奈良県吉野町の桜で有名な 吉野 の 紅葉 を観に行ってきました。
連休でしたので、ある程度混雑は覚悟していたのですが、思っていたよりも少なく拍子抜け。
駐車場もすぐに見つけることができました。
訪れようと計画していた大台ケ原は、先月の台風の影響で見頃が数日で終わってしまいました。吉野の桜の葉も強い風で落ちてしまっていないか心配でしたが、所々きれいな紅葉を楽しむことができました。
■吉野 紅葉 見ごろ 時期 10月下旬~11月下旬 |
もくじ
金峯山寺・黒門の先にあるお土産屋
![金峯山寺・黒門を越えてスグの所にあるお土産屋さん。紅葉シーズンの観光客は、春の半分以下!?](https://kyoto-nara.jp/upload/course/182/pic2.jpg)
金峯山寺・黒門を越えてスグの所にあるお土産屋さん。
紅葉シーズンの観光客は、春の半分以下!?
![所々、山はきれいに染まっていました。](https://kyoto-nara.jp/upload/course/182/pic3.jpg)
所々、山はきれいに染まっていました。
金峰山寺銅鳥居(重要文化財)
![重要文化財の金峰山寺銅鳥居。この鳥居は俗界と浄域との結界で、仏道修行を発心するところ。](https://kyoto-nara.jp/upload/course/182/pic4.jpg)
重要文化財の金峰山寺銅鳥居(きんぷせんじかねのとりい)。
この鳥居は俗界と浄域との結界で、仏道修行を発心するところ。
鳥居手前にある美味しそうな葛餅を売るお土産屋に目を奪われて通り過ぎてしまいそうですが、東大寺大仏建立の余銅をもって造立されたと伝わる門です。
山上ヶ岳(さんじょうがたけ)に向かう行者たちがくぐる最初の門となり、正しくは「発心門」と言います。発心、修行、等覚・妙覚の四門があり、ひとつの門をくぐるごとに俗界を離れて修行をする決心を固めていきます。
ちなみに山上ヶ岳は、大峰山(おおみねさん)を指していて、古くから山伏の修行の場として聖域となっており、現在でも女人禁制が維持されています。
![世界遺産の蔵王堂が見えてきました。この細い道の奥に見える蔵王堂と町の雰囲気がいいですね。](https://kyoto-nara.jp/upload/course/182/pic5.jpg)
世界遺産の蔵王堂が見えてきました。この細い道の奥に見える蔵王堂と町の雰囲気がいいですね。
吉野朝宮跡
![後醍醐天皇が南朝へ逃れてきた時に一時的に建てられた吉野朝宮跡です。](https://kyoto-nara.jp/upload/course/182/pic6.jpg)
後醍醐天皇が南朝へ逃れてきた時に一時的に建てられた吉野朝宮跡です。
蔵王堂(世界遺産)
![手前の丸い柵の場所は、護摩を焚く場所ですかね?中央は吉野城落城寸前に最後の酒宴をしたと言われる4本桜](https://kyoto-nara.jp/upload/course/182/pic7.jpg)
手前の丸い柵の場所は、護摩を焚く場所ですかね?中央は吉野城落城寸前に最後の酒宴をしたと言われる4本桜
![](https://kyoto-nara.jp/upload/course/182/pic8.jpg)
![後醍醐天皇導きの稲荷。心の迷いがあるとき、この神にお祈りすると、おのずと道が開けるそうですよ。](https://kyoto-nara.jp/upload/course/182/pic9.jpg)
後醍醐天皇導きの稲荷。心の迷いがあるとき、この神にお祈りすると、おのずと道が開けるそうですよ。
![石垣のツタの紅葉がみごとでした。](https://kyoto-nara.jp/upload/course/182/pic10.jpg)
石垣のツタの紅葉がみごとでした。
![静かに時間が流れていきました。](https://kyoto-nara.jp/upload/course/182/pic11.jpg)
静かに時間が流れていきました。
蔵王堂 ライトアップ
![蔵王堂のライトアップ。静かな境内は玉砂利を歩く音が響き渡ります。](https://kyoto-nara.jp/upload/course/182/pic12.jpg)
辺りも暗くなりライトアップされている蔵王堂(国宝)を訪れてみると、誰もいませんでした。(笑)
玉砂利を踏む自身の足音だけが境内に響き渡ります。暗闇に浮かび上がった高さ34mある蔵王堂は、東大寺大仏殿に次ぐ規模でその大きさには圧倒されます。
![駐車場にて車中泊。目覚めると厚い雲が・・・。](https://kyoto-nara.jp/upload/course/182/pic13.jpg)
駐車場にて車中泊。目覚めると厚い雲が・・・。
「晴れ~ごま!」
桜シーズンは、ここから眺める景色も素晴らしいです。
吉野水分神社 世界遺産
![世界遺産の一部として登録された吉野水分神社。周辺がきれいに染まっています。](https://kyoto-nara.jp/upload/course/182/pic14.jpg)
世界遺産の一部として登録された吉野水分神社。周辺がきれいに染まっています。
![吉野水分神社(よしのみくまりじんじゃ)の鳥居。](https://kyoto-nara.jp/upload/course/182/pic15.jpg)
