京都市西京区にある天台宗の寺院「十輪寺」。
京都御所と本満寺の帰り道、雨も降っていたこともあり、迷いましたが寄ってみることにしました。
平安初期の歌人・在原業平(ありわら の なりひら)が、この寺に隠棲したとも伝えられ「なりひら寺」とも称されています。
拝観受付を済ませて本堂に向かうと本堂と樹齢二百年のしだれ桜(なりひら桜)がお出迎え。
立派なしだれ桜ですね。
こじんまりとした中庭もまた素敵です。
奥に見える老木が「なりひら桜」。
わずか一本であれだけの枝ぶりだったのに驚かされました。
中庭の見方も立・座・寝の3通りあり、感じ方が変わることから「三方普感(さんぽうふかん)の庭」とも言うそうです。
長廊下には、写真家・岩合光昭さん等が撮影した写真も飾られていました。
最近の岩合光昭さんはネコ写真で有名ですが、20年前はライオンやクジラなど迫力ある動物写真がメインで、憧れの存在でした。おかげで写真の世界にどっぷりとハマってしまいました。。。
在原業平(ありわら の なりひら)のお墓とされる「宝篋印塔(ほうきょういんとう)」付近からの眺め。
しっとりとした空気の中、黒光りする屋根と満開の「なりひら桜」が絶妙な美しさでした。
十輪寺から車で5分も走れば、善峯寺があります。どちらも静かに時間を過ごせるお寺でおすすめです。
【撮影日】 2019年3月30日(土)
【訪問地】 十輪寺 京都市西京区大原野小塩町481
【拝観料】 大人400円、中・高・大学生400円
【拝観時間】 9:00~17:00
【駐車場】 無料駐車場あり
【アクセス】阪急バス 小塩下車 徒歩約1分
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