京都御所は、昨年の平成28年7月26日より、事前申込による参観が不要となりました。しかも案内スタッフもいますので、いろいろ興味深い話も聞けて楽しい時間が過ごせます。
今年の夏も暑かったですね。
空に浮かぶ雲を眺めながら、木陰でランチを楽しみました。
清水谷家の椋(むく)
この辺りが清水谷家という公家の屋敷があったことから「清水谷家の椋(むく)」と呼ばれています。
大文字焼きの「大」の字。今年からLEDライトになりましたね。時の流れを感じてしまいます。
センダンの木にできた大きなコブ。病原菌が傷口に侵入してできるそうですが、直径70cmもあります。
コブが置かれている隣の木にも大きなコブが出来てました。
清所門
一般の方の出入り口「清所門」。
瓦屋根。昨年より事前申込による参観が不要となりました!
宣秋門(ぎしゅうもん)
宣秋門(ぎしゅうもん)。
宮家や公卿が参内する時に用いられた門です。普通の人は通れません。。。
京都御所内の門は、天皇はじめ身分の高い人がくぐる門の屋根はすべて桧皮葺(ひわだぶき)屋根、御所に入ることが許された一般の人の門は瓦屋根になっています。
御車寄
宣秋門からすぐの所に御車寄があります。
当時の籠(かご)や馬などで入れます。
諸大夫(しょだいぶ)の間
諸大夫(しょだいぶ)の間。
天皇との拝謁(はいえつ)を許された人が待つ部屋にも位が存在し、虎の間、鶴の間、桜の間の3つが用意されています。
虎の間と鶴の間は、屋根のある廊下を通り、部屋に案内されますが、桜の間は砂利道のある外から階段を登り、部屋に入ることになっています。その他にもいろいろと初めて知ることのできたお話もありますが、ぜひ直接聞いてみることをオススメ致します。
虎の間、鶴の間、桜の間の3つとなります。虎の間が身分の最も高い人の控室。
畳の縁にも違いがありました。虎と鶴の間は同じ縁柄、桜の間は赤い縁になっています。
虎と鶴の間は、屋根伝いに移動できますが、桜の間は部屋の左側より一度外に出ます。
新御車寄
大正時代以降、天皇皇后両陛下の新御車寄。
馬車や車などが、どの方向からも移動できるよう設計されています
紫宸殿(ししんでん)
重要な儀式を執り行う紫宸殿(ししんでん)。
最も格式の高い正殿になります。
建礼門(けんれいもん)
京都御所には6つの門があり、南側にある建礼門(けんれいもん)が正門。基本的に天皇陛下が用いる門。
建春門(けんしゅんもん)
建春門(けんしゅんもん)。
紫宸殿(ししんでん)。天皇はじめ地位の高い人が歩く屋根はすべて桧皮葺(ひわだぶき)屋根です。
紫宸殿(ししんでん)の階段。
中国で縁起の良い「8」の1つ上の「9」を2倍にした18段になっています
清涼殿(せいりょうでん)は、天皇の日常生活の場として利用されていました。
回遊式庭園の御池庭(おいけにわ)。
御学問所(おがくもんじょ)。
ここでは和歌の会、対面に用いられていました。
蹴鞠(けまり)の庭。
御学問所と小御所をつなぐ廊下も天皇など身分の高い人のみ歩けます。
一般の方は、写真23の右下にくぐり門があるので、そこから外に出ます。
御常御殿(おつねごてん)の屋根。京都御所内は、どれも1つ1つの造りに品があり、素晴らしいです。
地震殿(じしんでん)。
地震があった時の避難所。大きな地震があると建物が壊れるように作られています
いまは御台所がありませんが、井戸が残されています。
京都御所の周辺。
砂利道は走りにくいので、写真中央の自転車道を走るとかなりラクになります。
外から見た建春門(けんしゅんもん)。
烏丸通りに面した出水口で、門のない出入口になっています。
一年を通して「通年公開」されていますので、都合でなかなか参観のできなかった方も
ぜひお近くにお寄りの際はお立ち寄りください。
公開時間は下記の通りです。(2017年8月20日現在)
①9月及び3月 9:00~16:30(入場は15:50まで)
②10月~02月 9:00~16:00(入場は15:20まで)
③04月~08月 9:00~17:00(入場は16:20まで)
【訪問地】 京都御所 京都市上京区京都御苑3
【参観料】 無料
【公開時間】 8:30~17:00
【駐車場】 近隣に有料駐車場あり
【アクセス】
地下鉄烏丸線 今出川駅から徒歩5分
市バス 烏丸今出川から徒歩5分