カサブランカで知られる松尾寺(大和郡山市)に行ってきました。
松尾寺は日本最古の厄除け寺としても知られ、天武天皇の皇子・舎人親王が42歳の厄除けと日本書紀の完成を祈願して建立されたと伝わっています。
松尾寺の境内では、ユリの女王と呼ばれる約5,000輪のカサブランカが咲き誇ります。毎年6月末くらいから咲き始めるのですが、今回はまだ少し時期が早かったですかね。
カサブランカがイノシシに食べられてしまう被害もあるようで、その場合は「カサブランカ観賞」も中止になってしまうそうです。
松尾寺 日本最古の厄除け寺
大和郡山市にある日本最古の厄除け寺・松尾寺。 2月、3月の初午(はつうま)の日の縁日は多くの参拝者で賑わいます。
松尾寺は天武天皇の皇子・舎人親王が42歳の厄除けと日本書紀の完成を祈願して建立されたと伝わります。
松尾寺 本堂と三重塔
重要文化財・松尾寺本堂と三重塔。
本堂前には、カサブランカの鉢がたくさん並べられています。満開になると甘い香りが境内を包み込みます。
三重塔手前の階段を登り、塔の右手または左手の階段を登っていくと松尾山神社があります。
階段の途中には様々な表情をした観音様の石仏が安置されていますので、それらをゆっくり眺めながら登ると息が上がらないかもしれません。。。
緑に覆われた人気のない静かな神社なので、お参りの後は階段手前の椅子に腰かけてのんびり過ごすのもおすすめです。
観音様の柔和な顔や怖い顔などいろいろです。
楊谷(やなぎだに)観音堂。目を守る神様だそうですが、この石像のみなぜか屋根付きでした。
松尾山神社
松尾山神社に到着。松尾大明神を本社、清滝権現・牛頭天皇を脇社として三社斎祀しています。
階段上から眺めた阿弥陀堂や七福神堂などの屋根も美しいですね。
松尾寺 護摩壇
はつうま厄除大祭、初午厄除祭、柴燈大護摩の際にこの護摩壇が使用されます。
松尾寺 七福神堂
七福神堂。最古型の大黒天や、七福の神々を祀っています。
久しぶりにヤモリを見つけました。吸盤のような指がかわいいですねよね。
カサブランカの花も咲き始めていました。
鐘楼(やくよけの鐘)。自由に撞くことができます。
長椅子がありましたので、ゆっくり休憩しました。
松尾寺境内にはバラ園もあり、バラの名所としても知られています。
松尾寺の拝観時間、拝観料、駐車場、アクセス
【訪問地】松尾寺
【所在地】奈良県大和郡山市山田町683
【電話】0743-53-5023
【公式HP】 https://matsuodera.com/
【拝観時間】9:00~16:00
【拝観料】境内自由
【駐車場】無料駐車場あり
【アクセス】車ナビに「0743-53-5023」とご入力ください。
JR大和路線大和小泉駅東口から近鉄郡山駅行バス
または近鉄郡山駅から小泉駅東口行バス「松尾寺口」下車、徒歩約2km