奈良県橿原市にある「本薬師寺(もとやくしじ)」に行ってきました。奈良市西ノ京にある「薬師寺」の前身と言われているお寺です。
この季節、本薬師寺周辺に約14,000株のホテイアオイが咲き誇ります。
9月下旬まで楽しめます!
元薬師寺のホテイアオイ
ここは藤原京の薬師寺と呼ばれた寺院でしたが、西ノ京の「薬師寺」と区別するために「本薬師寺」と称されるようになりました。
奥にポッコリと見える山は、大和三山のひとつ「畝傍山」。花は、橿原市立畝傍北小学校の生徒さんたちが植樹してくれています。
家族連れ、カップル、撮影会グループ、たくさんの人が訪れていました。
本薬師寺跡ヨコの駐車場は、夕方5時までなので、それ以降も撮影をされたい方は、第二駐車場または有料駐車場に停める必要がありますので、ご注意ください。
本薬師寺跡地の礎石
本薬師寺跡地には、金堂の礎石の一部、東塔や西塔の上壇などの心礎、猿の石像が残ります。これらが本薬師寺跡として特別史跡に指定されています。
本薬師寺(もとやくしじ)は、西ノ京にある薬師寺の伽藍配置とほぼ同じで、元薬師寺が移築されたと言われていました。
しかし塔や金堂の裳階(もこし)などが異なる点、元薬師寺から創建時の瓦が大量に発掘されていることやその他要因などから、移築ではなく新築ではないか・・・という説が有力となり、それ以来「本薬師寺」と呼ばれるようになりました。
夕陽に染まる元薬師寺のホテイアオイ
陽も傾き、暑さも和らいできました。
ホテイアオイは光の加減で青白く見えたり、ピンク色、白色にも見える美しい花です。
ホテイアオイは、水面に浮かんで咲く花で、別名「ウォーターヒヤシンス」とも言われています。葉が丸く膨らんで浮き袋の役目をしています。
この浮き袋が布袋さんのお腹のように見えるので「ホテイアオイ」と呼ばれるようになったそうです。
持統天皇である皇后の病気平癒を祈願して、天武9年(680年)に薬師如来を本尊とするお寺が建てられました。背景には畝傍山を望むことができる素晴らしいロケーションです。
ホテイアオイは、9月下旬まで楽しめますので、ぜひお訪ねください!
■元薬師寺周辺の観光地 「橿原神宮」「国営飛鳥歴史公園甘樫丘地区」「キトラ古墳」「おふさ観音」「橿原市昆虫館」 |
【訪問地】本薬師寺跡 奈良県橿原市城殿町
【訪問日】 2018年8月26日(日)
【拝観料】無料
【拝観時間】ホテイアオイの開花時期 8月下旬から9月末
【駐車場】 あり(本薬師寺跡の横の駐車場は17時まで)
【アクセス】近鉄畝傍御陵前駅から徒歩で7分
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