそうなカイロを探していたら
という製品を見つけました!
コンパクトで環境にもやさしい。
しかもハクキンカイロの発熱量は使い捨てカイロの約13倍です。
ハクキンカイロは1923年に発明された製品で、かなり昔から売られていたものです。正直、知らなかった。。。雪山登山用に、さっそく購入してみました。
ハクキンカイロの燃料はベンジン
見た目は重厚感があり重そうですが、非常にかるくて銀色に輝くハクキンカイロ本体を付属の袋に入れてもなんとわずか約82g。
しかも燃料は25ccのベンジンを入れるだけ。
最大24時間も保温できる低燃費設計になっています!!
たった25ccのベンジンで、24時間も温かさが持続するのはありがたいですね。
ハクキンカイロの使い方
↑ ハクキンカイロの使い方はカンタン。
まず用意するものは
・ハクキンカイロ
・ベンジン
・ライターまたはマッチ
・専用カップ
すぐ使える「ハクキンカイロのセット」が販売されています。
燃料はベンジンですが、誤って燃料用アルコールなどを購入してしまうと使えませんので、最初は単品で購入するよりもセットがおすすめです。
火口の金属部分を引き抜く
↑ ハクキンカイロ本体の上部フタを取ると火口(赤矢印)が現れますので、この銀色の金属部分(火口)を引き抜きます。
抜いた穴の中にピンク色の計量カップを入れます。
計量カップをセットして、ベンジンを注ぐ
↑ ピンク色の計量カップに目盛りが付いています。黒矢印の上部分が温かさを12時間継続させるためのライン、下が6時間になっています。
24時間継続させる場合はカップ2杯。それ以上はいれないこと。ベンジンが漏れ出て火口が湿ってしまい、反応が起きなくなります。
目盛りに合わせてベンジンを入れた後、計量カップを本体に対して直角に回すと(上写真右)ベンジンを流し込む小さな穴が現れ、本体に流れていきます。
※慣れないと計量カップを回した時に揺れてこぼれるので注意が必要です。
火口付近をライターであぶる
↑ あとは火口をハクキンカイロ本体に戻して、赤い矢印あたり(火口付近)をライターまたはマッチで3秒ほどあぶります。あとはフタをして袋に入れて温かくなるのを待ちます。
ハクキンカイロは、ベンジンの気化ガスがプラチナと接触して発熱する化学原理を利用。ライターやマッチは化学反応に必要な温度を与えるために使用しています。
ベンジンに火をつけて燃やしているわけではないので安全です。
ハクキンカイロは、写真撮影、釣りなどのアウトドア始め、ゴルフや寒い冬の通勤・通学にも重宝しそうです。またすべての交換部品が用意されているので、大事に使用すれば長く使える製品です。
早急に手を温めたい時などにハクキンカイロを袋から出してしまうと、冷たくなっていきますのでご注意を!
気象条件にもよりますが、冬山の登りでは歩いているだけで暑くなることもありますので、主に山頂でのランチや下山するときに重宝しています。
腰のあたりでハクキンカイロがピタッと固定できるカイロベルトも販売されているようなので、検討してみたいと思います。
ベンジンの臭いが気になる方は、締め切った車の中や部屋では、チャック付の袋に入れて発熱を止めておくと良いかもしれません。
ぜひお試しあれ!
【商品名】ハクキンカイロ
【サイズ】68×101×15(mm)
【付属品】カイロ本体、カップ、袋、説明書
【定 価】3,650円(税込)
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