冬牡丹咲く早春の石光寺

石光寺では冬牡丹や寒咲あやめ、蝋梅など早春の花々が咲き誇っています。
いい匂いに包まれとても綺麗でした。

石光寺は670年ごろに創建されたとされています。

この地に光を放つ三大石があり、掘ると弥勒三尊の咲蔵が現れました。
その後天智天皇の勅令により堂宇を建立し、「石光寺」の名を賜り弥勒如来を本尊として祀ったのが始まりとされています。

この石仏が近年の発掘により出土し展示されています。
とても大きくて素朴な石仏です。

蝋梅がとても綺麗でした!
石光寺は関西花の寺としても知られています。
1月の冬牡丹には自まり、寒咲あやめ、椿、万作、枝垂れ梅、きぐし、芍薬、百日紅と一気に花開きます。

冬牡丹は自然のままに咲くので造詣に味わいがあり、30年間も咲くものもあるそうです。
葉も少なく花も小さめですが冬に耐える姿がとても雰囲気があります。

冬牡丹は自らの意思で葉を落としここぞと言う時に花を咲かせるそうです。
またかぜに茎が折れないように柔軟な茎を持ち子孫を残すために必死に生きています。

似たお花に寒牡丹というのがあり、春と初冬に花をつける二季咲です。
こちらはハウス栽培されたものを外に植えているので花が大きく華やかで葉も緑でとても美しいです。
似ているお花ですが全然違うんですね。

【住所】〒639-0273 奈良県葛城市染野387
【TEL】0745-48-2031
【拝観料】500円
【駐車場】無料
【アクセス】
電車:近鉄南大阪線二条神社口駅から徒歩約15分
車:南阪奈道路葛城ICから約10分

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