薬師寺は680年(飛鳥時代)藤原京に都があった頃に天武天皇より発願され、697年に持統天皇によって本尊開眼、さらに天武天皇時代に飛鳥の地に完成しました。
その後、710年(奈良時代)平城遷都に伴い718年に現在の地に移されました。
飛鳥時代に飛鳥周辺に建てられて、その後平城遷都とともに移されたお寺は他にも元興寺や大安寺、興福寺があります。
金堂。1528年の豪火に巻き込まれ西塔とともに焼失しました。昭和51年に再建されました。
中門と西塔。中門は昭和59年に再建されました。
稲荷神社がありました。
南大門の手前にある休ヶ丘八幡宮は1603年の建物で貴重な歴史的文化遺産です。
とても雰囲気があります。
回廊から見た西塔
大講堂。平成15年に再建されました。
1998年にユネスコ世界遺産に古都奈良の文化遺産として登録されています。
古都奈良の文化遺産とは、東大寺、元興寺、唐招提寺、春日大社、春日山原始林、興福寺、平城宮跡です。
蓮の花が見頃を迎えています。
蓮の花は朝に咲いてお昼頃に閉じます。これから開くところです。
中門は昭和59年に再建されました。
回廊も美しいです。
並んで咲く姿は絵になります。
食堂は1000年ぶりに今年(平成29年)に再建されました。
元は730年に建てられましたが、973年に焼失しました。
その後1005年に再建されましたが、再び失われました。
広い境内に大きい伽藍が数多く立っています。
どんな花が咲くのか楽しみです。
蓮の葉は水を弾きます。
金堂と西塔。大きくて圧倒されます。
西棟は昭和56年(1981)に復興されました。
鮮やかな色で当時の平城京の華やかさを表しています。
六重塔に見えますが、三重塔です。
塔をさらに大きく優美に見せることができるので寺院建築に好んで利用されたそうです。
金堂はとても華やかで雄大です。
元の金堂は1528年に焼失していますが、昭和51年(1976)に再建されました。
緑の芝に赤が映えます。
南門。右に見えるのが修復作業中の東塔です。
奈良時代のものは東塔のみで、現在修復作業中です。
平成32年6月ごろの完成予定です。
それ以外のものは近代に再建されています。
境内には蓮の花が美しく咲いています。
見頃は6月末から8月までです。
大講堂は平成15年(2003)年に再建されました。
全体的に近代に再建されていますので歴史的というよりは、色鮮やかで大きくて立派です。
しかし唯一奈良時代からの東塔の修復が完成したら迫力が増すことと思います。
今このようにして再建や修復をしておくことで1000年先に残るのでしょうね。
美しい竹の小道がありました。
薬師寺
【住所】〒630-8563奈良市西ノ京町457
【TEL】0742-33-6001
【FAX】0742-33-6004
【アクセス】近鉄西ノ京駅徒歩約7分
【拝観料】
三蔵院伽藍公開時
大人:1100円
中学生:700円
小学生:300円
非公開時
大人:800円
中学生:500円
小学生:200円
【拝観時間】8:30-17:00(拝観受付16時まで)
【駐車場】普通車500円