キヤノンのフルサイズミラーレス「EOS R5」に待望のボディ内手ブレ補正機構が内蔵されました。フルサイズミラーレス「EOS R5」に搭載された最大で8段分の5軸シフト式の手ブレ補正が、どれくらい強力なのか。
はたしてカメラ初心者は望遠レンズを使ってキレイに撮れるのか。
気になりますよね。
そこで今回は、フィルム時代からキヤノン製品を使ってきた筆者が「EOS R5」をレンタル。「EF100-400mm/F4-5.6L IS Ⅱ USM」を使って、シャッタースピード「1/10秒」で手持ち撮影してみることにしました。
もくじ
EOS R5 の手ブレ補正テスト EF望遠レンズを三脚なしで手持ち(スローシャッター)撮影 レビュー
キヤノンはいままでレンズのみに「手ブレ補正機構」を内蔵してきたのですが、フルサイズのミラーレスボディに初めて手ブレ補正機能を搭載しました。
多くのレンズに手ブレ機能が適用されて、撮影できるのが嬉しいですね。
そういえば、
最近、観光地で目にするカメラはほとんどがスマホ。
コンパクトデジカメやデジタル一眼、ミラーレスを手にしている人が本当に少なくなりました。( ̄□ ̄;)
ぜひ最新のミラーレスを手にして写真を撮るたのしさを味わっていただきたいなぁと思います。運動会や発表会、結婚式など特別な日に合わせてカメラをレンタルしてみるのもおススメです~。
EOS R5&望遠レンズ 手持ちスローシャッター撮影と三脚撮影の比較写真
EOS R5 と 望遠レンズ「EF100-400mm/F4-5.6L IS Ⅱ USM」を使ってスローシャッター撮影をしてみました。
小さくて分かりくいですが、右側が手持ち撮影です。
1秒のスローシャッターでも手持ち撮影ができると口コミにありますが、まずは「1/10秒」で撮影をしてみました。
上の写真では、分かりにくいので、大きな写真にてご覧ください!
↓ ↓ ↓
■撮影条件 ・シャッタースピード優先 ・ISO100 ・シャッタースピード「1/10秒」 |
三脚で撮影した写真
↑ 三脚を使って撮影
三脚を使って撮影した自動販売機は、缶ジュースやペットボトルの文字などが読めますね。
手持ちスローシャッターで撮影した写真
↑ 手持ちで撮影
手持ちで撮影した自動販売機は、缶ジュースやペットボトルの文字がかすんでしまっています。上の写真は何枚か手持ちで撮影したうちの1枚。中には手ブレが酷くまったく文字が読めないものもありましたが、仕方がないですね。手ブレを100%防ぐことはできません。
上写真の文字は霞んでいますが、シャッタースピード「1/10秒」「200mm望遠」という条件を勘案すると、EOS R5の手ブレ補正が強力に効いていると言えますね。
「1/10秒」の望遠手持ち撮影でこれだけ撮れれば十分かなと思います。少し速いシャッタースピードで撮影をすれば、きれいな写真が撮れるということですからね。
上写真2枚、写真を大きくしないのであれば、手持ち撮影した写真でもギリギリOKという感じです。がんばればシャッタースピード「1秒」もいけるかも・・・と期待できる内容となりました。
そのあと標準レンズでの試写を終えて、再度、望遠レンズの手持ち撮影をしてみました。
↓ ↓ ↓ 「EOS R5」で「EOS 5D Mark Ⅳ」ボディをシャッタースピード「1/10秒」で撮影してみました。
上写真はどちらも手持ちで撮影したもの。写真右側は「EOS5D Mark Ⅳ」ロゴをしっかり読むことができます。
10枚くらい撮りましたかね。
スローシャッターで100-400mm望遠レンズを装着してシャッタースピード 1/10秒でこれだけキレイに撮れたことに驚きました。これは嬉しいですね。(^^)
「 EOS R5 」であれば、カメラ初めての方でも三脚を持たずに街撮りやお寺巡りなども楽しめそうですね。
実は、上の写真右側は厳密に見ると手ブレが確認できるのですが、シャッタースピードをもう少し速くすれば、今回のテスト結果よりも良い写真が高確率で得られるはずです。
かなり好印象となるテスト結果となりました♪
↓ ↓ ↓ 5軸手ブレ補正内蔵の「EOS R5」はこちらからどうぞ!
