先日の「GR DIGITAL Ⅳ レビュー Vol.1」に引き続き
GR Ⅳ 覚えておくと便利な機能 Vol.2 をまとめてみたいと思います。
まず上写真の「ADJ」レバーですが、13種類もの中から自身のよく使う6種を選んで割り当てることができるスーパー便利なボタンです。v(⌒o⌒)v
このレバーは左右に動かすだけでなく、押すこともできるボタンになっています。
ボタンを押すと登録されているアイコンが表示されるのですが、
何ができるかと言うと、
「ADJ.」ボタンを押すと
赤枠のようなアイコンリストが表示されます。
黄色になっている所が選択されている箇所で、現在は「WB(ホワイトバランス)」が選択されています。
WB(ホワイトバランス)というのは、
光源によって変化する写真の色合いを適正にする機能です。
たとえば
蛍光灯下で撮影したときに写真が青っぽくなってしまったことはありませんか?
こういった光によって変化する色合いを調整するのがWB機能です。
撮影環境にあわせてホワイトバランス設定を変更すると、きれいに撮ることができますので、いろいろ試してみてくださいね。
「☀(晴れ)」マークや「☁(曇り)」マークなど天気に合わせて設定することもできます。
光源を判別する能力はかなり高くなっていますので、基本的には光源を自動的に判別する「AUTO(オートホワイトバランス)」で撮影すれば大丈夫。
赤枠リストのアイコンは左から
WB : ホワイトバランス
ISO : ISO感度
左から3番目 : アスペクト比(異なる画面サイズが選択できる)
左から4番目 : 画像設定(好みの色合いを選択)
左から5番目 : フォーカス(マルチ、中央、スポット)
左から6番目 : ターゲット移動(ピントを任意の箇所に移動)
※上記は初期設定(デフォルト)。
ADJ.ボタンは、カスタマイズ可能で、露出補正、WB補正、ISO、画質、フォーカス、スナップフォーカス距離、測光、画像設定、速写、オートプラケット、調光補正、マニュアル発光、Dレンジ補正から選ぶことができます。
「GR Ⅳ」は、スマホのようにタッチ操作をする機能が搭載されていないので、右端のピント機能は、使用頻度が高くなると思います。
たとえば
上の3.5cm程度のミニカーを撮影してみましょう。
まず
ADJ.ボタンを押す ⇒ 右端のターゲット移動アイコンを選択 ⇒ 下写真のように十字の矢印が表示される ⇒ 十字の位置を任意の場所まで移動 ⇒ シャッターを切る
中央よりやや下の「177」という数字にピントを合わせています。
十字の矢印を任意の場所に動かさないといけないので、
意図する箇所へのピント合わせは、カーソル移動に少々時間がかかります。
この辺りは、やはりタッチパネルが欲しいところですね。
とは言ってもマクロ撮影時のピント合わせが速いので、ピントの合いにくいコンパクトデジカメと比較しても、はるかにストレスフリーなデジカメです。
一眼レフでもマクロ撮影時のピント調整は難しい(迷うことがある)のですが、「GR Ⅳ」は見事ですね。
いい感じに撮れてますね。接写は1cmまで近寄れます。
いままでGR以外のコンパクトデジカメを使用したことのある方なら、マクロ時のピントスピードに驚かれると思いますよ。
補足ですが、
マクロを頻繁に利用する方は、上の「Fn1」ボタンに「ターゲット移動」機能を設定してみるのもいいかもしれません。
コンデジの新製品で2~3万クラスでお探しならば、手ブレ補正付の「GR Ⅳ」も候補に入れても良いと思いますね。単焦点なので光学式ズームが必須の方は、もう少しいろいろ比較検討する必要がありますが、
「単焦点でもいい!」
という方には、かなりお買い得な高品質のカメラと言えそうです。
ただ昨今は、ズーム付の方が売れているわけですし、
ズームが付いていないと迷われる方も多いと思います。
そこで次回は、GR Ⅳで高画質撮影した写真の一部分を拡大して、ズーム無しでも楽しめるかを検証してみたいと思います!
【メーカー】RICOH (リコー)
【機種】GR DIGITAL Ⅳ
【焦点距離】28mm
【F値】F1.9
【シャッタースピード】180~1/2000秒
【撮影感度】ISO80~3200
【デジタルズーム】4倍
【撮影枚数】390枚
【最短撮影距離】30cm(標準)、1cm(マクロ)
【手ブレ補正機構】イメージセンサーシフト
【価格】中古25,000円~35,000円前後(2018年7月3日現在)
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