サーモスと象印の水筒はどっちがいい?  THERMOS「JNL-353」と象印「SM-TA36」の比較レビュー ブログ

サーモス 象印 水筒 比較 レビュー

いま会社に持参したり、テレワークでデスクに置いておく水筒がめちゃくちゃ売れているみたいですね。

小学校や中学校などでも熱中症対策などのために子どもに水筒を持たせていることから、1リットル子供向け水筒も売れているようです。

私も撮影に水筒は必要ですので、サーモス(THERMOS)製の350mlと500mlの水筒を所有しているのですが・・・象印の水筒を購入してみました。

サーモスと象印の水筒はどちらがいい?

水筒は容量違いでいくつか持っているのですが、
今回、飲み口のフタのロック形式が異なる象印の水筒360ml(SM-TA36-BA)を購入してみることにしました。

というのも、

「象印の水筒(SM-TA36)の方がいいかも♪」

と思わせる作りを2か所ほど見つけてしまったのです。

サーモスと象印の水筒の使いやすさと各部品の作りを比較してみましたので、ぜひ参考にしてみてください。

象印の水筒購入前に使用していたサーモス水筒(THERMOS)
・水筒350ml(JNL-352 JTB
・水筒500ml(FFX-501

※サーモス JNL-352 の新しいモデル「JNL-353」「JNL-354」がありますが、重量・保温性能は変わりません。

サイズ比較

象印 SM-TA36サーモス JNL-352
サイズ(cm)幅6.5×奥行7×高さ18.5幅6.5×奥行7.5×高さ17
口径約4cm約4cm
容量0.36L0.35L
重量0.28kg0.17kg
本体材質ステンレス製ステンレス製
保温効力
保冷効力
9度以下 6時間
66度以上 6時間
11度以下 6時間
63度以上 6時間

上の表は「象印 SM-TA36」と「サーモス JNL-352」の比較となります。

サイズの高さを見てみると、
わずか1.5cmの違いとなっていますが、実際に手に取ってみると、サーモス製品の方がかなりコンパクトな印象を受けます。

サーモス JNL-352(所有水筒)の新しいモデル「 JNL-354」が発売されていますが、新旧モデルの保温性能に違いはなく、違いはカラーだけとなっています。

なので、そのまま比較をさせていただきました。

また食洗器対応モデルが良いという方は、「JOK-350」が発売されていますので、下記にてご確認ください。

サーモスと象印のロック形式

フタについているロック形式に関しては「象印 SM-TA36」が使いやすいですね。象印のロックはスライドさせる幅もわずか4mmなので、ちょっとバックに入れる際に簡単に片手でロックすることができます。

サーモスは、フタをロックをするには下から上に、解除するときは上から下に輪っかを移動させるタイプですので、若干面倒さを感じてしまうかもしれません。

サーモス JNL-353」のロックを片手で操作するには慣れが必要ですが、ロック付近の見た目のシンプルさとオシャレ感はサーモスかなぁと思います。

飲み口の比較

サーモス 象印 水筒 比較 レビュー

象印 SM-TA36」と「サーモス JNL-352JNL-353、JNL-354)」の飲み口の比較をしてみました。

これは文句なしに「サーモス JNL-352」に軍配が上がります。

象印よりサーモスの方が長い飲み口になっています。

わずか 4mmの違いですが、熱いコーヒーを飲む際に、飲料が飲み口まで出てきたとき空気に触れ、息を吹きかける時間をより多く作れます。

実際に飲み比べてみるとわかりますが、象印の飲み口だといきなり熱い飲み物が口に触れる印象なので、猫舌の方はサーモスがいいかもです。

サーモス 象印 水筒 比較 レビュー

それとフタを開けたときのフタの折れ曲がる角度が違います。サーモスの水筒に口をつけてもフタに鼻が当たるということはほとんどありません。

一応、象印のフタも鼻が当たらないように改良されているのですが、気を付けて飲まないと、どうしても当たってしまいます。。。

雨の日にグラウンドでサッカーや野球をした後は顔に泥などが付着することもありますので、 飲み物と接触するゴム部分に鼻が当たるのは、マイナスポイントですね。清潔感を求める人は気になるかもしれません。

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水筒フタの空気の通り道 ゴクゴク飲めるのはサーモス 

サーモス 象印 水筒 比較 レビュー

実は象印の水筒を購入したきっかけがこのフタにある「空気穴」の大きさ。左側が「象印 SM-TA36」で、右が「サーモス JNL-352」。

サーモス JNL-352( JNL-353、JNL-354)」の空気穴は小さいです。

飲み方にもよりますが、飲み物の液体で穴がふさがれてしまうとスムースに飲めなくなることもあります。

そういうときは息を吹きかけて、穴に付着した液体を吹き飛ばすのですが、コーヒーなどの色付きの液体の場合、それが飛び跳ねてくるので気になっていました。

水やお湯ならいいのですが、ほぼ毎回なので他の水筒を調べてみると 「象印 SM-TA36」 の空気穴が大きいことがわかり購入してみることにしました。

実際に使ってみると、象印の水筒は飲料で穴がふさがれてしまうことがなく、穴に付着した液体を吹き飛ばす必要がなくなりました。

ただ夏場に冷たい飲み物を ” ゴクゴク ” 飲みたいときは水筒を一気に傾けると思いますが、サーモスの方が飲み口の穴が大きいので、かなり有利です。

象印の場合、飲み口で ” トクトクトクッ ” というリズムが発生して、期待する量の水が流れてこないので、若干ストレスを感じるかもしれません。

【追記】
使い始めは象印の飲み口で発生する ” トクトクトクッ ” というリズムが気にならなかったのですが、冬場もぬるくなったコーヒー等、期待する量が流れてこないので、最近はサーモスをメインで使うようになりました。(感じ方に個人差あるかと思いますので、参考までに!)

