近鉄奈良駅から15~20分に位置する春日大社。その周辺一帯は、春日大社の山として神聖視され、841年より樹木の伐採が禁止されてきました。そのおかげもあって春日山原始林は世界遺産にもなっています。
緑豊かな自然に溢れ、日々人々の散歩道としても利用されています。
志賀直哉旧居からは「ささやきの小径」を通ってくると春日大社の南門に出ることができます。
少しわかりにくいですが、志賀直哉旧居向かいに案内表示の指示にしたがって、北側にある細い道を進むと「ささやきの小径」があります。
春日大社の南門をくぐると左手には樹齢800年にもなる「砂ずりの藤」があります。名前の由来は、咲いた花房が地面につきそうになることから名付けられました。
最近は房が地面につきそうになるほど成長しないようですが、それでも一見の価値ある見事な藤です。4月末~5月初旬にかけて咲き始めますので、カメラを持ってぜひお出かけください。(藤の花は見学は無料)
また春日大社周辺には、春日山原始林を巡るハイキングコースが整備されています。
山林部には、シカ以外にサル、リス、ウサギ、ネズミ、タヌキ、キツネ、テン、イタチ、イノシシ、ヘビ等が生息していますので、いろいろな野生動物に会えるかもしれません。
奥に見えるのは国宝にもなっている東大寺二月堂です。「お水取り(修二会)」の行事が行われる建物としても有名です。
「お水取り(修二会)」は、二月堂の本尊でもある十一面観音に対して自らの過ちを懺悔し、国家の安定繁栄と人々の幸福を祈願する法要です。
当日は午前中から場所取りで大変な賑わいとなりますので、ご覧になりたい方は、早めのお出掛けをオススメします。混雑が苦手な私ですが、近々訪れてみたいと考えています。
【撮影日】 2018年2月17日(土)
【訪問地】 東大寺二月堂・東大寺南大門
【拝観料】 大仏殿は大人・中高生600円、小学生300円
【拝観時間】 東大寺7:30~17:30(4~10月)、8:00~17:00(11~3月)
【駐車場】 近隣有料駐車場あり
【アクセス】近鉄奈良駅より徒歩15~20分
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