日に日に暑さが増してきましたね。
陽に当たり続けると皮膚もヒリヒリ焼けてきます。ここ国営飛鳥歴史公園甘樫丘地区は、小高い山に囲まれていて、田んぼや樹木も多く生い茂り、木陰も多い場所です。
7月も後半になると木陰でも暑く熱せられた空気とジリジリと地面からの照り返しでハンカチが手放せなくなります。
いまの季節は風吹けば涼しく、広がる田園風景を前にランチも美味しく食べれそうです。。。
稲渕の棚田エリア(棚田百選)
棚田百選にも選ばれれている稲渕の棚田エリアに行ってきました。
国営飛鳥歴史公園甘樫丘地区の駐車場に車を停めて、自転車を少し走らせると田植えをするおばあちゃんに出会いました。お声がけをしたあと田植え風景を撮影させていただきました。
お孫さんと思われる男性の方も一緒で、おばあちゃんの田植えの手伝いをしていました。今年80歳になるおばあちゃん、手作業による田植えは腰への負担も大きく、年を重ねると曲がってきてしまうものですが、お孫さんに話かける時や移動時には背筋がまっすぐになり驚かされました。
軽自動車一台が通れるだけの細い道。対向車が来たら、どちらかがバックかぁ。田んぼに落ちそうやな。
飛鳥の謎の石造物「弥勒岩(みろくいわ)」。拝むと下半身の病気、目の病気にご利益があるそうです。
美しい田園風景が続きます。
飛鳥寺とあじさい
日本最初の仏教寺院「飛鳥寺」の境内にアジサイが咲いていました。
飛鳥寺は蘇我氏の氏寺で、本尊は「飛鳥大仏」と称される釈迦如来。
飛鳥寺には複数の呼称があり、日本書紀には「法興寺」「元興寺」「飛鳥寺」と3つの呼称が表記されています。
飛鳥寺の境内には、ポストが設置されています。赤色に黒みを帯びた蘇芳色(すおういろ)に塗られています。
蘇芳(すおう)は塗料となる植物の名前で、奈良の県章の色にもなっています。
蘇我入鹿首塚
飛鳥寺の西側の門を出たところにある蘇我入鹿首塚と伝わる五輪塔です。
蘇我入鹿の地位や勢力は日に日に増していき、圧倒的な力を手に入れました。
しかし天をもおそれぬ大悪人として、皇位継承のライバルだった中大兄皇子と中臣鎌足によって飛鳥板蓋宮・大極殿にて首を跳ねられ暗殺されてしまいます。その跳ねられた首がここまで飛んできたとか、首を供養するためにそこに埋めたとも伝えられています。
飛鳥寺周辺の田園風景。
お寺や観光名所も多い明日香は、のどかな田園風景を観ながら観光することができます。忙しく働く人たちもきっと癒されると思いますよ。
国の特別史跡「 石舞台古墳 」
国の特別史跡「 石舞台古墳 」は、国内にある最大級の方墳です。
元々は岩の上に盛土があったのですが、現在はまったく残っておらず、横穴式石室が露呈している状態となっています。
一番大きな岩の重さはなんと77トンにもなります。
被葬者は明らかになっていませんが、7世紀初頭の権力者「蘇我馬子」のお墓と言われています。
美しい田園風景が拡がります。
「鬼のまな板」と「鬼の雪隠」
畑の中を通る道の脇の高台にある鬼の俎(まないた)。
鬼の雪隠(せっちん)。鬼の俎と鬼の雪隠は、元は一つの古墳の石室だったものと考えれれています
吉備姫王墓と欽明天皇陵
吉備姫王墓(きびひめのみこのはか)。
備姫王墓に安置されている猿岩。
第29代天皇の欽明天皇陵。
飛鳥の田園風景は癒されますね。
高市郡明日香村飛鳥のエリアは、瓦屋根にすることが決められていて、コンビニ(7イレブン)も瓦屋根になっています。
隣の橿原市は、特に決まりがないのですぐにわかります。ぜひ住居等の屋根にも注目してみてくださいね!
■ 国営飛鳥歴史公園甘樫丘地区 の観光地 「橿原神宮」「国営飛鳥歴史公園甘樫丘地区」「キトラ古墳」「おふさ観音」「橿原市昆虫館」 |
国営飛鳥歴史公園甘樫丘地区への駐車場、アクセス
【撮影日】 2018年6月17日(日)
【訪問地】 国営飛鳥歴史公園甘樫丘地区
【所在地】 奈良県高市郡明日香
【拝観料】
【駐車場】 無料駐車場あり
【アクセス】 橿原神宮前駅または飛鳥駅から明日香周遊バス 川原または岡橋本下車 徒歩3分。飛鳥駅には小型の電気自動車のレンタルも可能。