ビクセン 単眼鏡(双眼鏡)の4倍,6倍,8倍の見え方がどれだけ変わるか違いを比較。旅行,スポーツ観戦,美術鑑賞には4倍 or 6倍がよいワケ。

ビクセン単眼鏡(双眼鏡)4倍,6倍,8倍の見え方がどれだけ変わるか違いを比較

今回は、実際に4倍、6倍、8倍の単眼鏡を使って見え方の違いを比較してみることにしました。

使用した単眼鏡はビクセン(Vixen)のマルチモノキュラー4倍、6倍、8倍の3点です。

これから ” 単眼鏡 ” あるいは ” 双眼鏡 ” を購入される方は、いったいどの倍率を買えばよいのか悩みどころかと思いますので、ぜひ参考にしていただければと思います。

単眼鏡の倍率使用した単眼鏡
4倍の単眼鏡ビクセン マルチモノキュラー H4×12
6倍の単眼鏡ビクセン マルチモノキュラー H6×16
8倍の単眼鏡ビクセン マルチモノキュラー H8×20

↓ ↓ ↓ ビクセン単眼鏡 旧デザイン
※旧デザインは、赤い帯がありロゴが異なります。

ビクセン(Vixen)旧デザイン

2021年に単眼鏡のデザイン(外観)がリニューアルされました。今回使用したビクセンの単眼鏡の一部は、旧デザイン(下記参照)となりますが、レンズ等の中身は同じです。

4倍,6倍,8倍の単眼鏡(双眼鏡)、芸術鑑賞、ミュージカル、スポーツ観戦には、どれが使いやすい?

単眼鏡4倍,5倍,6倍の見え方がどれだけ変わるか

今回はビクセン(Vixen)の4倍、6倍、8倍の単眼鏡を使って見え方がどれだけ変わるかを比べてみました。

コンパクトで持ち運び便利な単眼鏡は、美術鑑賞、舞台だけでなく、サッカーや野球、バスケットボール、陸上、水泳など様々なスポーツ観戦にも使えて便利です♪

ビクセン 単眼鏡 4倍6倍8倍の違い比較レビュー
写真:Amazonより
ビクセン 単眼鏡 4倍6倍8倍の違い比較レビュー

上写真は、観戦場所から 120~150mくらい先にあるサッカーゴールを撮影してみました。

実際に「4倍」と「6倍」を交互に覗いてみても倍率の違いを感じにくいのですが、写真で比較すると6倍の単眼鏡は、明らかに見える範囲が狭くなっていることが分かります。

単眼鏡または双眼鏡は、遠くのものを近くで見る目的で購入しますので、

「倍率は高い(大きい)方がいい」

と考えがちですが、高倍率な単眼鏡(双眼鏡)ほど見える範囲が狭くなり、手の震えや動きに敏感になりますので単眼鏡(双眼鏡)が揺れて見づらくなることがあります。

ですので、
安易に ” 高倍率の単眼鏡(双眼鏡)を買う ” と決めてしまうのは後悔につながりますので、実際に手に取って覗いてみることをおすすめします。

双眼鏡(単眼鏡)の「6×16」の数字は何を表しているの?

\ 一つあると便利です♪ /

スポーツ観戦には4倍~6倍、それとも8倍?

ビクセン単眼鏡(双眼鏡)4倍,6倍,8倍の大きさ比較

↑ 持ち歩くことを考えて、大きさや重さも確認しましょう。

応援する座席の場所、スポーツ競技にもよりますが、お気に入りの選手や試合に出場しているお子様を大きく見てみたいのであれば、単眼鏡(双眼鏡)の倍率はおおよそ 8倍~10倍が使いやすいと言われています。

双眼鏡(単眼鏡)を製造・販売しているメーカーHPでもスポーツ観戦には「8倍」を推奨しています。たしかに選手が大きく見える「8倍」は魅力ありますよね。

ただ様々な用途に使いまわしをしたい方には「4倍」or「6倍」が良いかもしれません。

私がいろいろ使いまわしをしたい派で、軽くて小さいことも重要なので、持参するときは「4~6倍」の単眼鏡をよく手にしています。

↓ ↓ ↓ 下の画像をご覧ください。

ビクセン 単眼鏡 4倍6倍8倍の比較レビュー

倍率に合わせてサッカー選手のイラストを配置してみました。
※選手のイラストは、正確に配置すると8倍は 5.5人になりますが、キリ良く5人にしてあります。

4倍の単眼鏡(双眼鏡)選手のイラストを11人配置することができました。選手のタテヨコの動きに対しても追随でき、単眼鏡(双眼鏡)をのぞきながら容易に追いかけることができます。
8倍の単眼鏡(双眼鏡)選手のイラストは5人。選手のタテヨコの動きに対して枠から飛び出てしまうため、常に単眼鏡(双眼鏡)を動かす必要があります。

好きな選手を拡大して見たいということであれば、シンプルに倍率の高い単眼鏡(双眼鏡)で良いと思いますが、ゲームの流れも楽しむ場合は、4倍~6倍が見やすくおススメです。

