ほんとにあった。。。
ファンキーなアフロヘアの仏様。
アフロ仏は金戒光明寺のどこにある?
京都市左京区にある金戒光明寺は浄土宗最初の寺院で、法然上人が草庵を結んだのがはじまりと言われています。
境内には、本堂、阿弥陀堂、御影堂、三重塔など18もの塔頭寺院が立ち並び、地元では「くろ谷さん」の愛称で親しまれています。
境内は広くお目当てのアフロ仏の場所を探すのは大変かなぁと思いきや、大きな案内看板が立ててありスグに見つけることができました。
金戒光明寺 三重塔手前の階段
金戒光明寺のアフロ仏の案内看板または三重塔を目印に進み、三重塔手前の階段を10段ほど上がると左手にアフロ仏を見つけることができます。
五劫思惟阿弥陀仏(ごこうしゅい あみだぶつ)
この金戒光明寺境内にあるアフロ仏の正式名称は「五劫思惟阿弥陀仏(ごこうしゅい あみだぶつ)」といい、普通の阿弥陀仏と違って頭髪(螺髪)がたいへん大きくなっているのが特徴です。
アフロ仏「五劫思惟阿弥陀仏」を彫った石仏師の想像力もすごいですね。
この特徴ある頭髪ひとつひとつの丸みは「螺髪(らほつ)」といって、巻貝のようにカールしているのは、昔のインドの階級の高い人たちの髪型を模したとも言われ、知恵の象徴、悟りを開いた仏様の特徴のひとつになっています。
人間の世界ではファンキーな印象のアフロヘアですが、この「五劫思惟阿弥陀仏(ごこうしゅい あみだぶつ)」の「五劫思惟」の「劫」の字は、想像をはるかに超える期間(宇宙創成から消滅まで。何十億年)を表しています。
五劫(劫の5倍)もの長い間、思考をめぐらしていたことからこのような姿になった仏様。全国でも16体ほどしか見られない珍しい阿弥陀仏なのです。
金戒光明寺の境内は拝観料無料で散策可能です。どなたでもアフロ大仏を拝むことができますので、ぜひお立ち寄りください。
多くの墓碑が西を向いているワケ
1万基を超える墓碑のほとんどが西を向いています。
お墓の向きは東向きにすることで、仏様のいる西方に向かって拝むことになるので、東向きが良いという考え方もあれば、仏様のいる西方向きが良いとされることもあります。
金戒光明寺にある墓碑の多くは、京都御所や平安神宮のある西を向いており、沈む夕日が拝めるようになっています。
眺望もよく、秋の紅葉も美しい金戒光明寺。
ぜひアフロ仏も見に来てくださいね。
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金戒光明寺の拝観時間、拝観料、駐車場、アクセスなど
【訪問地】金戒光明寺(こんかいこうみょうじ)
【所在地】京都市左京区黒谷町121
【電話】075-771-2204
【拝観時間】9:00~16:00
【拝観料】無料
【駐車場】400円/60分(最大800円)
【アクセス】車ナビに「金戒光明寺」または「075-771-2204」とご入力ください。
市バス 岡崎道下車(32・100・203・204系統)徒歩10分
市バス 東天王町下車(5系統)徒歩15分