ヤフーのトップニュースにもありましたが、人は災害が起きても「自分は大丈夫だ」「いままで大丈夫だったから今回も大丈夫」というように避難はせず、 ” 訓練をする ” ということさえ避けてしまう傾向があるようです。
さて今回は、京都市・十条駅から徒歩8分の「 京都市市民防災センター 」に様々な防災体験をしてきました。
京都市市民防災センター前。
入口ではペッパー君がお出迎え。
「強風体験コーナー」「地震体験コーナー」「避難体験コーナー」「消火体験コーナー」は、タイムスケジュールがありますので、注意が必要です。
「*」は、団体や予約の方の時間帯となるので、一般の方は利用ができません。
避難体験コーナー。
施設コーナーがお役所の待合室のようで、参加しようか迷ってしまいそうですが、オススメの体験コーナーです。
避難体験コーナー では、まずホテル火災を再現したVTRを見ます。
旅先などの宿泊施設で避難経路確認が大事なことを学びます。
「ホテル火災を再現したVTR」の後には、煙の中での避難行動が体験できます。
左上のモニターに映っている通路が煙で見えなくなります。体験コーナーの煙は白い色で害はありませんが、実際の火災の煙は白、黄色、黒の煙で、視界もさらに悪くなります。
火災の煙は、一酸化炭素(無色無臭の有毒ガス)が含まれていて血液中のヘモグロビンと結合して、体内に酸素が運ばれなくなります。そうなると呼吸困難となって、意識が朦朧(もうろう)としたり、体の自由が利かなくなります。
避難の際は、できるだけ煙を吸わないようにするのが大事なので、ハンカチを口に当てるだけでなく、すぐに取り出せるのであればマスクの下に濡れたハンカチを入れて、両手を自由にしておくと良いかもしれません。
避難灯の矢印の方向に進みます。
煙は上に向かう性質があるので、できるだけ低い姿勢で壁づたいに避難をするのが基本です。煙で通路が見えなくなるとパニックになると思いますので、「 避難体験コーナー 」はぜひ体験することをオススメします。
アンダーパスの危険性を体験するコーナーです。
アンダーパスというのは、線路や道路の下をくぐる道をいいます。大雨が長時間降ると排水処理が間に合わず、水が溢れ、車が通れないほどの水嵩になります。
ここでは、水深30、40、50cmで運転席側の扉を開けることができるかを体験できるコーナーです。水深50cmにもなると、男性でも開けられないほど扉が重たくなります。
歳のせいもあると思いますが、足がつりそうになりました。(苦笑)
土曜、日曜は団体のお客様も多く、訪れた時間に体験できない場合もございますので、電話で確認すると良いかもしれません。
2019年3月21日~13日は、スプリング・フェスタ(入場無料)が開催されています。
3/21 京都市消防音楽隊コンサート 11:00~11:30
3/24 消防訓練見学ツアー&記念撮影会 11:00~
■期間中開催
・暴雨、暴風疑似体験のできるヘラセオン体験
・動く塗り絵体験
・ぼうさい迷路コーナー
・消防車顔出しパネル記念撮影
ぜひ春休みにお子さまと一緒に防災体験をしてみてください。
雨の日は逆に混み合うようなので、ご注意を!
【訪問日】2019年3月9日(土)
【訪問地】京都市市民防災センター 075-662-1849
【観覧料】無料
【時間】午前9時~17時まで
【駐車場】 近隣に有料駐車場あり
【アクセス】近鉄「十条駅」下車西へ徒歩8分
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