忍辱山圓成寺の紅葉が見頃を迎えています。円成寺庭園は平安時代に寛遍僧正が築いたとされ、浄土式と舟遊式を兼備した庭園です。
紅葉が池に映り込み絶景です。
本堂 4本の柱に描かれた極彩色の絵がとても見事です。
円成寺は756年に聖武天皇と孝謙天皇の勅令により、唐僧虎瀧和尚の開創と伝えられていますが、史実的には1026年命弾(みょうぜん)上人が12面観音を祀られたのが始まりです。1112年迎接上人が阿弥陀如来を祀り、1153年仁和寺の寛遍僧正が東蜜忍辱流を創られ、寺門が栄えました。
1466年応仁の乱の兵火で主要伽藍を消失しましたが、程なく光弘阿闍梨が再興しました。江戸時代にはとても栄えましたが、明治時代になって寺領を失い、今の境内と建物が残りました。
前には駐車場もあります。
池に映り込む紅葉が見事でした。
楼門
本堂は旧本堂と同じ規模と様式で再建されています。
4本の柱に極彩色に描かれた聖衆来迎25菩薩は全国でも珍しく、とても美しく迫力がありました。
楼門も同じく室町時代に再建されました。境内の紅葉はとて美しく、写真撮影や写生に多くの方が訪れていました。
またハイキングの方も多く、東大寺あたりまでの12キロをこれから歩いていく、というグループもいてすごいなぁと思いました。
境内にはたくさんの紅葉があって池にも映り込むのでとても華やかでした。
奈良市内から12キロほどあり、結構寒かったです。お食事どころも人気でした。
境内にはわらび餅など軽食を食べられるスペースもあり、ゆっくり紅葉を眺めることができます。
見事な紅葉でハイキングの方も多かったです。
忍辱山円成寺
【住所】〒630-1244
奈良市忍辱山町1273
【TEL】0742-93-0537
【アクセス】
電車・バス
JR・近鉄奈良駅より奈良交通バス柳生行き
約30分「忍辱山」バス停下車西へ徒歩2分
車
国道369号線県庁東交差点より約12km