上写真の 4倍と8倍 を比べてみると、

「4倍」は、グラウンド上でサッカー選手が動き回っても見えている範囲が広いので追うことができますが、「8倍」は見える範囲が狭く、選手が単眼鏡の枠から外れやすいことがわかります。

私もサッカー・Jリーグの試合を見に行くことがありますが、左目で試合を追いかけながら、お気に入りの選手にボールが渡ったら右目の単眼鏡(4~6倍)で追いかけるという使い方もしています。

ビクセン(Vixen)の単眼鏡は、ピントリングが軽く片手でカンタンに操作ができるのも魅力の一つです。

4~6倍であれば、多くのスポーツ試合の流れを追いかけることができます。テニスやバスケ、バレーボールなどの室内競技も観客席と選手の距離が近いため「4~6倍」が適しています。

8倍は視界が狭く、単眼鏡の枠からあっという間に選手がいなくなってしまいます。単眼鏡(双眼鏡)に慣れた人でも選手やボールの動きについていくのは困難ですので、高倍率であればあるほど見える範囲が狭くなるということは覚えておいてください。

さすがにゲーム開始から終了まで単眼鏡(双眼鏡)で観戦することは無いと思いますが、倍率の高い単眼鏡でのスポーツ観戦は、頻繁に単眼鏡(双眼鏡)を動かすことになりますので、選手のプレーを追いかけたい人には不向きです。せっかく購入した単眼鏡も使わなくなってしまうかもしれません。

↓ ↓ ↓ 8倍の単眼鏡で撮影した写真

単眼鏡 高倍率は手ブレで見づらくなる

ご覧の通り、ブレてますよね。 
単眼鏡をのぞくと分かりますが、揺れを ” ゼロ ” にすることは出来ません。

単眼鏡&双眼鏡を製造・販売するメーカーが「10倍以上は三脚を使いましょう」と推奨してますので、手ブレが気にならない倍率「4倍」「6倍」が美術鑑賞、舞台や旅行など幅広く使えますので、おすすめです。

スポーツ観戦適した倍率
単眼鏡を使って試合を追いかける場合4倍
好きな選手をアップにしたい場合8倍

4倍の単眼鏡でスポーツ観戦を10倍たのしもう♪

スポーツ観戦は、親子、カップル、友達同士と気の合う仲間と行くことが多いですよね。

有名な選手や応援している選手がいれば、少しでも近くで見てみたいものです。そんなとき単眼鏡があれば、プレー観戦にも熱が入り、仲間とさらに盛り上がれます。

監督やベンチの選手、ハーフタイムのショーも楽しめますし、コンパクトデジカメやスマホのカメラと合体させて望遠レンズとして写真を撮ってみても楽しいですよ。

単眼鏡は軽くてコンパクトなので、持ち運びもラクチン。カバンに入れておいても気にならない大きさです。

重さも
4倍 49g
6倍 59g
8倍 79g
です。

軽いですよね。
仮に4倍と8倍2つ合わせても、
わずか128g!!!

コンパクトで軽いので、4倍と8倍の2つ持ちもおすすめです。大きな競技場のときは、私も4倍と8倍の2つを持参しています。(^^)

\ ビクセンの4倍と8倍の単眼鏡 /

ビクセン単眼鏡 4倍,6倍,8倍のスペック

マルチモノキュラー
H4×12
マルチモノキュラー
H6×16
マルチモノキュラー
H8×20
倍率4倍6倍8倍
1000m視界
(1000m先の見える範囲をメートルで表したもの)
201m157m122m
ひとみ径
(大きいほど視界が明るくなる)
3mm2.7mm2.5mm
明るさ
(数字が大きいほど明るい)
97.36.3
至近距離約20cm約25cm約25cm
サイズ58×31×33mm70×31×35mm102×31×35mm
重さ49g59g79g

いままで 4倍、6倍、8倍、10倍の単眼鏡や双眼鏡を所有してきましたが、一番最初に購入した倍率は「10倍」の双眼鏡です。

各倍率を使い分けながら様々な用途に使用してきましたが、使い勝手のよいおすすめの倍率を聞かれたら迷わず「4倍」と「6倍」と答えます。

主な使用途がスポーツ観戦で、大きな競技場ということであれば「8倍」や「10倍」の単眼鏡、双眼鏡が活躍してくれますが、一般の方であれば、スポーツだけでなく、旅行や美術鑑賞、ミュージカルや舞台、運動会などにも使用できますので「4倍」「6倍」のコンパクトで小さな単眼鏡が便利です。

小さくてカワイイ単眼鏡 ビクセン H4×12 

↑ これもビクセンの4倍単眼鏡です。
小さくてカワイイですよね。

青いモデルも発売されていたのですが、生産終了になっています。こちらの赤色もいつまで販売されるのか分からないので、興味のある方はお早目にお求めください。

ブラックはしばらく大丈夫です。

↓ ↓ ↓ こちらが赤い色のビクセン 4倍単眼鏡です。

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