冬山も天気がよく、かすかに吹く風程度であれば、ジャケットもフリースもいらないほど。(休憩中は除く)それも各衣類の機能が高くなっているおかげ。。。技術の進化に驚かされますね。
今回ご紹介するのは、冬山の必需品「モンベルのジオライン」。
アウトドア専門メーカーのものであれば、比較的安心して使えると思いますが、商品によっては汗の乾きがイマイチで、休憩時などに身体が冷えてしまうので注意が必要です。
モンベル(mont-bell)は辰野勇さんが山仲間と設立した会社。
辰野さんは登山家で、難度の高い山を登頂。カヌーやカヤックにも精通している根っからのアウトドアマン。衣類のサイズも日本人に合っていることや、品質も高いのでお気に入りショップの一つになっています。
モンベルストアは(2019年1月現在)、京都エリアには3件、奈良エリアには6件あります。製品はネットで購入できるものもありますが、ショップに行かないと入手できないものも多いので、mont-bell 公式サイトにて確認してみてください。
mont-bell のアンダーウェア「 ZEO-LINE 」
↑ これがジオライン(ZEO-LINE)のアンダーウェア。(丸首タイプ)
このジオラインは、自身が発する熱を逃がさず、暖かい空気を保持してくれる優れもの。よく紹介文と実際の品物とギャップのある残念な商品がありますが、これは厳寒地での利用を前提に作られたもので、かなり満足度の高い商品と言えそうです。
見た目は普通のアンダーウェアに見えますが・・・
正直、このアンダーウェア(2枚)とフリース、ゴアテックスジャケットでマイナス温度の冬山に初めて登ったときは不安もありました。
と言うのも、生地が想像以上に薄いから。(下写真)
↑ おおげさに聞こえるかもしれないですが、薄いのに暖かいのが不思議です。着ていて不快感もなく、動きやすいので冬場の撮影では助かってます。
ちなみに身長は173cm、65kg、ジオラインはMサイズでちょうどいいです。Lサイズでも良いと思いますが、雪山なので肌と衣類の間に空気の層を作らない方が良いと思います。購入時は、お店の方と相談してくださいね。。。
12月~2月、街中での撮影であれば、
1.ジオライン中厚手 上1枚、下1枚 (ジオライン タイツ)
2.フリース(mont-bell クリマプラス200)
3.ゴアテックスジャケット
4.ズボンは冬用であればOK
5.靴下
6.帽子(ニット系)
7.手袋(指が出せるもの)
の8点で寒さに震えることなく、撮影に集中できます。終日10℃を下回るようなときは、ゴアテックスのパンツがあるといいかも。
冬山での撮影の場合、
1.ジオライン中厚手 上2枚、下1枚 (ジオライン タイツ)
※街中撮影と違うところは上2枚です。これは重要です。
2.フリース(mont-bell クリマプラス200)
3.ゴアテックスのジャケット&パンツ(上下)
4.ズボンは冬用であればOK
5.靴下(厚手)
6.帽子(ニット系)
7.手袋(山用・厚手)
8.ネックウォーマー
とりあえず衣類関連は上記11点は最低限必要かと思います。
ネックウォーマーは、首から入る風を防ぐことができるので風の強い日などに有効です。使わないことが多いのですが、必ず持っていくアイテムのひとつ。
あと便利なのは、フェイスマスクですかね。
↓ ニンジャみたいなコレです。
薄くて小さく折りたためるので、リュックに入れておくと安心。目の部分だけ穴が開いているので、顔全体を覆ったり、帽子として使ったり、首に巻くことも可能。風の強い日は、雪が顔に当たると痛いので、おすすめのアイテム。
首に巻くときは、穴の開いた目の部分に頭を通して、首まで移動させればOK。
冬山ではアンダーウェアを2枚重ねて着ているのですが、最初に丸首タイプ、その後にジッパータイプ(上写真)を身に着けています。
登山中は、ジャケット内に熱がこもりますので、こまめに体温調整をする必要があります。上着だけでなく、アンダーウェアにもジッパーが付いていると熱を上手に逃がすことができるので、オススメの組み合わせです。
奈良県・明神平 © 越沼 伸明
奈良には樹氷が楽しめる山がいくつもありますので、ぜひ挑戦してみてください。
上の写真は、奈良県・明神平。青空広がる日に登れると最高に気持ちがいいです。ここではソリ遊びもできますので、お尻に置いて滑る小さなソリを持っていくといいかもしれません。
奈良県・三峰山 © 越沼 伸明
冬登山が初めての方は、アウトドアショップのツアーに参加すると良いかもしれませんね。スタッフさんがアウトドアスポーツ好きが多いので、いろいろと道具の相談にものってくれます。
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