「 ISO感度 の 調整 」
これだけだと難しそうに聞こえてしまいますが、
カメラ( デジタルカメラ )の設定を少し変えるだけで
誰でも簡単に 手ブレ を 減らす ことができる「知っトク技」。
ぜひ設定をしてお出かけください!
Canon デジタルカメラ PowerShot G7 X の ISO感度 の 設定 画面
1)ファンクションセットボタンを押す
2)ISOと書かれたアイコンを選択
3) ISO感度 を選択(数値が大きいほど速いシャッターが切れます)
例えば、
部屋の雰囲気を壊さずに撮りたい場合は、フラッシュをOFFにします。そうすると シャッタースピード が 遅くなり、 手ブレ の 原因 になってしまいます。
なぜ シャッタースピード が 遅くなる のか?
人の目で例えると
明るいところから急に暗い部屋に入ると何も見えなくなりますよね。
目が慣れてくるまで少し時間がかかると思います。
暗い部屋に入ってから1秒ほど部屋全体にライトを当てれば、何がどこにあって、どういう部屋なのかスグにわかります。
カメラも同じことで、暗い部屋でフラッシュを使えば瞬間に被写体を認識し、撮影することができるようになるのです。
逆にフラッシュを使わずに撮影した場合、カメラが被写体を認識するまで時間がかかるため、 シャッタースピード が遅くなるのです。
↓ 下の画像を見てください。室内の置物を撮影しているところです。
赤枠(1)は シャッタースピード を意味していて「1/20」となっています。
赤枠(2)が「 ISO400 」となっています。
※混乱してしまいますので、今回は「1/20」の横に明記された「F1.8」という数値( 絞り値 )は見ないでください。(^^)
手ブレ が発生しにくい シャッタースピード というのは、
「1/○○mm( レンズの焦点距離 )」
と言われています。
例えば、200mmのレンズで撮影しているのであれば「1/200秒」、50mmレンズであれば「1/50」といった感じです。
今回表示されている「1/20秒」という シャッタースピード ですが、小さなコンパクトデジカメであれば、 ブレ を最小限に抑えた撮影ができるかもしれません。
とは言え、
不安は残りますので、 ISO感度 を高くして撮影してみます。
ISO400 ⇒ ISO1000(赤丸2番をご覧ください)
にしてみました。
「 ISO1000 」にしたことで、 シャッタースピード が「1/20秒」から「1/60秒」になりました。(赤丸1番をご覧ください)
ISO感度 の数値を大きくすればするほど、わずかな光でも撮影ができますが、 ISO感度 を上げすぎると写真のコントラストが低下して画質が悪くなりますので、注意が必要です。
↓↓↓ 手持ちで撮影した写真がこちらです。
ISO1000、1/60秒
飾られている棚の雰囲気を出すことができました。
↓↓↓ ISO400、1/20秒で撮影したものです。
意図的に 手ブレ した写真にしてみました。
シャッタースピードが1/20秒程度ですと、カメラの液晶上では確認しにくい ” ブレ ” が発生してしまうこともあります。暗い場所での撮影では シャッタースピード に注意すると失敗が少なくなりますので、ぜひお試しください。
↓↓↓ カメラの内蔵フラッシュを使った写真がこちらです。
フラッシュが置物や棚の奥に反射してしまっています。
記録写真であれば、フラッシュを使っての撮影がよろしいかと思います。
いかがでしたでしょうか。
今回は手振れを防ぐために「 ISO感度 」を調整してみましたが、館内でのお子様の演奏会や発表会はもちろん、運動会で走る子供を「ピタッーーー」と止めて撮影することもできます。ぜひ挑戦してみてください!
実際に試すときは、テスト撮影をしてから本番を迎えてくださいね!!
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