唐招提寺の萩が満開を迎えています。
薄紅色と白の小さな花を咲かせています。
境内にはたくさんの萩が咲き乱れとても綺麗です。
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萩の花はその美しさから「秋の七草」として古くから日本人に愛されてきました。
「万葉集」でも秋の季語としてたくさんの歌が詠まれています。
萩は秋になると枝垂れした細い茎に小さな花をたくさんつけます。
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その姿は控えめながらたくましさを感じさせることから「思案」「内気」「柔らかな心」という花言葉がつけられたとされています。
唐招提寺には何回も来ていますが、萩がこんなに多いと知らなかったです。
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唐招提寺の南大門をくぐった正面に荘厳な姿を見せる金堂は奈良時代の創建当時のままの姿を残しています。
その両脇にびっしり萩の花が咲き乱れる姿はとても美しいです。
本堂の前にびっしり咲き誇っていてとても綺麗です。
金堂は760年ごろに平城宮の東朝集殿を移築、改造したもので開放的な空間です。
現在の姿は鎌倉時代の改造によるところが大きく、元は壁や建具がない開放的な作りでしたが、移築後に屋根を改造し、建具を入れたそうです。
本堂前の萩は見事です。
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サルスベリ
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右手は蓮池です。蓮の花は終わりましたが来年の夏が楽しみです。
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白い萩の花も綺麗です。
唐招提寺は奈良時代から火災や戦などに巻き込まれず大きな伽藍が多数残っている珍しい寺院です。
「古都奈良の文化財」として世界遺産の登録されています。
同じく西ノ京エリアには薬師寺などがあり歴史的建造履が多い地域です。
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奈良時代の宮廷建築の唯一の遺構としてとても貴重です。
唐招提寺
【住所】〒630-8032奈良市五条町13-46
【TEL】0742-33-7900
【拝観料】1000円
【拝観時間】8:30-17:00
【駐車場】最初の1時間550円
【アクセス】近鉄橿原線西ノ京駅から700m