奈良市にある春日山原始林に行ってきました。
約250haという広大な敷地に今も原生林が残ります。優しい光に包まれる石畳の滝坂の道や点在する巨木など、春日大社の聖域として守られてきた自然を感じることができるエリアとなっています。
春日大社の南側。新薬師寺も近い場所です。
静かな散歩道です。地元の方も訪れていました。
柔らかな陽が森を包みます。。
春日大社の聖域として守られてきた原始林。立派な大きな樹もたくさんありました。
南部交番所。「只今、巡視中です」の看板あり。。。
檻にタヌキが入ってました。逃がしてあげたかったですが、設置目的がわからないので・・・。
春日山原始林には、多くの動物が生息しています。モグラ、コウモリ、サル、リス、ウサギ、ネズミ、タヌキ、キツネ、テン、イタチ、イノシシ、ヘビ、シカなどが確認されています。私が見た事がある動物は、コウモリ、タヌキ、シカ、ヘビの4種ですかね。。。(^^!)
所々に案内が立っているので安心です。
妙見宮。明治42年,龍光院日昭上人により創立された日蓮宗の修行所です。階段を上ってみます。
本堂はもう少し上ですが、ここでランチを食べました。静かでいいところ?
妙見宮の本堂。
倒れた木はそのままです。
三本杉跡休憩舎
遊歩道はしっかり整備されていて歩きやすいです。マラソンをしている人も。
右側の首切地蔵に向かいます。
首切地蔵。荒木又右衛門がためし斬りをしたと伝えられる首切地蔵。鎌倉時代のものです。
趣きのある石畳の道。
首切地蔵休憩舎。トイレやベンチなどがあります。トイレ右の道を行くと春日大社につながっています
自然のままに。朽ちた木があちこちに。
樹木のトンネル。
暗いので撮影はできませんでしたが、大木に空いた穴の奥に笑顔のお地蔵さんが。
森の主のような大木が生きています。
小道を歩いていると、朝日に照らし出されることから名の付いた朝日観音や夕日観音を見つけることができます。どちらも鎌倉時代の弥勒磨崖仏で、自然の岩壁に彫られています。
道が凍っていますので、注意が必要です。
落石注意の看板。
遊歩道の脇は、小さな川が流れてます。
コケが氷に覆われていました。
右手の石塔に指のマークがありましたが、ここからも妙見宮に行けるのですかね?でも立入禁止。。。
自然の厳しさを感じる荒々しい樹林帯。
遊歩道を歩いてくると分岐があります。右側の道を行くと春日大社。左に行くと白毫寺。
「古都奈良の文化財」として世界文化遺産の一部でもある奈良市にある春日原始林に行ってきました。春日大社の神域として原始林を保ってきたエリアです。市街地(奈良市)に近接した場所に原生林が残っていることは学術上の価値も高いそうです。
遊歩道が整備され、ハイキングコース、マラソンコースとしても人気があります。1周するのに速い人だと3時間ほどで踏破できるそうですが、撮影をしながらの私には到底不可能なので、かなり短いコースで終わりにしました。次回改めて訪問してみる予定です。
途中、動物を捕まえるための檻にタヌキが入っていました。可愛らしい顔でかわいそうに思いましたが、設置の目的もわからず、タヌキによる農作物の食害もあるのかもしれないので、そのまま通りすぎました。
コースの途中には、休憩所が適度に設置されていますので、この季節は寒いですが、ランチやお茶タイムにも良さそうです。
岩壁に彫られた朝日観音の近くには夕陽観音もあるのですが、何か考えごとをしていたためか、気付かずに通りすぎてしまったようです。みなさんも気を付けましょう!(苦笑)
道は凍っている場所もあり、滑りやすくなっていますので、氷の上はもちろん石の上なども注意をしてください。
まだ全体像もわからないので、次回は自転車で周ってみようかと考えています。