最近のコンパクトデジタルカメラ、ミラーレスや一眼レフには、「 ホワイトバランス 」という太陽光や曇り空、白熱灯、蛍光灯など異なる光源でもきれいに撮れる機能が搭載されています。
基本的に「AWB(オート ホワイトバランス )」にしておけば、周辺の光源に合わせて自動で補正をしてくれますが、陽の出ているときや曇り空など状況に合わせて「 ホワイトバランス 」機能を使い分けると、より自然な色合いに近づけることができます。
※AWB = Auto White Balance (オートホワイトバランス)の略
Canon EOS 5D MarkⅣ ホワイトバランス 設定
コンパクトデジカメ の機種によっては「 ホワイトバランス 」の設定を変更すると、どのようなシーンで使うとよいか説明が出るものもあります。
Canon G7X ホワイトバランス 設定
↑ 例えば「コンパクトデジカメ キヤノン G7X」で、ホワイトバランス「AWB」を選択すると上画像のように「撮影シーンにあわせて自動で色あいを調整します」と表示されます。
わかりやすくていいですね。
ホワイトバランス で設定できる光源の種類は、
1.AWB オート(雰囲気優先)
2.AWBW オート(ホワイト優先)
3.太陽光
4.日陰
5.くもり、薄暮れ、夕焼け空
6.白熱電球
7.白色蛍光灯
8.ストロボ使用
9.マニュアル
10.色温度
となります。
カメラによっては、2番の「AWBW(オート ホワイト優先)」がなかったり、上記以外の ホワイトバランス 機能が付いているものもあります。
Canon EOS 5D MarkⅣの ホワイトバランス 設定方法
赤丸の「WB」ボタンを押して、背面のダイヤルを回して選択します。
↑ このダイヤルです。
↑ ホワイトバランスを「AWB」から「太陽光」アイコンに変えた状態。
直感的にわかりやすいアイコン。
ホワイトバランス機能を使い始めた時は、一度変更した設定状態で撮影を続けてしまうこともありますので注意してくださいね。
「 AWB 」と「 太陽光 」で撮影した写真の比較
↑ 左が「AWB」 、右の写真が 「太陽光」モード で撮影したものです。
写真は白毫寺の石仏。
右側の「太陽光」で撮影したものは、赤みが強く、温かみのある写真に仕上がっています。今回の「AWB」と「太陽光」の撮影結果に関しては、個人的にはどちらも良いと感じています。
ホワイトバランスに関するコメントを拾ってみると
「基本的にAWBで撮影しておけば大丈夫」
「屋外では太陽光モード撮影が適している」
とあり迷ってしまいますよね。
正直なところ、どちらの意見も正しいので断定はできませんが、お好みのモードで記録する、または気になるホワイトバランスモードで2~3枚記録しておくと良いかもしれません。
ちなみにJPGだけでなくRAW(コンデジでも記録できる機種あり)でも記録しておけば、Photoshop等の現像ソフトを使って画質を劣化させることなく、ホワイトバランスの調整も可能です。
AWBW (ホワイト優先)オートホワイトバランスとは?
CanonのEos5D Mark Ⅳ には「 AWBW 」という機能があります。
標準の「 AWB (オートホワイトバランス)」で白熱電球下で撮影をするとオレンジ色(または赤っぽい色)の強い写真になります。
「 AWBW (オートホワイトバランス ホワイト優先)」を選ぶと、赤みの少ない写真にすることができます。
料理写真をブログなどにアップされる方も増えてきていますが、レストランにて料理の写真を撮ると効果が実感できるかもしれません。(※光源による)
設定方法は
「MENU」⇒「ホワイトバランス」⇒「SET」。
「AWB」が選択されていると
液晶左下に「INFO AWB または AWBW」と表示されていますので、ファインダー左横の「INFO」ボタンを押します。
画面が「詳細設定」となり、「 AWB 」「 AWBW 」の選択ができるようになります。
ホワイトバランスの設定変更をした後(特に室内外)は、戻し忘れのないようご注意ください。
次回は、
ホワイトバランス設定の変更前後の比較写真をアップ致します。
お楽しみに!
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