EOS R5 5軸手ブレ補正
カメラボディと望遠レンズを三脚に取り付けて構図を調整した直後は、ファインダーを覗いていると微妙にカメラが動いているのが分かります。
しっかりした三脚に固定していても構図調整後は、安定するまでカメラボディとレンズがわずかに揺れています。手持ちで撮影する場合もカメラ&望遠レンズの重さで上下左右に動いてしまうことがほとんどです。
5軸手ブレ補正というのは、こういったボディやレンズが上下左右に動いてしまうブレをセンサーが軽減してくれる機能となります。
■5軸手ブレ補正 ・カメラボディが上下左右に動いてしまうブレ(上下 左右 2軸) ・レンズ先端が上下左右に動いてしまうブレ(水平回転軸 縦回転軸 2軸) ・カメラボディ(回転軸 1軸) |
↑ これらのブレを軽減してくれます。
すでに三脚を使わずにデジタル一眼レフで風景撮影をするプロもいますが、今後、増えていくかもしれないですね。
手持ち撮影を終えて感じたこと
EOS R5 の有効画素数は約4500万画素。高画質になればなるほど、少しのブレやピントに対してシビアになります。
ですので、
今回の「EOS R5」の「1/10秒 手持ち撮影テスト」を始める前は
「満足のいく写真が撮れないのでは・・・」
「スローシャッターの手持ちは難しい・・・」
と考えていました。
現在は、EOS 5D Mark Ⅳ にて主に風景撮影をしています。
「EOS R5」に「RF24-70mm/F2.8L」を装着すると、EOS 5Dの標準ズームセットと重さがほとんど変わらないため、正直、レンタルする前は「いますぐ買い替えよう」とは思いませんでした。
というのも、
EOS 5D + レンズの画質、機能は満足してますので、風景撮影をしていて気になるところは「重さ」。特に雪山に行くときは、どのレンズをお留守番にするかでいつも悩まされていますからね。
「EOS R5であれば、三脚をお留守番にできる・・・かも!!!」
風景撮影に置いて三脚をお留守番にするなんてありえないと思っていましたが、一部時間帯を除き、三脚無し撮影を試してみてもいいのかなぁ・・・とも思える結果となりました。
とは言え、
せっかくのR5の高画質を活かすためには「三脚」を使えばより性能を発揮できるとも言えますので、EOS R5購入後は三脚を軽量コンパクトな「トラベル三脚」または「一脚」にすることも考えています。
また動画機能に関しては、使う人が限られているように感じています。これは「EOS R5」だからというわけではなく、以前から気になっていたことでした。
著名なYouTuberは自宅の撮影で、ミラーレスカメラやGoProなどを使っていますが、運動会や発表会、子どものスポーツ大会などは、片手で撮影できるビデカメが主流です。
動画機能に関しては、オプションで選べるようにし、あとからプログラムをインストールして使えるようにするなど、消費者側に選択肢を与える商品構成にしてもらえると販売台数に勢いがつくような気がしました。カメラ市場も細っていますので、売上減少になる可能性もありますが、新しい選択肢を増やしていただけると嬉しいですね。
たとえば
EOS R5 ⇒ フル装備 45万
EOS R5M ⇒ 動画機能なし 30万
EOS R5S ⇒ Tv、Mモードなし(モードも選べるようにする)、動画機能なし 25万
のようなイメージです。
撮影を終えて少しではありますが「EOS R5」のメリット、デメリットを体感することができました。総合的にみて、買い替えをいつするのか検討中です。(笑)
次回は、EOS R5 で撮影した夜空の写真を記事にしてみたいと思います♪
おたのしみに!
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