フタを取って飲みやすいのは象印

サーモス 象印 水筒 比較 レビュー

実はフタを取った状態での「飲み口の丸み」も「象印水筒」を購入したポイントのひとつになっています。

象印 SM-TA36」のフタは、” スクリュータイプ ” と ” ワンタッチタイプ ” の2種類あり、”ワンタッチタイプ”が、今回購入したモデルとなります。

” スクリュータイプ ”というのは、ボトルにキャップをするイメージで、ボトル本体に口をつけて飲むスタイルとなります。

ボトルに口をつけて飲めるように作られているので、丸みがあって飲みやすくなっています。

夏や冬場の時期に自宅で食事をする際は、グラスや陶器のカップを使わずに、サーモス水筒のフタを取って使っていたのですが、少し鋭利な印象(問題はありません)で以前から気になっていました。

今回、購入した「象印 SM-TA36」のフタを付けずに、コーヒーを飲んでみたところ「象印 SM-TA36」が圧倒的に使いやすかったです。

普段の食卓で使うコップとしても使えるというのはポイントが高いですね。

象印の内側はフッ素二重コーティング

象印 SM-TA36」の内面は、茶しぶやコーヒーの色、ニオイが残りにくいフッ素コート加工(テフロン加工)がされています。またスポーツドリンクにも対応していて塩分にも強い素材となっています。

ひとつ気になるのは「フッ素加工(テフロン加工)」というのは、焦げつかないなどメリットがある反面、身体に影響を与える有害物質が体内に蓄積されていく・・という情報ですね。キッチンメーカーなど業界の人たちもあまり使っている人がいないとも聞いたことがあります。

↓ ↓ ↓ フッ素の種類

フッ素加工(PTFE)のフライパン
※PTFEという種類のフッ素樹脂
から焚きをしない。(厳禁)
230℃以上になるとPTFEからは有毒ガスが発生することがわかっています。
PFOAを使ったフッ素加工品
※フッ素樹脂は摩擦係数が少ないためPFOAを使って金属と密着させやすくしています。
PFOAはアメリカ環境保護庁により、PFOAにおける発がん性が深刻であると指摘しています。

この辺りも少し気になりますよね。

水筒に使われているフッ素が安全なのかどうかメーカーに確認をしてみました。

まず害のない安全なフッ素が使われていて、200℃以上の飲料を入れて容器が過熱されるということはないので問題ありません。

2番の「PFOA」に関しては使用しておらず、製品は食品衛生法の承認を得ているため、安心してご利用いただきたいとの回答でした。

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水筒の洗いやすさは?

サーモス 象印 水筒 比較 レビュー

洗いやすさは「象印 SM-TA36」も「サーモス JNL-352( JNL-353、JNL-354)」どちらも変わらない印象です

わずかな差となりますが、空気穴にも汚れは付きますので、穴の大きい象印の方が洗いやすいと言えるかもしれません。

保温性能 比較チェック

公表されている保温性能で間違いないはずですが、下記条件にて1時間後と1時間半後の保温性能チェックをしてみました。

誤差を少なくするため、水筒にお湯を入れて温めておきました。

条件は

お湯 85℃
お湯の量 200ml
気温(部屋)24℃

です。

湯量は350mlにしようかとも思いましたが、冷めにくく時間もかかることから200mlにしています。

象印 SM-TA36サーモス JNL-353
0分85℃85℃
1時間後77℃77℃
1時間半70℃70.5℃

1時間半後のお湯の温度にわずか0.5℃の温度差がでましたが、厳密な環境下での比較ではありませんので、同じ温度とみて問題ないと思います。

1時間後の温度と1時間半後の温度が7℃も下がったのには少し驚きましたが、象印の360ml水筒で、95℃の熱湯が6時間後に65℃になると表記されていますので、驚くほどではないですね。 (^^;)  

結果は素人による確認ですので、参考程度にしてください。

どちらが買いか?

自宅やオフィスで使うことが多いのであれば「象印 SM-TA36」。
アウトドアでの利用なら「サーモス JNL-353」。

象印 SM-TA36 サーモス JNL-353
重さ
ロック形式
大きさ
飲み口
(フタを付けた状態)
飲み口
(フタを取った状態)
空気穴
洗いやすさ

自宅やオフィスで使うことの多い人は「象印 SM-TA36」がおすすめです。

おすすめ理由象印 SM-TA36

・空気穴が大きいので飲みやすい。自宅やオフィスで使う場合、すぐに飲むことも多いと思いますが、アイスコーヒーなど色付きの飲料を飲むときに「ゴボッ」となるのは避けたいので空気穴は大きい方が良いです。
・フタを取ったときの飲み口に丸みがあるので、食事のときにも使いやすい。
・ロックがしやすい。

アウトドアでの利用は「 サーモス JNL-352( JNL-353、JNL-354) 」がおすすめです。

おすすめ理由サーモス JNL-352

・軽くてコンパクト
・利用中にフタが鼻に当たりにくいので、清潔感があります。雨の日にグラウンドでサッカーや野球をした後は顔に泥などが付着しますので、子どもにもおすすめです。

※サーモスの場合、空気穴が色付きの飲料でふさがれてしまったときは、空気穴を息で吹き飛ばさないようご注意ください。液体が衣類に飛んでくることがありますので、外出先(仕事着など)では注意が必要です。

高性能の山専用ステンレスボトル 「THERMOSサーモス) FFX-501」の記事はこちらをご覧ください。

※写真画像に「サーモス JNL-353」とありますが 「サーモス JNL-352」の間違いとなります。

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