「うー、また行きたくなってしまった・・・」
一度訪れたことのある名所も、再訪したくなる話がテンコ盛り。。。
著者の もりき あや さんは、奈良育ちで地元雑誌の編集者として取材や執筆に携わったことのある方で、これから奈良旅に出かける人には超おすすめの一冊です。
奈良は、小学校の修学旅行以来という方は、
「るるぶ」のような情報雑誌を見ながら、ブラブラいろいろ回ってみるのもおすすめです。近鉄奈良駅周辺は、観光名所がたくさんありますから、2~3日滞在できるといいかもしれません。
そう言えば、最近の「るるぶ」は、旅行にも持ち歩きしやすい” ちいサイズ ”という特別サイズが販売されていますね。縦22.3cm×横18.3cm位、地図やクーポンなども付いていてお得で便利です。
近畿では、大阪、京都、兵庫は” ちいサイズ ”があるけれど、残念ながら「奈良版」は出ていないので、通常版をお求めください。。
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奈良のポテンシャルは高いので、これから発売されると思いますけどね・・・。o(^-^)o
そして
奈良旅行の後はたのしい思い出に浸りながら「おひとり奈良の旅 (知恵の森文庫)」を読んでみることをオススメします。
本の帯にある「旅を120%楽しむ歩き方」に偽りはなく、読み進めていくと「また行きたい!」と思わせるところが随所に見られ、読んでいてたのしいです。
旅行前に「おひとり奈良の旅」を読んでから旅に出ても良いのですが、久しぶりの奈良であれば、いくつかのポイントを訪れてからさらに深めていくと旅も楽しく、また再訪するまでの期間、仕事も張り合いが出て頑張れるような気がします。
他にも宮大工の西岡常一(つねかず)さんの著書「木に学べ―法隆寺・薬師寺の美」もオススメです。故・西岡さんが小さな頃から法隆寺に関わってきたストーリーや仕事に対する姿勢、こだわりが身近に感じられ、法隆寺の魅力がさらにアップします。
話を戻しましょう。。。
「おひとり奈良の旅」では、「元伊勢」と呼ばれている桜井市の檜原(ひばら)神社も紹介されています。三重県にある有名な伊勢神宮に奉(まつ)られている「天照大神(あまてらすおおかみ)」は、元々この檜原神社に奉られていたもので、知る人ぞ知るパワースポットになっています。
なかなか遠方の方だと旅のコースに入れるのは難しいかもしれませんが、周辺には大神神社(おおみわじんじゃ)もありますので、レンタカーなどをして回られると良いかもしれません。
好きな作家や画家の歌碑があるという情報も、訪れたくなる要素のひとつですが、
檜原神社の鳥居から前方に伸びる道を行くと、右手に池が出てくるのですが、この池の端の草に埋もれるようにして背の低い歌碑があります。(以前に訪れたことがあるのですが、気付きませんでした)
この歌碑は、桜井市が川端康成に揮毫を依頼したものですが、筆を執る前に亡くなってしまい、歌碑の筆は、作品原稿から直筆の文字をひろって出来上がったものだそうです。
さらに池の奥に行くと、東山魁夷が書いた歌碑もあるとのこと。
優しい色合いで描かれた東山魁夷さんの風景は、美しく心に響くものがありますよね。作品集を手元に置いて、時々眺めています。特に秋に描かれた「秋翳」という作品が好きなのですが、いつか同じような風景に出会い、撮影してみたいと考えています。
ちなみに
今年の8月には「生誕110年 東山魁夷展」が京都と東京で開催されます。
【京都展】京都国立近代美術館 2018年8月29日(水)~2018年10月8日(月)
【東京展】国立新美術館 2018年10月24日(水)~2018年12月3日(月)
参考までに。
このほかにも、著者の もりき あや さんが選ぶ「ならまち」にある古民家を改装した穴場の食事処やカフェの紹介もされていて、すべてのお店に足を運びたくなるよう魅力たっぷりに書かれているので困ってしまいます。
(^▽^;)!!
また奈良が全国に誇る最高級品の「吉野本葛」と「吉野葛」の違いや、「吉野本葛100%」を使った葛餅が食べられる老舗情報など、地元奈良っ子ならではのネタが満載です。
それではでは、
奈良でお待ちしております!
(⌒ー⌒)ノ~~~
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