吉野水分神社(よしのみくまりじんじゃ)の鳥居。
![吉野水分神社・本殿は重要文化財。](https://kyoto-nara.jp/upload/course/182/pic16.jpg)
吉野水分神社・本殿は重要文化財。
高城山展望台
![吉野水分神社から10分ほど歩いた所にある高城山展望台への坂道。もうじき落ち葉で美しい坂道となります。](https://kyoto-nara.jp/upload/course/182/pic17.jpg)
吉野水分神社から10分ほど歩いた所にある高城山展望台への坂道。もうじき落ち葉で美しい坂道となります。
![奥千本の紅葉はこれから。](https://kyoto-nara.jp/upload/course/182/pic18.jpg)
![色が付き始めた頃なのでグラデーションが美しかったです。](https://kyoto-nara.jp/upload/course/182/pic19.jpg)
奥千本の紅葉はこれから。
色が付き始めた頃なのでグラデーションが美しかったです。
金峯神社
![吉野山の地主神である金山毘古命(かなやまひこのみこと)を祀る金峯神社。](https://kyoto-nara.jp/upload/course/182/pic20.jpg)
吉野山の地主神である金山毘古命(かなやまひこのみこと)を祀る金峯神社。
![金峯神社(きんぷじんじゃ)を右手に進むと西行庵があります。](https://kyoto-nara.jp/upload/course/182/pic21.jpg)
次の日は、奥千本にある金峯神社(きんぷじんじゃ)のさらに奥にある西行庵に行ってみました。
金峯神社(きんぷじんじゃ)を右手に進むと西行庵があります。
西行庵
![武士を捨て、法師となって3年間住んだと伝わる小さな西行庵。](https://kyoto-nara.jp/upload/course/182/pic22.jpg)
武士を捨て、法師となって3年間住んだと伝わる小さな西行庵。
いつも到着して疲労や迷いから行かずに終わっていた場所なのですが、今回は金峯神社の山道に足を踏み入れることができました。
西行庵の周辺には広葉樹が広がり、これから美しい紅葉が楽しめそうでした。西行法師は歌人として有名ですが、このひっそりとした山奥に3年もの時間を過ごしていたというから驚きです。
![西行庵の向かいには、東屋があります。紅葉のパノラマが楽しめます。](https://kyoto-nara.jp/upload/course/182/pic23.jpg)
西行庵の向かいには、東屋があります。紅葉のパノラマが楽しめます。
苔清水
![「とくとくと落つる岩間の苔清水汲みほすまでもなき住居かな」と西行が詠んだ苔清水が今でも湧き出ています](https://kyoto-nara.jp/upload/course/182/pic24.jpg)
「とくとくと落つる岩間の苔清水汲みほすまでもなき住居かな」と西行が詠んだ苔清水が今でも湧き出ています
テントや湯沸かしバーナー、インスタント食品など便利なキャンプ用品のある現代とは異なりますからね。。。西行庵から歩いて5分位の所に当時使用していたとされる「苔清水」が今も残り、清らかな水が流れているのを確認することができます。
正直、西行庵までは行こうかどうしようか迷われる方も多いと思いますが、時間が許すのであればぜひお訪ねください。向かいの東屋でゆっくりと過ごしてみるのもおススメです♪
![蔵王堂付近まで来ると人も多く景色がガラリと変わります。](https://kyoto-nara.jp/upload/course/182/pic25.jpg)
蔵王堂付近まで来ると人も多く景色がガラリと変わります。
![如意輪寺に向かいます。後醍醐天皇も歩いたと伝わる道です。](https://kyoto-nara.jp/upload/course/182/pic26.jpg)
如意輪寺に向かいます。後醍醐天皇も歩いたと伝わる道です。
如意輪寺 山門
![如意輪寺の山門。](https://kyoto-nara.jp/upload/course/182/pic27.jpg)
如意輪寺の山門。
![後醍醐天皇が自作したと伝わる木像が公開されています。](https://kyoto-nara.jp/upload/course/182/pic28.jpg)
後醍醐天皇が自作したと伝わる木像が公開されています。
如意輪寺 多宝塔
![如意輪寺・多宝塔。](https://kyoto-nara.jp/upload/course/182/pic29.jpg)
如意輪寺・多宝塔。
![木の葉にも感謝。。。](https://kyoto-nara.jp/upload/course/182/pic30.jpg)
木の葉にも感謝。。。
金峯山寺の拝観料、拝観時間、駐車場、地図
【訪問地】 金峯山寺
【所在地】奈良県吉野郡吉野町吉野山2500
【拝観料】 500円(特別御開帳の期間 1,000円)
【拝観時間】 午前8時30分~午後4時30分/受付は午後4時まで/年中無休
【駐車場】 専用駐車場なし
【アクセス】 ロープウェイ吉野山駅下車 徒歩約10分